現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「長距離移動最強=GT性能最高」なクルマはどれ? 速くて快適でラグジュアリーな世界最高といっても過言じゃない5台を選出

ここから本文です

「長距離移動最強=GT性能最高」なクルマはどれ? 速くて快適でラグジュアリーな世界最高といっても過言じゃない5台を選出

掲載 18
「長距離移動最強=GT性能最高」なクルマはどれ? 速くて快適でラグジュアリーな世界最高といっても過言じゃない5台を選出

 この記事をまとめると

■GTカーの「GT」とは「グランツーリスモ/グランドツアラー」を意味する

GTを名乗っていても「しょぼグレード」ってこともある! 変わり種から王道までなつかしのGTグレードあれこれ

■パワーと操縦性、乗り心地、ラグジュアリーさが重要だ

■GTにふさわしい能力をもったクルマを国内外から5台選出

 あらゆる要素を高次元で備える長距離ランナー

「グランツーリスモ」と聞くとゲームの名前を連想する人も多いと思いますが、本来はイタリア語で長距離ドライブを最高のものにするパワー、操縦安定性、乗り心地や快適装備などを備えたモデルを指す言葉です。英語ではグランドツアラーになり、GTと書くこともありますが、注意したいのはGTにはレースに参戦するベース車両としての意味合いも含まれること。そのため、車名にGTとついているからといって、すべてがロングドライブに適したモデルというわけではなく、スポーツ走行を突き詰めたモデルも多くなっています。

 そこで今回は、GTの原点に立ち戻り、長距離ドライブを快適に優雅に楽しく走れる最強のモデルはどれだ? ということで、パワーと操縦性、乗り心地(後席含む)、ラグジュアリーなインテリアという3点をメインに、最強と思われるおすすめのGTをピックアップしてみましょう。

 アルピナ B5 GT

 1台目は、世界限定250台という希少モデルにして、G30型5シリーズ最後のアルピナモデルとなった、B5 GT。アルピナは2026年までにBMWへの譲渡が決まっており、その後はBMW傘下のサブブランドとして再編されることになります。そんな約60年にわたる歴史を誇るアルピナが大事にしてきた、最強のパワーと最高の乗り心地を両立するという、至難の業を貫いて開発された集大成といっていいモデルがこのB5 GTです。

 4.4リッターV8ツインターボエンジンのパワーはアルピナ史上最強の634馬力を誇り、最大トルクは860Nmという凄まじさ。直線ではスーパーカーも顔負けの加速を見せながら、路面のあらさなど微塵も感じさせないリムジン級の乗り心地を実現しています。

 もちろん、インテリアの仕立ては丁寧で、後席の快適性はいつどんな場所でも約束されているというから、これぞ最強のGTではないでしょうか。

 メルセデス・マイバッハ Sクラス

 2台目は、ショーファーカーとしてのイメージが強いかもしれませんが、運転してみるとじつはかなり満足感の高い、メルセデス・マイバッハSクラス。S 680は6リッターV12ツインターボエンジンを搭載し、ボディはホイールベースに軽自動車がまるまる収まってしまうほどの巨体となっています。

 もちろん後席に座っても極上の時間が過ごせるのですが、アクセルを踏み込めば、走るというより滑るようなシルキーさ。首都高のような継ぎ目が多くタイトなカーブが続くような道でも、デーンと構えて悠々と駆け抜けていきます。数あるV12エンジンのなかでも、ひときわ紳士的なしつけが行き届いている印象で、高回転までまわしても獰猛な顔は見せません。

 しかも、ドライブモードには「マイバッハモード」があり、選択するとショーファーカーに最適なサスペンション、トランスミッション、エンジンの制御が行われるのですが、これは運転していても心地よく、ほかでは味わえないものとなっています。

 ドイツ車以外にもGTとしての素養に優れたクルマは多い

 マクラーレン GT

 3台目は、限りなくスーパースポーツカーに近いグランドツアラーという点で、右に出るものはいないと思われるマクラーレンGT。2シーターのモデルですが、なんとリヤにはゴルフバッグ2個が積載できるスペースを確保。最初から「長距離ドライブでの快適性と利便性を意識して開発しました」とマクラーレンもいい切っているのです。

 とはいえ、ドアは跳ね上げるように上に開き、乗り降りでの注目度は健在。ホールド性の高いヘッドレスト一体型のシートを備え、長時間の着座でも疲れにくく快適性を保つよう設計されています。

