人とクルマを鍛え、モータスポーツを起点としたもっといいクルマづくりを継続していく、トヨタの苛酷な挑戦がまた始まる。
TOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)は、ニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS。Nürburgring Langstrecken Serie)の第4戦および第6戦に参戦する。2022年のニュルブルクリンク24時間耐久レースへの参加は、開催日程(2022年5月28日~29日)が国内の主要なレースと重複しており、十分なチーム体制下での参戦が困難であるため見送ったが、来年以降を見据え、国内テストやNLSへの参戦を通して、人とクルマを鍛え、モータスポーツを起点としたもっといいクルマづくりを継続していくという。
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ニュルブルクリンクは、1周25km、高低差300m、172のコーナーを持つ過酷なコースで、人を鍛え、クルマを鍛えることを目標に2007年から参戦しているニュルブルクリンク24時間レースは、TGRのもっといいクルマづくりの原点だ。当社の社員メカニックやエンジニアは、通常のテストコースでの実験評価よりもさらに過酷な環境下でクルマの限界を知り、改善力を養うといった経験を積み、その後さまざまな車両開発の現場で活躍している。
今回参戦するNLS第4戦(6月25日開催)は4時間の耐久レースで、ドライバーは片岡龍也、石浦宏明、佐々木雅弘、松井孝允の4名を予定しています。また、9月に参戦予定のNLS第6戦(9月10~11日開催)は、6時間のレースが2日に渡って実施される、合計12時間の耐久レースとなる(NLS第6戦のドライバーは後日決定)。
参戦車両は、LEXUS LCと新たにGR86。LCはボディの高剛性化や空力開発、サスペンション技術を中心に、将来の市販車に活かすための先行技術を多分に投入し、鍛える。新型GR86は、ニュルブルクリンクに初登場。先代からパワーアップした2.4Lエンジンを搭載して、世界一過酷なコースに挑む。
◆2022年ニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)参戦体制
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