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人気中古車実車レビュー【アウディ RS 5 スポーツバック】歴史的名車がモチーフの限定車!

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人気中古車実車レビュー【アウディ RS 5 スポーツバック】歴史的名車がモチーフの限定車!

輸入車 [2024.01.11 UP]


人気中古車実車レビュー【アウディ RS 5 スポーツバック】歴史的名車がモチーフの限定車!

アウディ RS4/RS5専用チューニングを施した限定車 オンライン限定販売

今回の人気モデル:アウディ RS 5 スポーツバック
[アウディ RS 5 スポーツバック]自動車ジャーナリスト 竹岡 圭と巡る人気中古車実車レビュー

文●竹岡 圭、ユニット・コンパス 写真●ユニット・コンパス
※中古車参考価格はすべてグーネット2023年12月調べ。
(掲載されている内容はグーワールド本誌2024年2月号の内容です)

Profile:自動車ジャーナリスト 竹岡 圭
カーライフのサポーターとしてTVやラジオなどでもおなじみの人気自動車ジャーナリスト。全日本ラリーにも参戦経験を持つ。2023-2024 日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。


RSシリーズ25周年を祝って作られた限定車
 今回チェックする認定中古車は、アウディのプレミアムスポーツモデル「RS 5 スポーツバック」。取材させていただいたのは、2021年登録の「RS25イヤーズ」で、走行距離は3万km、販売価格は支払総額999万円となっています。
 実車チェックを行う自動車ジャーナリストの竹岡圭さんは、ノガロブルーの美しいボディカラーに目を奪われつつ、展示場にあった標準モデルのA5 スポーツバックと見比べて、その違いをチェック。というのも、ライバルモデルがひと目でそれとわかるようなデザインを採用しているのに対して、アウディのRSモデルは、わかる人にはわかる的な上品さを特徴とするからでもあります。
 「アウディのAWDシステムの名称がクワトロでしょ。それの元になったのが、アウディクワトロ(1980年)というモデルだったの。それまでジープのようなクルマに使われるイメージだったAWD(4WD)システムを乗用車に採用したのがクワトロで、その有用性を証明するために世界ラリー選手権に参戦して優勝しちゃった(1981年)。今ではアウディに限らず高性能モデルのほとんどがAWDなんだから、その先進性はすごいよね。それで一躍アウディとクワトロの名前が欧州で有名になって、1994年には高性能スポーツモデルのRSシリーズがスタート。今ではアウディの高性能モデルとして定着した」
 RS 5 スポーツバックが日本に導入されたのは2019年8月で、RS 5としては2代目。2010年に登場した初代RS 5はクーペとカブリオレでの展開だったのが、2代目ではクーペとスポーツバックという標準モデルと同じになりました。エンジンは2.9LV6ツインターボで最高出力は450馬力。高性能かつ高級感あふれるキャラクターとして仕上げられています。
 「クーペのスタイルが格好いいのはもちろんだし、モチーフになったアウディクワトロのDNAも強く感じるけど、やっぱりスポーツバックの実用性の高さは魅力だし、みんながそれを求めているってことだよね。同じRSシリーズでも、6や7だとボディももうひとまわり大きいから日常的に使うクルマだとするとちょっと気をつかう。そういう意味でもRS 5 スポーツバックは、日常の買い物からドライブ、なんならサーキット走行までカバーするまさに万能なドリームカーだと思うな」
 今回取材する「RS25イヤーズ」は、2020年10月に発売されたRSシリーズ25周年を祝う限定モデル。シリーズのオリジンであるRS 2 アバント(1994年)へのオマージュを込めてノガロブルー・パールエフェクトのボディカラーを採用。通常モデルではオプションとなるブラックエンブレムやカーボンパーツに加えて、専用ロゴ付きのシートなどの特別装備を採用。世界限定で日本への割り当てはわずか35台というスペシャルな1台。新車価格は1340万円でした。
 「RSシリーズは希少価値が高いから中古車価格も高値を維持しているみたいだけど、限定モデルだとさらに希少価値もあるってこと。なかなか入庫する機会もないみたいだから、気になるひとはお早めに!」


ハイパフォーマンスモデルこそ認定中古車
 アウディのハイパフォーマンスシリーズであるRS。その中核モデルとなるRS 5 スポーツバック。今回取材した車両は認定中古車なので1年間の走行距離無制限保証が付帯。さらに有償で最大2年間保証を延長可能となっている。最高出力450馬力ものハイパフォーマンスモデルだけあって、購入後の手厚い保証がうれしい。


取材協力|Audi Approved Automobile 浦安
 Audi Approved Automobile 浦安では、メーカーの基準を満たした高品質な認定中古車を販売。展示台数も常時50台以上と千葉県内最大規模で、人気のSUVモデルはもちろん、RSシリーズや電気自動車のe-tronまで幅広くラインアップ。展示場は首都高湾岸線の浦安IC出口から300mとアクセスにも優れている。

SHOP DATA
住所:千葉県浦安市東野3-9-22
TEL:047-700-6911
定休日:月曜日・第2火曜日・年末年始
営業時間:10:00~17:00(火曜日-金曜日)、10:00~18:00(土曜日-日曜日)
URL:https://www.aaa-urayasu.jp


アウディ RS 5 スポーツバックの実車をチェック!