 3.9リッターのV8ツインターボは爆音とともに目覚めるのですが、走り出すと速さも乗り心地も両立しているところに感心します。フロントにも150リットルの荷物スペースが用意されており、ロングドライブの旅行にも最適な1台となっています。

 ロールス・ロイス ブラックバッジ・ゴースト

 4台目は、ドライバーズカーとしても楽しみたい富裕層に向け、最高峰の快適性を損なうことなくスポーティな運動性能も兼ね備えることを使命とする、ロールス・ロイス ブラックバッジ・ゴースト。もともとゴーストはドライバーズサルーンとして誕生したモデルで、そこにロールス・ロイスの各モデルにラインアップしている、より運動性能を高めた走りとダークな意匠を特徴とするのがブラックバッジです。

 フロントマスクの伝統的なパルテノングリルやRRエンブレム、マスコットのスピリット・オブ・エクスタシーなどがすべてブラック仕上げとなっており、どことなくワルな雰囲気を感じさせるのも魅力。

 6.75リッターV12ツインターボエンジンは600馬力/900Nmにまで引き上げられ、ステアリングに備わるシフトセレクターの「LOW」ボタンを押すと、エキゾーストサウンドが押し寄せてくるところもたまらない演出となっています。

 日産GT-R

 5台目は、日本が世界に誇るスーパーカー、日産GT-R。ハイパワーやモータースポーツのイメージが強いかもしれませんが、確かにデビューした当初からしばらくは、あまりロングドライブを快適に楽しむようなセッティングにはなっていなかったと思います。

 それが2017~2018年モデルあたりから、剛性だけでなくしなやかさが感じられるようになり、室内の静粛性もアップ。高速道路をクルージングするようなシーンでも、疲労感が減ってきたように感じました。

 そして、R35型として最後のGT-Rとなる2025年モデルで、実際に往復700km超のロングドライブをしたときにはっきりと感じたのは、サーキットの王者としてだけでなく、グランドツアラーとしても最高のレベルを手にしたのだなということ。

 直線ではまったくブレずに猛進し、コーナリングではベタッと這うような安定感。途中、全開でサーキットを攻めて走りながら、涼しい顔で再び高速道路を快適にクルージングできるところも、国産車で唯一無二といえるGT-Rの魅力でしょう。おそらくR36型は登場しないのではないか……とも聞こえてきますが、消えてしまうにはあまりに惜しい、素晴らしいモデルです。

 ということで、ドライバーの気分次第で速さもパワーも自在に操りながら、悠々と快適にロングドライブを楽しむこともできる、最強のGT、グランドツアラーたちをピックアップしました。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

