現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > なぜ立ち消えた? 東京モーターショーで市販が期待されるも消えたコンセプトカー3選

ここから本文です

なぜ立ち消えた? 東京モーターショーで市販が期待されるも消えたコンセプトカー3選

掲載 更新
なぜ立ち消えた? 東京モーターショーで市販が期待されるも消えたコンセプトカー3選

 リアリティは抜群! しかし残念ながら市販化には至らなかった

 現在開催中の東京モーターショーでは、多くのコンセプトカーが登場している。そのコンセプトカーもさまざまで、すぐにでも市販化できそうなリアリティのあるものから、現状では机上の空論としか言えないような遥か未来を見据えたものまで幅広い。

クルマはデザインが命! 自動車の歴史に残る名デザイナー5人とその作品

 今回はそんなコンセプトカーの中から、話題を集めたものの現在まで市販化の声が聞こえてこないモデルをピックアップしたい。

 1)日産MID4-II

 1985年のフランクフルトモーターショーで登場したMID4の発展型として、87年に開催された第27回東京モーターショーで発表されたのがMID4-IIだった。

 3リッターV6ターボエンジンをミッドシップにマウントし、4輪を駆動するというこのモデルは実際に走行できるほどの完成度を持っており、そのリアルな仕上がりから市販化は目前と当時のメディアでは言われていた。だが、結局MID4-IIは市販化されることはなく、ミッドシップレイアウトの車両がその後に登場することもなかった。しかし、MID4-IIで培った技術は他車種に横展開され、実車は現在でも日産が所蔵している。

 2)トヨタFT-86オープンコンセプト

 2013年の東京モーターショーで登場したのは、前年にデビューしたばかりの86をベースにしたコンバーチブルモデルだった。コンセプトといいながら、実際に電動で開閉するソフトトップなど、リアリティは抜群。

 トヨタは2007年にMR-Sの販売を終了してからオープンモデルを持っておらず、当時は2リッターのロードスターが存在していたが、FT-86オープンコンセプトは4座オープンということもあって市販化を熱望する声も少なくなかった。だが残念ながら市販化には至らず。すでに過去の話として「市販化目前までいっていた」という話がされていることからも、今後も登場することは残念ながらなさそうだ。

 市販を目指していないと明言も、期待せずにはいられない1台!

 3)マツダRX-VISION

 圧倒的に低いボンネットと全高を可能にする次世代ロータリーエンジン「SKYACTIV-R」を搭載、とアナウンスされたコンセプトカーのRX-VISIONは、2015年の東京モーターショーでお披露目されたモデル。世界一美しいFRのプロポーションをつくりたい、というコンセプトのもと作られたモデルであり、直接的な市販化を目指したモデルではないと言われていた。

 あれから4年が経つが、残念ながら次世代ロータリーエンジン「SKYACTIV-R」の話題は途絶えたままであり、現在ではロータリーエンジンの生きる道はレンジエクステンダーの発電用エンジンとしてしか残されていないとも言われる始末だが、それでもファンはマツダなら駆動用のロータリーエンジンをなんとかしてリリースしてくれると思っているに違いない。

