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やるな三菱! ダイナミックシールドだけど「別モノ感」を見事演出したトライトンの外観を「デザインの専門家」が分析

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やるな三菱! ダイナミックシールドだけど「別モノ感」を見事演出したトライトンの外観を「デザインの専門家」が分析

 この記事をまとめると

■三菱が7月に新型トライトンを発表

日本じゃほぼ見かけないピックアップトラックを新たに導入って大丈夫!?  「三菱新型トライトン」の「勝算」とは

■アイコンである「ダイナミックシールド」を他車同様に採用している

■ピックアップトラックらしい力強さがデザインの見どころ

 トライトンのデザインの見所はここだ!

 7月26日、三菱のピックアップトラックのトライトンが9年ぶりにモデルチェンジ、世界初公開されました。日本市場ではデリカミニのデザインが絶賛好評中の同社ですが、では新型のデザインはどうなのか? 今回は「顔」を中心にエクステリアをチェックしてみたいと思います。

 ダイナミックシールドに決まった形はない?

 新型のデザインコンセプトは「BEAST MODE(勇猛果敢)」。ずいぶんと勇ましいコンセプトですが、先代まではピックアップトラックながらかなり乗用車的な表情で、見方によって若干の「弱さ」を感じたことへの新たな回答に思えます。実際、先代は後期型で「ダイナミックシールド」を取り入れましたが、比較的スリムな造形はやはり乗用車的なものでした。

 で、新しい顔は今回も「え、これもダイナミックシールドなの?」という意外性が。その理由はおもにふたつが考えられそうです。

 ひとつはランプ類の構成で、3連のLEDデイタイムランニングランプと、比較的薄型の3眼プロジェクターヘッドライトはほぼ一体化しており、そこにシールドが差し込まれています。アウトランダーなど、従来は独立した縦型のランプを囲む複雑なシールド形状でしたから、その点で新型はスッキリと表情を変えているのです。

 もうひとつ、立体的なグリルとの組み合わせも新しい提案です。従来のダイナミックシールドは、クルマのサイズを問わず比較的平面的な造形でしたが、新型はピックアップトラックのタフさを示すべく立体的なグリルを持ち、その両端をシールドで挟んでいます。この組み合わせもまた新鮮さの理由でしょう。

 また、シールドはメッキのシルバーに加え、デリカミニと同様のブラックを加えた点も見所。とくにブラックは「ヤマブキオレンジメタリック」のボディ色とよくマッチしており、アンダーカバーと連続させた見せ方も巧いところです。

 デリカミニを担当したデザイナーは「ダイナミックシールドに決まった形状はない」と語っていましたが、なるほどクルマのタイプごとに自由に展開できることを順次証明している格好です。

 力強いデザインはピックアップトラックに相応しい仕立て

 三菱車らしさの幅をもっと広げたい

 さて、新型の特徴はもちろん顔だけではありません。サイド面では「勇猛果敢」らしく前後フェンダーの深いブリスター調ラインが目に飛び込んで来ます。とくに、ダブルキャブではリヤドアまでラインが引かれる徹底ぶり。さらに、立体的なフロントに準じ、ドアだけでなく荷台に至るまで張りのある面で構成されています。

 リヤビューでは、トラックとしては珍しくサイドまで回り込んだ大型のランプが見所です。もともと先代までも乗用車っぽい大きめのランプが特徴でしたが、T字形のグラフィックを用いた新型は、よりモダンで安定感のある表情になっています。

 以上、今回は新型トライントンのエクステリアデザインをチェックしてみましたが、クリーンヒットとなったデリカミニも含めて、三菱はダイナミックシールドの勘所をつかんだように思えます。

 かつて、同社はいわゆる「ブーレイ顔」や「ジェットファイターグリル」など特徴的な「顔」を打ち出してきましたが、いずれも幅広い展開が難しく、どのタイプの車種もいわば強制的に同じ顔としてきました。そこには少なからず無理があったと言えます。

 ダイナミックシールドも当初は同様の危惧がありましたが、デリカミニやこのトライトン、そして8月に入って公開された新型コンパクトSUVのエクスフォースを見ても、今後はより柔軟で個性的なデザイン展開が期待できそうな気配です。

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