現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > トヨタ「和製スーパーカー」登場! 1400万円「謎のシュバルツァー」とは? 意外なトヨタ車がベースだった

ここから本文です

トヨタ「和製スーパーカー」登場! 1400万円「謎のシュバルツァー」とは? 意外なトヨタ車がベースだった

掲載 1
トヨタ「和製スーパーカー」登場! 1400万円「謎のシュバルツァー」とは? 意外なトヨタ車がベースだった

■スーパーカー以上の迫力と動力性能を獲得したJZA80スープラ

 トヨタ「スープラ(JZA80)」をベースにした世界に1台しかないコンプリートが、中古車情報サイトに掲載されて話題になっています。
 
 いったいどのようなクルマなのでしょうか。

【画像】これはカッコいい! 世界に1台のトヨタ製スーパーカーの画像を見る!

 スープラはトヨタのフラッグシップスポーツカーとして、1978年に初代モデルが誕生しました。

 直列6気筒エンジンの搭載、FRレイアウトの採用は初代から現行モデルの5代目まで、一貫して継承されています。

 とくに3代目スープラの70系ではフラッグシップモデルの演出のため、ブリスターフェンダーや3リッターエンジンを採用するなど数多くの改良を重ねました。

 また高出力化にも磨きをかけて最上級グレードの2.5GTでは、当時の自主規制である最高出力280psを達成するほどです。

 そして、スポーツカーとしての資質を底上げしたのが、1993年に誕生した4代目スープラ(JZA80)になります。

 パワートレインは3リッターの自然吸気とターボのラインナップで、ターボの最高出力は280ps、0-100km/h加速は4.6秒を実現しました。

 パワーに対応するべくボディも進化し、先代比で全長は10mm短くなった4520mm、全幅は65mm拡大された1810mm、全高は25mm下げられた1275mmとなりました。

 そしてエクステリア最大の特徴は、当時のクルマとしては異例の大きさのリアスポイラーを装着することで、空気抵抗係数であるCd値は世界トップレベルである0.30を達成しました。

 さらに燃料タンクをトランクルーム下に配置することで、前後重量配分を限りなく50対50に近づけることに成功します。

 ほかにもJZA80スープラは高い運動性能を誇るだけでなく、映画ワイルドスピードに登場したことで世界中で注目を集めるクルマになりました。

 そんな根強い人気を誇るJZA80スープラですが、世界に1台しかないフルコンプリートカーが中古車情報サイトに掲載されて話題になっています。

 そのクルマは「SUPRA Super Wide Body Schwarzer(シュヴァルツァー)」で、1998年式のJZA80スープラをベースに製作されました。

 特筆すべき点は、スープラの面影が全く無く、バンパー、ドア、ボンネット、フェンダーなどのルーフ以外の外装パーツは、すべて完全オリジナルのパーツで制作されていることです。

 ボディサイズは全長4520mm×全幅2060mm×全高1195mmで、とくに全幅はスーパーカーのようなワイドボディとなりました。

 また、乗降性向上のため、ランボルギーニのようなガルウイングドアを採用しています。

 リア周りのディフューザーや丸目2灯のテールランプはフェラーリを彷彿とさせるもので、Schwarzerがただならぬ存在であることをアピールしています。

 パワートレインも給排気系のチューニング以外にHKSカムシャフトやブースト圧の変更で最高出力612ps、最大トルク88.0 kg・mまで高めました。

 もちろんハイパワーに対応すべく、サスペンションやブレーキ周りの換装、及びロールバーの装着など全てにおいてコンプリートされています。

 このような唯一無二のSchwarzerですが、どういった経緯でこの車両取り扱いに至ったのでしょうか。

 希少な高級スポーツカーを取り扱う「スクーデリア ミラージュ」の担当者は以下のように話します。

「アブフラッグ(Schwarzerの開発)を運営していた会社に、スープラのオーナーが自分のクルマを‘’世界で一台のデザインにしたクルマにしてほしい‘’ということで待ち込まれました。

