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「レクサスLS」と「トヨタMIRAI」に手放し運転が可能となる高度運転支援技術「Advanced Drive」搭載車を設定し発売

掲載 更新 14
「レクサスLS」と「トヨタMIRAI」に手放し運転が可能となる高度運転支援技術「Advanced Drive」搭載車を設定し発売

 ドライバーの視認しなければ車線変更などは自動で行わない!

 トヨタ自動車は、ドライバーとクルマが一心同体のようになることを感じさせる、先進の高度運転支援技術「Advanced Drive」を搭載したレクサスLS、トヨタMIRAIを発売する。

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 トヨタはモビリティカンパニーとして、モビリティを通じて人々の生活を豊かにするためにさまざまな技術などを開発している。そのなかでも、「安全」については最優先の課題として位置づけており、「交通事故死傷者ゼロ」という究極の目標を掲げ、安全・自動運転技術の開発を進めている。

 その実現に向け、人とクルマが気持ちを通わせながら、人とクルマが仲間のようにともに走るというトヨタ独自の自動運転の考え方が「Mobility Teammate Concept」である。双方をパートナーとして尊重しあい、運転を楽しむときはクルマのシステムがサポートし、ときにはクルマを信頼して運転操作を任せることができるようになることで、本当の安全・安心、移動の自由を実現できるようにしたいとのこと。

 この考えに基づき、レクサスLSとトヨタMIRAIに、「Toyota Teammate/Lexus Teammate」の新機能であるAdvanced Driveを搭載した。レクサスLSは4月8日から、トヨタMIRAIは4月12日(月)からの発売となる。

 Advanced Driveは、Intelligent(知能化)、Reliable(信頼性)、Perceptive(高い認識性能)、Interactive(ドライバーとクルマの対話)、Upgradable(ソフトウェアアップデート)という5つの技術的特長を備えている。まるでドライバー自身が運転操作をしているような、自然かつなめらかな走りを実現。さらに、他車のドライバーにも配慮するような制御を行うことで、つねに安全を最優先に判断しドライバーに信頼される運転操作を目指している。さらにディープラーニングを中心としたAI技術の採用で、運転中に遭遇するであろうさまざまな状況を予測し、それに対応した運転も支援してくれる。

 このシステムは、いわゆるレベル2相当の運転支援システム。高速道路や自動車専用道路において、ナビゲーションの目的地設定を行うことで、ドライバーがきちんと周囲の状況などを監視していることを条件に、実際の交通状況に応じて車載システムが適切に認知・判断・操作を支援し、車線・車間維持、分岐、車線変更、追い越しなを行いながら目的地までのドライブを支援する。

 ドライバーはアクセルやブレーキ、ステアリング操作からも解放され、長時間ドライブでの疲労を軽減してくれる。カーブや追い越しにおいても、自然かつなめらかに走行することが可能だ。

 人に寄り添った運転支援の具体例として、周辺を走行する車両との並走や追い越し時に、左右の間隔を十分に確保した状態で車線維持を行ってくれる。例えば、全幅の広い大型車(トラックなど)を追い越す際、車線中央よりも少し右に寄って余裕を持たせ、車両間の距離が近いことによる不安を回避してくれる。

 また、合流地点にて本線に流入してくる車両に対し、いち早く検知して自車が減速。相手車両がスムースに合流できるように支援する。

 システムが周囲の車両の走行状況や道路環境を考慮し、車線変更が可能と判断した場合は、ドライバーがステアリングを保持し、車線変更先を確認し視認操作することで、車両が自動的に車線変更を行う。これは、ドライバーがウインカーを操作することで、システム側に車線変更動作を要求することも可能。

 このシステムは、ドライバーモニターカメラによって作動可否が判断される。車線変更のみならず、ジャンクションでの分岐、サービスエリアやパーキングエリアを目的地に設定している場合は本線からの離脱時などでも自動で車線変更を行ってくれるが、必ずドライバーが進行方向を向いたことをカメラが認識しなければ作動しないようになっている。これが、クルマとドライバーが仲間のように、ともに走るというパートナー関係が現れている。

 そのほかにも、ドライバーの脇見や閉眼状態を検知すると警告を発する。また、眠気の兆候も推定し、ドライバーが運転に対して操作頻度が落ちてきたりした場合に、ブザーによる警告のほか、シートベルトの振動、ヘッドアップディスプレイの点滅表示などでドライバーに注意をうながすようになっている。

 緊急ブレーキに関しては、従来のミリ波レーダーとステレオカメラに加えて望遠カメラやLiDARと高精度地図に基づいた情報を組み合わせ、これまでのプリクラッシュセーフティの検知対象よりも遠くから自車路上の前方車両を検知することを実現した。

 ドライバーが急病などで運転姿勢が大きく崩れた場合や、システム警告に対して応答せずに無操作状態が継続した場合は、システムがドライバーの運転継続が困難と判断、ハザードランプの点滅などで周囲に警告を行いがながら緩やかに減速、車線内または路肩に停車。停車後はドアを解錠し、ヘルプネット自動接続で救命要請を行い、ドライバーの救命・救護にも貢献してくれる。

 また、ソフトウェアアップデートにも対応。販売して終了ではなく、昨日の追加や性能向上を続けて使い勝手の向上や最新技術の提供を実施するという。これは車両の制御ソフトはもちろん、高精度地図ソフトも含まれている。つねに最新の状態にアップデートされるのはユーザーにとって大きなメリットだ。

 Advanced Driveはシステムが安全と判断しても、最終決断を下すのはドライバーという、クルマとドライバーの信頼関係を重視した画期的な機能と言えるだろう。両車のメーカー希望小売価格(税込み)は下記の通り。

●LS500h version L Advanced Drive 1632万円 EXECUTIVE Advanced Drive 1794万円

●MIRAI Z“Advanced Drive” 845万円 Z“Executive Package Advanced Drive” 860万円

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みんなのコメント

14件
  • 安全装備を付ければ付けるほどドライバーの安全意識は低下する
    本当に国からの要請も有るとはいえ辞めて欲しい
  • 一般車両に搭載できないと意味ない装備なんだが
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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