【試乗】オーテックときてスポーツを名乗ればこんな「オーラ」が出来上がる! 「AURA AUTECH SPORTS SPEC」は運転の楽しさと高級感の融合はおみごと!!
【試乗】オーテックときてスポーツを名乗ればこんな「オーラ」が出来上がる! 「AURA AUTECH SPORTS SPEC」は運転の楽しさと高級感の融合はおみごと!!
WEB CARTOP
【2025年のトレンドがわかる】進化する日本車、それでも輸入車がほしいワケ
【2025年のトレンドがわかる】進化する日本車、それでも輸入車がほしいワケ
グーネット
こんなクルマよく売ったな!! 【愛すべき日本の珍車と珍技術】今こそマークIIよりも強い個性を主張していた高級FRツーリングワゴン[ブリット]が欲しい!!!
こんなクルマよく売ったな!! 【愛すべき日本の珍車と珍技術】今こそマークIIよりも強い個性を主張していた高級FRツーリングワゴン[ブリット]が欲しい!!!
ベストカーWeb
【試乗】オーテックが本気出すとセレナはこうなる! 加速もハンドリングも静粛性も向上した「AUTECH SPORTS SPEC」に惚れた
【試乗】オーテックが本気出すとセレナはこうなる! 加速もハンドリングも静粛性も向上した「AUTECH SPORTS SPEC」に惚れた
WEB CARTOP
こんなクルマよく売ったな!! 【愛すべき日本の珍車と珍技術】ミニバンの主流からあえてハズしたホンダの意欲作[ジェイド]はなぜ売れなかったのか?
こんなクルマよく売ったな!! 【愛すべき日本の珍車と珍技術】ミニバンの主流からあえてハズしたホンダの意欲作[ジェイド]はなぜ売れなかったのか?
ベストカーWeb
ドゥカティ新型「ムルティストラーダV4 S」初試乗!! 万能ツアラーが足つき向上デバイス投入でさらに快適に!
ドゥカティ新型「ムルティストラーダV4 S」初試乗!! 万能ツアラーが足つき向上デバイス投入でさらに快適に!
バイクのニュース
そんなもんに頼るならMT乗るなよ……なんて言わずに使ってみ! 昭和のMT乗りでも頭を垂れる最新MTのお助け機能
そんなもんに頼るならMT乗るなよ……なんて言わずに使ってみ! 昭和のMT乗りでも頭を垂れる最新MTのお助け機能
WEB CARTOP
ロータリーエンジンを搭載するマツダMX-30 R-EVは、乗っても使ってみても超個性的なクルマだった。
ロータリーエンジンを搭載するマツダMX-30 R-EVは、乗っても使ってみても超個性的なクルマだった。
Webモーターマガジン
やっぱりロードスターは初代だよなぁ……は思い込みじゃない! 初代こそが最高なこれだけの理由
やっぱりロードスターは初代だよなぁ……は思い込みじゃない! 初代こそが最高なこれだけの理由
WEB CARTOP
クルマの記憶はなくても「イプー」なら覚えてるアラフォー多数! オデッセイの対抗馬になりきれなかった「トヨタ イプサム」
クルマの記憶はなくても「イプー」なら覚えてるアラフォー多数! オデッセイの対抗馬になりきれなかった「トヨタ イプサム」
WEB CARTOP
駆け抜ける喜びは健在! BMW 330e プラグインHVへ英国試乗 改良でクラスベストへ
駆け抜ける喜びは健在! BMW 330e プラグインHVへ英国試乗 改良でクラスベストへ
AUTOCAR JAPAN
21世紀に木製フレームのクルマでルマン24時間出場って正気か? 令和になっても木製フレームの新車を売る「モーガン」の常人には理解不能な魅力
21世紀に木製フレームのクルマでルマン24時間出場って正気か? 令和になっても木製フレームの新車を売る「モーガン」の常人には理解不能な魅力
WEB CARTOP
充分に濃い「旨味」 ケータハム・セブン CSR 20へ試乗 213psと5速MTに620kg 過去1番に快適!
充分に濃い「旨味」 ケータハム・セブン CSR 20へ試乗 213psと5速MTに620kg 過去1番に快適!
AUTOCAR JAPAN
小川フミオが選ぶ今年の1台は「トヨタ ランドクルーザー70」━━【若者はこれに乗れ! KURU KURAカー・オブ・ザ・イヤー2024-2025】
小川フミオが選ぶ今年の1台は「トヨタ ランドクルーザー70」━━【若者はこれに乗れ! KURU KURAカー・オブ・ザ・イヤー2024-2025】
くるくら
「ハイブリッド版」が真打ち? アバルト500e 長期テスト(最終) 短距離メインの通勤急行!
「ハイブリッド版」が真打ち? アバルト500e 長期テスト(最終) 短距離メインの通勤急行!
AUTOCAR JAPAN
【10年ひと昔の新車】日産 ノートはフルモデルチェンジでコンパクトカーの新たなベンチマークになれたか?
【10年ひと昔の新車】日産 ノートはフルモデルチェンジでコンパクトカーの新たなベンチマークになれたか?
Webモーターマガジン
【自由な時間を過ごすのに最適な方法】新型「マクラーレン GTS」サーキットではなく日常のドライビングを楽しむマクラーレン製スポーツカー
【自由な時間を過ごすのに最適な方法】新型「マクラーレン GTS」サーキットではなく日常のドライビングを楽しむマクラーレン製スポーツカー
AutoBild Japan
全長4.2mで6速MT! レクサス「小さな高級車 LBX」に「304馬力のスポーツ仕様」登場! 高性能「ターボ4WD」×上質インテリア採用! 「MORIZO RR」は“現代版ホットハッチ”か?
全長4.2mで6速MT! レクサス「小さな高級車 LBX」に「304馬力のスポーツ仕様」登場! 高性能「ターボ4WD」×上質インテリア採用! 「MORIZO RR」は“現代版ホットハッチ”か?
くるまのニュース

みんなのコメント

18件
  • my_********
    オススメが世界限定250台のクルマとか、記者はアタマイカれてないか?
  • moo********
    マトモに買えて、あんま故障しない車種から選定してくれ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2695.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1850.03258.0万円

中古車を検索
GTの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2695.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1850.03258.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村