【デザイン】見る人が見ればわかるさりげないスポーツテイスト
 機能性を持たせた前後バンパーやワイドに張り出したフェンダーなど、標準モデルに比べるとかなりの部分が専用デザインになっているRS 5 スポーツバック。それでもライバルブランドに比べるとエレガントなイメージが漂うのがアウディらしいところ。「自分だけがすごいクルマだとわかっていればいい」といった大人の余裕が漂います。フェンダーのデザインにアウディの歴史的名車からイメージを引用しているのも見どころです。


性能面ではベースモデルに対して圧倒的な差をつけつつ、デザイン的にはあえて控えめに仕立てられているのがRSモデルの特徴。

【装備】上級モデルらしい充実の装備に加えスポーティさも
 アウディのなかでも上級車種という位置付けになるだけに装備は充実。マトリクスLEDヘッドライト/レーザーハイビーム、タッチ操作に対応するMMIナビゲーションは標準装備。さらに、アルカンターラを使ったステアリングやスポーツシートといった専用アイテムに加えて、Bang&Olufsen 3Dアドバンストサウンドシステムといった高品質な装備も搭載。なお、カーボンスタイリングパッケージは80万円の高額オプションなので装着の有無は確認したいところ。


カーボン製のエンジンカバーは高額なオプション。手に触れる部分がアルカンターラ仕上げになるなど上質かつスポーティな装いです。

【使い勝手】5ドアハッチという実用性にクワトロの全天候性能で万全
 最初のRSモデルがRS 2 アバントというステーションワゴンだったこともあって、歴代のRSモデルは使い勝手もおろそかにされていません。このRS 5 スポーツバックは、その名のとおりハッチゲートを備える5ドア。なので日常での使い勝手はセダン以上に優れています。特にラゲッジスペースは優秀で、5人乗車時でも480Lをキープ。後席の背もたれも倒せるので、スキーのような長い荷物も簡単に積載できます。まさに万能なスポーツモデルといえるでしょう。


スポーツカー顔負けの性能を誇りながらも、使い勝手や快適性についてはハイレベルをキープ。ハッチゲートのおかげで荷室は使いやすい。

上質さとスポーツ性能を高次元で両立

竹岡 圭 レビュー

デザイン[★★★★★]
 パッと見、そんなにすごいクルマに見えないところがいいんです! もちろんしっかり見れば、グッとフェンダーが張り出していたり、低く構えていたりはするんですけれど、いかにも「RS」ですといった、ギラギラした感じは皆無。わかる人だけにわかるデザインだから、乗っていく場所を選ばないのも利便性高いです。


装備[★★★★★]
 バーチャルコックピットに代表される、アウディらしい装備関係は最新のものがきっちり揃っています。走りのモデルではありますが、移動中はやはり運転サポート装備はあったほうが快適なので、そういうものは網羅しつつ、その上の安全装備も万全体制。普段使いからスポーツドライビングまで、不安なく楽しめます。


使い勝手[★★★★★]
 タッチディスプレイで操作ができる、最新のアウディ仕様になっているので使いやすいと思います。また、乗らないとわからないようなシフトレバーを含め手を触れるところにスエード調の素材が使われていたり、本物のカーボンがあしらわれていたりと、レーシーな雰囲気満点なインテリアも所有した満足感を高めてくれます。


編集部 レビュー

デザイン[★★★★★]
 少々マニアックな話になってしまうのですが、このクルマの元ネタとなったアウディクワトロは、ラリーの世界を一変させた名車中の名車。ただ機能的でカッコいいだけでなく、歴史と伝統に基づいたデザインというところも評価が高くなります。ディテールの完成度も高く、隅々まで気を配った造形にうっとり。


装備[★★★★★]
 運転支援技術が大きく進化した世代のモデルだけに、安全性はもちろん快適性を高めるサポート技術も万全。操作系は液晶モニターとタッチ操作を積極的に取り入れることで、シンプルかつ高機能なものになっています。RSシリーズ25周年を記念した限定モデルということもあって、通常なら高価なオプションも万全。


使い勝手[★★★★★]
 趣味性と実用性がハイレベルにバランスしているのがこのクルマ最大の魅力かもしれません。ひとりのドライブでは爽快に、パッセンジャーがいるときには高級車らしくしなやかに、そして旅行やレジャーにも対応する荷室スペースを用意。まさに1台ですべてのニーズを賄ってしまう、万能選手といえるでしょう。


ライバルモデルをチェック!

メルセデス・AMG CLA 45 S 4MATIC+
 スマートなスタイルとボディサイズに421馬力ものパワフルなエンジンを搭載した高性能モデル。よりRS 5 スポーツバックに近い「シューティングブレーク」も存在します。

中古車参考価格帯:550万円~1010万円(19年~23年 CLA全グレード)


BMW M440i xドライブ グランクーペ
公道での使いやすさを重視しながら性能を磨いたMパフォーマンスモデル。3L直6ターボが発生する最高出力は387馬力。セダンの端正さとクーペの美しさを兼ね備えています。

中古車参考価格帯:690万円~910万円(20年~23年 M440i xドライブ グランクーペ)

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みんなのコメント

1件
  • sat********
    動力性能では劣るけれど8500回るNA V8 DCTの頃のRS5の方が魅力的だった
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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