先日登場した第7世代の新型3シリーズセダンはあらゆる点で、従来の魅力を凌駕する。たとえば、ボディサイズの拡大によって室内空間を広げ、前後トレッドの拡大で操縦安定性の向上をはかり、さらに先進安全装備を多数採用する。
ボディサイズのうち、全長は従来型より76mm長くなり(4709mm)、全幅は16mm広がり(1827mm)、全高は1mm高くなった(1442mm)。ホイールベースは41mm延長され2851mmだ。これら拡大分は室内居住性の向上に寄与する。とりわけ前席と後席の間隔が11mm広がった。「後席乗員のフットスペース拡大につながった」と、BMWは話す。
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トレッドはフロントで43mm、リアで21mm拡大し、それによって操縦安定性と、敏捷性がさらに高まった、と、BMWはうたう。つまり“スポーティセダン”としての3シリーズの持ち味は新型にも継承しているし、より走りに磨きをかけたのだ。このあたりは、近々おこなわれる海外試乗会で確認したい。
エンジンラインナップは多岐にわたる。ガソリンエンジン車は2.0リッター直列4気筒ターボ(184ps)の「320i」と、同じエンジンながら最高出力を258psに高めた「330i」、そしてBMW M社が開発にくわわった3.0リッター直列6気筒ターボ(374ps)搭載の「M340i xDrive」が2019年に追加される予定だ。
ディーゼルエンジン車は、2.0リッター直列4気筒ターボ(150ps)の「318d」と、基本的に同じエンジンで190psを発揮する「320d」、それに265psを発揮する3.0リッター直列6気筒の「BMW330d」が揃う。なお、318dと320dは6MTもある(そのほかのモデルは8AT)。
そして、2019年夏にくわわるのがPHV(プラグ・イン・ハイブリッド)モデルの「330e」だ。2018年11月15日に発表された詳細によれば、2.0リッター直列4気筒ターボエンジン(184ps)に、最高出力109psのモーターを組み合わせる。システム総出力は252ps/430Nmで現行モデルと変わらないものの、0~100km/hは6.0秒(マイナス0.1秒)、最高速度は230km/h(プラス5km/h)を実現した。
電気のみで走る「EVモード」の航続距離も向上。現行モデルに対し約1.6倍、60kmに伸びた。また、EVモードの最高速度は140km/hだ。
日本導入は2019年前半予定
サスペンションシステムにはBMW初の新型ダンパーを採用した。荒れた路面でも車両の姿勢を保ち、路面状況にかかわらず高いコーナリング性能を確保する目的で開発したとうたう。
さらにオプションで「アダプティブMサスペンション」を用意する。こちらは電子制御ダンパーによって、路面からの入力を4輪個別にこなしていく。「3シリーズセダンに用意するサスペンションシステムのなかで、最もスポーティ、かつ快適だ」と、BMWは説明する。
ボディデザインはいわゆる“キープコンセプト”だ。ただし、キドニーグリルを大型化し、かつヘッドランプのデザインを変更するなど細かい変更箇所は多数ある。よりマッシブな印象が強くなった車体側面のデザインとともに、フルモデルチェンジを主張する。
インテリアで注目すべきは、「BMWインテリジェント・パーソナルアシスタント」だ。ボイスコントロールによるUX(ユーザーエクスペリエンス)のシステムで、クルマと会話形式で各種操作が出来る。
「ヘイ、BMW」と呼びかけてエージェント(AI)が応える。そこで「ちょっと暑いかな」と、話せば、「温度を1℃下げましょう」と、音声で応じ、その通りに自動で調整する優れた機能だ。またスマートフォンがキーの代わりになる「デジタルキー」のシステムも新たに採用され、リモートで操作出来る内容が拡大した。
先進安全装備は「ADAS(Advanced Driver Assistance Systems)」と呼ぶ先進運転支援システムを搭載。ACC(アダプティブクルーズコントロール)やレーンキーピングアシストなどを組み合わせて「レベル2」相当の半自動運転を可能にする(日本仕様は未定)。
新型3シリーズの販売開始(本国)は2019年3月9日を予定する(日本への導入は2019年前半予定)。それまでのあいだ、さまざまな情報が“小出し”にされるようなので、引き続き注目したい。
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