こんな記事も読まれています

レアすぎるよ…! 約940万円! ケータハムセブンの[中古価格]が驚愕すぎる件
レアすぎるよ…! 約940万円! ケータハムセブンの[中古価格]が驚愕すぎる件
ベストカーWeb
グループAのころにゃなかったぞ! おじさんファンにはちんぷんかんぷんなイマドキ「レース用語」10選
グループAのころにゃなかったぞ! おじさんファンにはちんぷんかんぷんなイマドキ「レース用語」10選
WEB CARTOP
苦しみ続けるマクラーレンのノリスが予選6番手「良いラップをまとめることが、あまりにも難しい」/F1第22戦
苦しみ続けるマクラーレンのノリスが予選6番手「良いラップをまとめることが、あまりにも難しい」/F1第22戦
AUTOSPORT web
先代「695」と乗り比べ アバルト500e 長期テスト(5) 魅力はそのまま 未来感が凄い!
先代「695」と乗り比べ アバルト500e 長期テスト(5) 魅力はそのまま 未来感が凄い!
AUTOCAR JAPAN
「なんで!? スマートキーが作動しない!?」焦るクルマのトラブル 便利だけど大きな弱点もある理由とは
「なんで!? スマートキーが作動しない!?」焦るクルマのトラブル 便利だけど大きな弱点もある理由とは
乗りものニュース
2列目シートも快適でフラットスペースも広いトヨタ ハイエースがベースのキャンパー
2列目シートも快適でフラットスペースも広いトヨタ ハイエースがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB
なつかしすぎて涙。タミヤのRCバギー「グラスホッパー」が誕生40周年を記念し“トミカ”&“ミニ四駆”になった!
なつかしすぎて涙。タミヤのRCバギー「グラスホッパー」が誕生40周年を記念し“トミカ”&“ミニ四駆”になった!
くるくら
タナクがまさかのクラッシュ。ヌービルが悲願のタイトル獲得。トヨタが逆転ランキングトップ/ラリージャパン最終日
タナクがまさかのクラッシュ。ヌービルが悲願のタイトル獲得。トヨタが逆転ランキングトップ/ラリージャパン最終日
AUTOSPORT web
アルピーヌのガスリーが驚きの予選3番手「アグレッシブな低ダウンフォースパッケージを選択。予想外の結果を出せた」
アルピーヌのガスリーが驚きの予選3番手「アグレッシブな低ダウンフォースパッケージを選択。予想外の結果を出せた」
AUTOSPORT web
トヨタ「“2階建て”車中泊仕様」がスゴイ! 大人5人が寝られる「豪華ホテル」風内装! 広さ2倍になる“マル秘機能”も搭載する「謎のハイラックス」とは?
トヨタ「“2階建て”車中泊仕様」がスゴイ! 大人5人が寝られる「豪華ホテル」風内装! 広さ2倍になる“マル秘機能”も搭載する「謎のハイラックス」とは?
くるまのニュース
レクサス『LBX MORIZO RR』やマツダ『CX-80』、最新4車種にブリッツ「OBDモニター」が適合
レクサス『LBX MORIZO RR』やマツダ『CX-80』、最新4車種にブリッツ「OBDモニター」が適合
レスポンス
マジ!? 今が[ベストタイミング]!? 新車は買えなくなったホンダ[S660]を中古で探すぞ!!
マジ!? 今が[ベストタイミング]!? 新車は買えなくなったホンダ[S660]を中古で探すぞ!!
ベストカーWeb
トヨタWRC代表、タイトル獲得に向けラリージャパンで“チームプレー”徹した勝田貴元の「マネジメント力を見ていた」
トヨタWRC代表、タイトル獲得に向けラリージャパンで“チームプレー”徹した勝田貴元の「マネジメント力を見ていた」
motorsport.com 日本版
みなとみらいのヤマハ発信拠点で“外に繰り出したくなる”イラスト展開催 12月11日~15日
みなとみらいのヤマハ発信拠点で“外に繰り出したくなる”イラスト展開催 12月11日~15日
レスポンス
ルクレール、”チームオーダー無視”のサインツJr.を批判「優しくすると、いつも損をするんだ!」
ルクレール、”チームオーダー無視”のサインツJr.を批判「優しくすると、いつも損をするんだ!」
motorsport.com 日本版
F1 Topic:ホテルでも空港でも遊べる“ギャンブルの街”ラスベガス。気になる賭け率とガスリーの躍進
F1 Topic:ホテルでも空港でも遊べる“ギャンブルの街”ラスベガス。気になる賭け率とガスリーの躍進
AUTOSPORT web
異形の「センチュリーロイヤル」!? 唯一無二の“Sワゴン型”なぜ存在?
異形の「センチュリーロイヤル」!? 唯一無二の“Sワゴン型”なぜ存在?
乗りものニュース
クルマはいまやボディだけじゃなくてシートもコーティングが基本! 車内で飲食するなら「布シートコーティング」は必須だった
クルマはいまやボディだけじゃなくてシートもコーティングが基本! 車内で飲食するなら「布シートコーティング」は必須だった
WEB CARTOP

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

267.2358.6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

75.0847.9万円

中古車を検索
86の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

267.2358.6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

75.0847.9万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村