■200万円台で販売されている輸入SUV5選
世界的に人気のSUVですが、国内メーカーでは100万円台からのリーズナブルなSUVを販売しています。
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一方で輸入車でも多くのSUVがありますが、やはり高価なイメージなのは否めません。実際、最多価格帯は300万円台から400万円台です。
しかし、輸入車手の届きやすいモデルも存在。そこで、日本車にはないテイストの輸入SUVのなかから200万円台で販売しているモデル5車種をピックアップして紹介します。
●アウディ「Q2」299万円から
アウディのSUV「Qシリーズ」のなかで、もっともコンパクトなのが「Q2」です。
「Q2」は「Q3」よりもひと回り小さいコンパクトSUVとして2017年に日本で発売されました。全長4200mm×全幅1795mm×全高1500mmと、一般的な立体駐車場にも対応しているなど、日本の住環境に適したサイズとなっています。
さらに、操舵量に応じてギヤレシオが変わる「プログレッシブステアリング」を搭載して、最小回転半径は5.1mと小回りも効き、日本の道路環境でもストレスはあまり感じないでしょう。
エンジンはエントリーモデルで、116馬力を発揮する1リッター直列3気筒ターボを搭載し、これに7速ATが組み合わされ約1.3トンと比較的軽めな車体を押し出します。
駆動方式はAWD「クワトロ」ではなく前輪駆動ですが、その分価格を抑えており、「Q2」はプレミアムコンパクトカーながら299万円(消費税込、以下同様)からとなっています。
●フィアット「500X」292万7000円から
レトロでかわいいイメージ外観で、コンパクトなパーソナルカーとして人気のフィアット「500(チンクエチェント)」ですが、国内ではSUVの派生モデル「500X」を2015年からラインアップしています。
外観は「500」のイメージを踏襲して、5ドアハッチバックとしてサイズも全長4250mm×全幅1800mm×全高1600mmと、SUVに適したものに拡大。
なお「500X」は「500」をベースとしてはおらず、フィアットグループであるジープブランドの「レネゲード」がベースとなっています。
エンジンは全グレード1.4リッター4気筒ターボで、ベースグレードの「500X ポップスター」でも140馬力とパワフルです。
また「500X ポップスター」は前輪駆動ですが、悪路等で片輪がスリップした際にも安定して走行が出来る電子式トラクションコントロールを装備し、走破性を高めています。
価格は292万7000円からです。
●ルノー「キャプチャー」269万9000円
ルノー「キャプチャー」は「Explore(冒険の旅に出る)」をテーマにしたコンパクトSUVとして、2018年に国内販売されました。
そのテーマを具現化するために、悪路での走破性能を高める機能の「エクステンデッドグリップ」を装備。これは3つの走行モードをセレクトすることで、乾燥した路面から砂地と様々な路面状況での走行や発進をアシストします。
さらに「マッド&スノー」タイヤ(雪や泥濘地も走れるタイヤ)を標準装備しているので、「キャプチャー」は舗装路が中心のクロスオーバーというよりも、オフロード寄りのSUVです。
価格はベースグレードの「インテンス」が269万円9000円、レザーシートなど装備が充実した「インテンス レザー」が279万9000円で販売されています。
■走破性も優れているリーズナブルな輸入SUV
●プジョー「2008」265万円から
プジョーの車名は伝統的に真ん中に「0」とした3桁の数字というのが通例ですが、SUVのシリーズには「00」を用いた4桁の数字が割り当てられました。
「2008」はプジョーのSUVでもコンパクトなモデルで、2014年から国内で販売されています。
コンパクトハッチバックの「208」をベースに開発され、全長4160mm×全幅1740mm×全高1570mmと日本の道路環境でも使いやすいサイズに。
エンジンも「208」と同様な1.2リッター直列3気筒ターボで、出力は110馬力を発揮。決してパワフルではありませんが、1230kgと比較的軽量な車体には十分な出力です。
また、前輪駆動のみのラインナップですが、舗装路から砂地まで路面によって4つの走行モードがセレクトできる「グリップコントロール」(GTラインとクロスシティに標準装備)を装備し、SUVとしての走破性能を向上させています。
価格はベーシックグレードの「2008 アリュール」が265万円、スポーティな印象の上位グレード「2008 GTライン」が288万円と、全グレードが200万円台です。
●フィアット「パンダ4×4 イタリアーナ」255万9000円
フィアットから1980年に発売されたベーシックカー初代「パンダ」は、秀逸なデザインとパッケージでいまも語り継がれる名車です。
そのDNAを受け継いだ現行モデルの「パンダ」は3代目で2013年から国内で販売され、SUVテイストあふれる4WD車「パンダ4×4」もラインナップされました。
「パンダ4×4」は現在、カタログモデルから外れ、定期的に販売される限定車に位置づけられ、2018年11月には「パンダ4×4 イタリアーナ」を150限定で発売。
エンジンは、独特なフィーリングで好評な直列2気筒ターボ「ツインエア」を搭載し、出力は85馬力とパワフルではありませんが6MTと組み合わされ、パワーを使い切って操る楽しさを演出しています。
ボディは全長3685mm×全幅1670mm×全高1615mmの5ナンバーサイズで、国産コンパクトカーと同等です。
価格は255万9000円です。
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