 しかし、乗る機会がないとのことで当店で委託を受けました」

 また、カスタムをした点でこだわっているポイントについて、前出の担当者は以下のように話します。
 
「外装は全てオリジナルの形にしたいということで、ノーマルの部分をほとんど残さないというコンセプトで製作されました。

 また、エンジン本体も300キロくらいは出るようにチューニングされてます。

 ベースがスープラだとはなかなか気づかない出来上がりになっており、まさに世界で一つのデザインとなっております」

※ ※ ※

 今回の車両の走行距離は8万3000kmで、価格は1408万円になっています。

 ほかにもスクーデリア ミラージュではアブフラッグのGT-Rワイドボディも1050万円で取扱中です。

こんな記事も読まれています

2024年カンヌ国際映画祭でBMWがナオミ キャンベルとコラボしたショーカー「BMW XM ミスティーク アリュール」
2024年カンヌ国際映画祭でBMWがナオミ キャンベルとコラボしたショーカー「BMW XM ミスティーク アリュール」
AutoBild Japan
ホンダ『N』の魅力大研究 ~人気シリーズ全車解説&ライバル比較~
ホンダ『N』の魅力大研究 ~人気シリーズ全車解説&ライバル比較~
グーネット
東京の謎の並行道路「五日市街道」「井ノ頭通り」どう違うの!? どちらが使いやすい? 至近距離に2本も道路がある「歴史的理由」とは
東京の謎の並行道路「五日市街道」「井ノ頭通り」どう違うの!? どちらが使いやすい? 至近距離に2本も道路がある「歴史的理由」とは
くるまのニュース
ランボルギーニの新型スーパーカー、V8ツインターボ+3モーターで900馬力超え…『ウラカン』後継
ランボルギーニの新型スーパーカー、V8ツインターボ+3モーターで900馬力超え…『ウラカン』後継
レスポンス
ジャパンモビリティショー2024はビジネスイベントに…10月に幕張メッセでの開催が決定
ジャパンモビリティショー2024はビジネスイベントに…10月に幕張メッセでの開催が決定
レスポンス
運転士不足の特効薬として大型のバスやトラックにもAT限定免許を導入! でも大型車はまだまだMTだらけという現状
運転士不足の特効薬として大型のバスやトラックにもAT限定免許を導入! でも大型車はまだまだMTだらけという現状
WEB CARTOP
1.6Lターボ搭載のレクサス「小さな高級車」実車展示! 黄色アクセントのスポーティ仕様「LBX MORIZO RR」 どんな特徴?
1.6Lターボ搭載のレクサス「小さな高級車」実車展示! 黄色アクセントのスポーティ仕様「LBX MORIZO RR」 どんな特徴?
くるまのニュース
[おすすめ工具] 輸入工具に強いワールドインポートツールズ横浜で見つけた、ガレージに常備したい工具×7選
[おすすめ工具] 輸入工具に強いワールドインポートツールズ横浜で見つけた、ガレージに常備したい工具×7選
WEBヤングマシン
限定341台! ドゥカティがアイルトン・セナに敬意を表した「モンスター・セナ」を発売
限定341台! ドゥカティがアイルトン・セナに敬意を表した「モンスター・セナ」を発売
バイクのニュース
ダイハツ・タントとスバル・シフォンの10万台超をリコール…スタビライザが折損
ダイハツ・タントとスバル・シフォンの10万台超をリコール…スタビライザが折損
レスポンス
日野自動車がエンジン認証不正再発防止策の進捗を報告…ISO9001認証取得など
日野自動車がエンジン認証不正再発防止策の進捗を報告…ISO9001認証取得など
レスポンス
【ホンダ初代モンキーZ50M】(1967年)を詳細解説「遊園地の乗り物から発展した公道最小のバイク」
【ホンダ初代モンキーZ50M】(1967年)を詳細解説「遊園地の乗り物から発展した公道最小のバイク」
モーサイ
中国・台湾で暮らした私が「ライドシェア」をもっと推進すべきと考える当然の理由 “日本版”は明らかな失敗作である!
中国・台湾で暮らした私が「ライドシェア」をもっと推進すべきと考える当然の理由 “日本版”は明らかな失敗作である!
Merkmal
ホンダ・フィット ハイブリッドが3代目で初登場、シンプルで高効率なシステムが話題に【10年ひと昔の新車】
ホンダ・フィット ハイブリッドが3代目で初登場、シンプルで高効率なシステムが話題に【10年ひと昔の新車】
Webモーターマガジン
【最新モデル試乗】素直でプレーン、そしてリーズナブル。ホンダWR-Vに愛着がわく理由
【最新モデル試乗】素直でプレーン、そしてリーズナブル。ホンダWR-Vに愛着がわく理由
カー・アンド・ドライバー
ベントレーの第4世代「コンチネンタルGT」が登場、新しいパワートレイン「ウルトラパフォーマンスハイブリッド」を搭載
ベントレーの第4世代「コンチネンタルGT」が登場、新しいパワートレイン「ウルトラパフォーマンスハイブリッド」を搭載
@DIME
三菱「新型“タフ系”SUV」世界初公開へ! 伝説の「パジェロ」復活か? 三菱事業計画で“本格四駆”の存在「匂わせた」? 26年度以降に米に登場へ
三菱「新型“タフ系”SUV」世界初公開へ! 伝説の「パジェロ」復活か? 三菱事業計画で“本格四駆”の存在「匂わせた」? 26年度以降に米に登場へ
くるまのニュース
じつはアメリカ生まれ!? ホンダ「ハンターカブ」ってどんな歴史がある? 1970年製の元祖「CT90トレイル」とは
じつはアメリカ生まれ!? ホンダ「ハンターカブ」ってどんな歴史がある? 1970年製の元祖「CT90トレイル」とは
VAGUE

みんなのコメント

1件
  • zck********
    ワンオフ車両って、造った所やオーナーじゃないと分からない事があるから、何かあった時に困るね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

499.5789.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

144.81730.0万円

中古車を検索
スープラの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

499.5789.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

144.81730.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村