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トヨタ「ランクル」新旧モデルは何が違う? 流行のSUVとは違うオンリーワン「クロカン」の本気とは

掲載 更新 6
トヨタ「ランクル」新旧モデルは何が違う? 流行のSUVとは違うオンリーワン「クロカン」の本気とは

■新型ランドクルーザーはふたつの“顔”を設定

トヨタの本格四駆「ランドクルーザー」がフルモデルチェンジし、2021年夏に新型となる300系が登場します。

【画像】2つの新型「ランクル」! ワイルド顔とスポーティ顔 どっちが好み?(43枚)

従来モデルの200系は2007年に登場。高い耐久性・信頼性や卓越した悪路走破性が評価され、14年間にわたって世界中で愛用されてきました。

新型ランドクルーザーはどのようなところが進化したのか、従来モデルの200系と比較してみます。

新型ランドクルーザーのデザインはこれまでの伝統を継承し、オフロード走行時にダメージを受けにくい位置へのランプの配置やバンパーの造形など、機能性とデザイン性を兼ね備えました。

従来モデルよりも薄型のヘッドランプに横基調のメッキを多用したフロントグリルなど、ワイド感を強調したデザインを実現。これまで以上にタフなスタイルへと進化しています。

リアビューは、テールランプの形状が新型ではよりワイドに変更。従来モデルにあった、メッキのガーニッシュ(TOYOTAエンブレム付)がなくなり、すっきりとしたデザインへと変更されました。

新型ランドクルーザーにはふたつのデザインが存在。通常仕様のほかに用意される「GRスポーツ」は、TOYOTAエンブレムやハニカムグリルのフロントフェイスを採用。各パーツがブラックアウトするなど、スポーツ系らしいダイナミックなデザインとなっています。

なお、新型ランドクルーザーは悪路走破性を重視し、全長・全幅・ホイールベースなどのボディサイズとディパーチャーアングル・アプローチアングルは従来モデルを踏襲しています(従来モデル:全長4950mm×全幅1980mm×全高1870-1880mm、ホイールベース2850mm)。

内装は、悪路状況でもクルマの姿勢を捉えやすい水平基調のインストルメントパネルを採用。インパネ中央のディスプレイは、従来型は埋め込み型でしたが新型では最近のトヨタ車に共通するオンダッシュタイプに変更されました。

スイッチ類は直感的に操作できるよう、機能ごとにレイアウトするとともに、形状や色など操作性を考慮したデザインとなっています。

※ ※ ※

新型ランドクルーザーの海外仕様では、スタートスイッチに指紋認証システムを組み込み、登録したユーザーしかエンジン始動がおこなえないという機能を追加しました。

日本仕様に搭載されるかは不明ですが、盗難被害が多いランドクルーザーだけに新型ではセキュリティの強化を図っています。

■V8エンジン廃止! 新型はV6ガソリン/ディーゼルに

新型ランドクルーザーは従来モデルとは異なるエンジンを搭載。従来モデルは4.6リッターV型8気筒ガソリン(318馬力/460Nm)を搭載していましたが、新型モデルは3.5リッターV型6気筒ツインターボガソリン(415馬力/650Nm)と3.3リッターV型6気筒ツインターボディーゼル(309馬力/700Nm)へと変更されます。

またトランスミッションは、従来モデルが6速ATでしたが、新型モデルはガソリン車・ディーゼル車ともに10速ATが採用されました(一部地域ではV6自然吸気ガソリンエンジン・6AT仕様車あり)。

プラットフォームは新開発のTNGA(GA-F)に刷新。高剛性化を図りつつ、車両全体で200kgの軽量化を実現し、低重心化、重量配分・サスペンション構造の改善などをおこなって、オンロード、オフロードの双方で運転しやすさを目指しています。

さらに、世界初のE-KDSS(Electronic Kinetic Dynamic Suspension System)の採用による接地性の向上やドライバー視点で障害物を直感的に可視化できるマルチテレインモニターおよび走行路面を判定して自動でモード選択するマルチテレインセレクトを採用するなど、悪路走破性もこれまでより向上しました。

新型ランドクルーザーは、フラッグシップモデルに相応しい安全装備も搭載しています。

従来モデルにも「トヨタセーフティセンス」が搭載されていましたが、新型モデルはより進化した最新のトヨタセーフティセンスを採用。

歩行者(昼夜)や自転車運転者(昼)を検知し衝突回避または被害軽減に寄与するプリクラッシュセーフティや、交差点での対向直進車や右左折時に前方から来る横断歩行者検知機能、ドライバーによる回避操舵をきっかけに操舵と車線逸脱抑制をサポートする緊急時操舵回避支援機能を追加しています。

さらに、駐車場での前後障害物や、後退時の接近車両、および歩行者を認識し事故防止に寄与するパーキングサポートブレーキを新たに採用しました。

※ ※ ※

新型ランドクルーザーの日本仕様の価格は明らかになっていませんが、従来モデルは482万6800円から697万4000円(消費税込)でした。

ランドクルーザーの需要が高い中東ではすでに新型の販売が開始しており、3.5リッターV型6気筒エンジン搭載車の価格は29万7900AEDから35万4900(約899万円から約1071万円)。

仕様などの違いがあるとは思いますが、日本の従来モデルと比べるとかなり高い価格設定となっているようです。

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みんなのコメント

6件
  • 300は角ばったシンプルなデザインになって嬉しい
    GXガソリン注文しました
  • 日本国内で販売されるランクルは、中近東仕様に似せた上で日本の車輌保安基準に合致させなきゃいけないから、メイン市場である中近東仕様に装備される部位が日本国内では省かれている。
    PVでも日本向けには撮影されてないから、日本人ユーザーの知るところでは無い。
    真のランクルと呼べるのはメイン市場である中近東仕様でしか考えられないので、日本のユーザーの皆さんは中近東仕様に似せたランクルを所有して、舗装路でオラオラ顔して乗れば良い。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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