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2022年内に「納車」出来るクルマはナニ? トヨタ新型「シエンタ」もイケる? 残り3か月で手に入る人気モデルには共通点があった?

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2022年内に「納車」出来るクルマはナニ? トヨタ新型「シエンタ」もイケる? 残り3か月で手に入る人気モデルには共通点があった?

■2022年も残り3か月! 今から年内納車出来るクルマはあるのか?

 ここ1、2年の間に新車の納期は平均1年と長納期化が問題となっています。

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 そうしたなかで、2022年も残り3か月となっていますが、年内中に納車できるクルマはあるのでしょうか。

 最近、ウクライナ危機や新型コロナウイルスによる工場の操業停止や不安定な物流など、さまざまな世界情勢の影響から、半導体をはじめとする部品の不足が深刻な状況となっています。

 主要な部品が不足することによってクルマの生産が滞り、その結果、クルマの納期が大幅に長期化し、納車まで半年以上かかることもめずらしくない状態です。

 そんななか、2022年も後半戦に入り、残りも3か月ほどとなっています。

 納期が長引いている昨今、2022年内に納車が可能なモデルには何が挙げられるのでしょうか。

 東京のトヨタ販売店の担当者は、2022年内で納車できるモデルについて、「半導体不足などの影響により、今後も納期は大きく変動する可能性が十分にあるため、2022年内に納車できるとはいい切れない」としつつ、以下のように話します。

「2022年内で納車が可能なモデルとしては、『カローラツーリング』や『カローラスポーツ』のガソリンモデルがあります。

 またそのほかのモデルでは、新型『シエンタ』や、『RAV4』のガソリンモデルであれば、2022年中に納車できるのではないかと思います」

 東京の日産販売店の担当者は「年内に納車可能なモデルとしては、軽自動車の『デイズ』やコンパクトカーの『ノート』となっており、納期は11月末から12月ごろになるのではないかと思います」と話します。

 さらに、東京のホンダ販売店の担当者は、以下のように話します。

「コンパクトミニバンの『フリード』や軽自動車の『N-BOX』、そして『フィット』などのガソリンモデルは年内納車が可能であり、在庫車であれば10月後半が納期になるのではないかと思います。

 ただ、やはりハイブリッド車は納期が長くなっており、年内納車は厳しいのが現状です。

 また、どのモデルでも4輪駆動(4WD)の場合は、納期が2023年4月頃になる可能性が高そうです」

 どの販売店の担当者も口を揃えて「ハイブリッド車のほうが納期が長くなっている」というように、前述に挙げられたモデルを見ても、共通して、年内で納車できるモデルはすべてガソリン車となっています。

 また、シエンタやデイズ、フリードなど、生活に根ざしたクルマである軽自動車やコンパクトカー、ミニバンなどが比較的、納期が早い様子も見てとれます。

 それでも、人気モデルのほとんどが3か月以内に手に入れることができないほど、やはり最近の長納期化は進む一方です。

 しかし、前出の東京トヨタ販売店担当者によると「購入方法によっては、もう少し早く手に入る場合があります」といいます。

「例えばトヨタでは、『KINTO』を利用することによって、最短で約2か月ほどで納車が可能となり、通常の購入方法では年内納車が厳しい新型『ノア』が2022年中に手に入る可能性があります」と話します。

 KINTOとは、トヨタ車のなかから好きなモデルを3年から7年の間(モリゾウセレクション、レクサス車は3年のみ)楽しむことができるクルマのサブスクサービスです。

 月々定額で利用することができ、車両代金や各種税金・保険料、さらにはメンテナンス費まで含んだフルサービスでさまざまなクルマを利用することができます。

 ほとんどのモデルはやはり年内に納車できる可能性はないことがわかりましたが、このように購入方法によっては年内に納車できるモデルの幅が広がる場合があるといいます。

■いますぐクルマが欲しい人は中古車販売店を利用するのもあり?

 このようにクルマの納期が長くなっており、ほとんどのクルマはすぐに手に入れることが不可能なのが実情です。

 そこで、通常のディーラーではなく、中古車販売店を利用してクルマを購入するというケースもあります。

 かつての中古車は「使い古されてボロい分、価格が安く設定されている」という印象が強くありました。

 しかし、最近では状態の良い新古車が増えたことにより、「納期をお金で買う」という考え方を持つ人も多く、新車でなくても中古車で十分満足できるほどとなっています。

 実際に、中古車販売店の担当者は「最近では『なんでもいいから早くクルマが欲しい』という人が、納期が短い中古車を買い求める場合があります」と話します。

 一方で、この担当者は続けて、以下のように話します。

「ただ、最近の中古車で販売されているクルマは新車同等の価格になるモデルもあります。

 在庫がない中古車販売店の場合、納車までの期間も長くなり、それに加え価格も高くなっている傾向があるため、私は、現在の状況においては、ディーラー系の中古車販売店をすすめることがあります。

 ディーラー系中古車販売店の場合、事故車の取り扱いもなく、整備もきちんとされており、かつここ最近の中古車の価格よりも安い場合があるため、よりお得にクルマを入手できます」

 ディーラー系中古車販売店では、クルマの品質が安定していることや、アフターサービスが充実していることなど、一般的な中古車販売店にはないメリットがあります。

※ ※ ※

 前述の通り、最近では納期が平均して1年近くかかるという長納期化が進んでいます。

 実際に、トヨタ「ランドクルーザー」は、2022年7月時点で納期が4年という異例の事態となっており、ついには注文を停止している状況です。

 世界情勢の影響から続く長納期化ですが、今後どのように納期が短くなっていくのか注目です。

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