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スライドドアの新型「ハイトワゴン」13年半ぶりのフルモデルチェンジ! ルノー 新型「カングー」3月2日発売 384万円から

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スライドドアの新型「ハイトワゴン」13年半ぶりのフルモデルチェンジ! ルノー 新型「カングー」3月2日発売 384万円から

■全長210mm延伸で室内さらに拡大! 先進運転支援機能(ADAS)も充実

 ルノージャポンは2023年2月24日、ルノー「カングー」をおよそ13年半ぶりにフルモデルチェンジし、3月2日から発売します。
 
 カングーは日本におけるルノーの主要車種で、新型が3代目。後席にスライドドアを備えた実用的なハイトワゴンです。

【画像】フレンチワゴンはひと味違う!? 新型「カングー」と歴代モデルの画像を見る(43枚)

 フランスの自動車メーカーであるルノーは、日産や三菱とアライアンスを組んでいることで知られていますが、2022年には日本国内で過去最高となる8615台を売るなど、近年は販売台数も伸ばしています。

 そんな日本におけるルノー車の販売を支えてきたのがカングーでした。

 初代は2002年に国内デビュー。欧州では貨客両用のワゴン・バンとして活躍するモデルだけに、小型ながら室内は広く、ミニバンのような後席両側スライドドアによる実用性の高さに加え、飾り気のないプレーンなデザインが特徴です。

 2009年9月に国内導入された2代目カングーは車体を大型化。初代の後期モデルから導入された後部の観音開きドアや、商用車を思わせるシンプルなデザインも継承し、室内空間もさらに拡大。

 カラフルな専用色の限定車が定期的に発売されたほか、エンジンラインナップを追加するなどモデル改良も繰り返されたことで長期に渡り支持を集め、カングーはルノージャポンのラインナップのうち常に3割から4割のシェアを維持し、販売を支えてきたといいます。

 モデル末期の2021年7月には、それまでのガソリンエンジン車に加え、限定車として1.5リッターディーゼルターボエンジン+6速MTを装備する400台の限定車「リミテッド ディーゼル MT」も追加設定しています。

 そして2022年10月、カングーファンイベントで国内先行公開されていた3代目の新型カングーが、今回正式に発表されました。およそ13年半ぶりのフルモデルチェンジとなります。

 新型カングーの外観は、歴代カングー同様にプレーンながら親しみが持てる個性に加え、先進性をミックスしたデザインに進化。

 カラードバンパー仕様に加え、先代でもコアなファンから支持された樹脂素材色のブラックバンパー仕様もラインナップされています。

 内装は、フロントシートを拡大させ快適性を向上させたほか、後席も大人3人が座れる3座独立式6:4分割シートを採用。静粛性も大きく向上させました。

 インパネは質感が高められたほか、7インチデジタルメーターパネルや、スマートフォンとの連携を強化した8インチのセンターディスプレイを採用し、先進性も大きく進化しています。

 新型カングーのボディサイズは、全長4490mm×全幅1860mm×全高1810mm、ホイールベース2715mm。

 全長で210mm、全幅で30mm、ホイールベースで15mmがそれぞれ延長・拡大されています。

 そのため荷室の長さは通常時で+100mmの1020mm、容量で+115リットルの775リットルを確保。後席前倒し時には、荷室長1880mm(+80mm)、最大積載量2800リットル(+132リットル)と、これまで以上に広大なスペースとなりました。

 約90度に開く後部の左右観音開きドアも継承されましたが、欧州ではワゴンモデルにその設定がなく、日本独自の仕様となっています。

 ルノージャポン広報部によると、歴代カングーの日本における安定した販売実績は、ルノー本国からも一目置かれているといい、そのため新型においても多くの便宜を図ってもらうことができたと話します。

 例えばイエロー(ジョン アグリュム)の車体色は歴代カングーを象徴するカラーとして、日本で人気がありますが、3代目の新型カングー フランス仕様には未設定。そのため日本仕様でわざわざ用意してもらったそうです。

 また欧州では右ハンドル(英国向け)仕様は商用バンモデルしか用意しておらず、右ハンドルの乗用ワゴンモデル自体が、日本向け専用に仕立てられた特別バージョンだといいます。

 新型カングーのシャシは、ルノー日産三菱アライアンスによるCMF-C/Dプラットフォームをベースに、欧州における商用車基準の厳しい耐久性や信頼性をクリアした独自の設計とし、高い操縦性や堅牢性を兼ね備えるといいます。

 エンジンラインナップは、最高出力116ps、最大トルク270Nmの1.5リッター直列4気筒ディーゼル直噴ターボに加え、最高出力131ps、最大トルク240Nmの1.3リッター直列4気筒ガソリン直噴ターボエンジンの2タイプが設定されています。

 トランスミッションはいずれのエンジンタイプでも7速AT(7EDC:エフィシエントデュアルクラッチ)と組み合わされます。

 新型カングーは、ADAS(先進運転支援機能)も充実させました。

 高速道路の同一車線内でのステアリング保持や先行車追従走行を図る「ハイウェイ&トラフィックジャムアシスト」をはじめ、歩行者・自転車検知機能付「アクティブエマージェンシーブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)」や「ブラインドスポットインターベンション(後側方車両検知警報)」など、全方位で安全性を確保しています。

※ ※ ※

 新型カングーの消費税価格は、ガソリンモデル「カングー ゼン」(受注生産車)384万円から、ディーゼルモデル「カングー プルミエール エディション」(特別仕様車)424万5000円まで。

 ボディカラーはグレードにより異なりますが、全5色のラインナップが揃います。

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みんなのコメント

19件
  • 以前の丸っこくて可愛らしいデザインがカングーらしさだったんだけど新型はなんか違う感
    もっとフランスデザインらしいよく見る普通の雰囲気でない車の方が合ってると思うのだが
    ワンボックスはどうも、って人には選択肢になるのかな

    観音ドアを残してるところはとても良い
  • お値段が上がりすぎだな、乗り出し500万近いからホント和製ミニバンと競合しちゃう、シエンタ一人勝ちしそう。マーケターって仕事してるのか疑問だな。ユーザーが何求めてるんだろう?高級な?立派に見える?違うよね。でもこの値段がグローバルでは当たり前なのかもしれないけどな,本国のコマーシャル版仕様はいかほどなのかな?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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