2019年5月31日~6月2日、WRC(世界ラリー選手権)第7戦ラリー・ポルトガルがポルト近郊マトショニスをベースに開催され、トヨタのオィット・タナックが前戦に続く2連勝、シーズン3勝目を飾った。2位にはヒュンダイのティエリー・ヌーヴィル、3位にはシトロエンのセバスチャン・オジエが入った。
トラブル続出の中、タナック逃げ切る
今年のラリーポルトガルは例年以上に高温となり、暑さによるトラブルや乾燥した路面がラリーカーの走行で荒れたことによるアクシデントが頻発。優勝したタナックにも「あわや」の場面があった。
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ラリー初日の金曜日、タイトル争いのライバルであるオジエとヌーヴィルが路面掃除役となるスタート順のハンデに苦しむ中、同様の不利な条件(2番手スタート)ながら、タナックは首位を快走、滑りやすい路面での自身のスピードとヤリスWRCの速さを見せつけた。
これで2日目の土曜日にもっとも有力な後方のスタート順を得て、独走体制を築くかに思われた。
しかし、午前中にブレーキ不調に見舞われタイムを伸ばせず。サービスで完璧にリペアして臨んだ午後も、この日最後のステージで荒れた路面でヤリスWRCのダンパーが破損。なんとか首位は守ったタナックだったが、トラブルが出るタイミングによってはラリーを失いかねない際どさだった。
それでもラリー最終日の日曜には2度のベストタイムをマークして後続を突き放し、前戦のチリに続く2連勝を達成。ボーナスポイントのかかる最終パワーステージでは、途中まで最速のスプリットタイムを刻みながらステージ後半にペースを落として3番手でフィニッシュ。“あえて”選手権ランキング首位に立つのを避け、次戦ラリー・サルディーニャでもっとも不利な先頭スタートを回避するクレバーさも見せた。ただし、この判断がシーズンの最後にどんな結果をもたらすことになるかは、神のみぞ知るところだろう。
トヨタ、最終日に1-2フィニッシュを逃す
ラリー初日を終えて、トヨタは、タナック首位、2番手にヤリ-マティ・ラトバラ、3番手にクリス・ミークと1-2-3体制を築いていた。しかし、最終的に上位に生き残ったのはタナックだけだった。
ラトバラは、土曜日午前のSS11にタナックが午後に見舞われたものと同様のダンパーのトラブルに見舞われて大きくタイムロス。タナックとは対照的に2ステージを残していたため、ここでデイリタイアとなった(日曜日に再出走して7位)。
ラトバラの脱落で2番手に上がったミークも、5つのステージを走る日曜日の4つ目のステージで痛恨のスピンを喫して3番手に後退。さらに最終ステージでクラッシュを喫して手痛い土壇場でのリタイアとなってしまった。ミークのリタイアによってタナックとドライバーズ選手権を争うヌーヴィルとオジエが2位、3位に浮上。マニュファクチャーラーズ選手権でもトヨタは大量得点とランキング首位に立つチャンスを逃し、ヒュンダイとはまだ20点の差がついている。
次戦はラリー・サルディニア(イタリア)。地中海に浮かぶサルディーニャ島のリゾート地アルゲーロを起点に6月13日~16日の日程で開催される。
WRC第6戦ラリー・ポルトガル 結果
優勝 8 O.タナック (トヨタ ヤリス WRC) 3h20m22.8s
2位 11 T.ヌービル (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +15.9s
3位 1 S.オジエ(シトロエン C3 WRC) +57.1s
4位 3 T.スニネン (フォード フィエスタ WRC) +2m41.5s
5位 33 E.エバンス(フォード フィエスタ WRC) +7m08.3s
6位 22 K.ロバンペラ (シュコダ・ファビア R5) +10m34.2s
7位 10 Y.ラトバラ (トヨタ ヤリス WRC) +11m28.2s
8位 24 Y.コペツキー (シュコダ・ファビア R5) +11m41.9s
9位 51 P.ルーベ (シュコダ・ファビア R5) +12m46.3s
10位 47 E.ブロンクビスト (シュコダ・ファビア R5) +14m54.5s
WRCドライバーズランキング
1位 S.オジエ(シトロエン C3 WRC) 142ポイント
2位 O.タナック (トヨタ ヤリス WRC) 140ポイント
3位 T.ヌービル (ヒュンダイ i20クーペ WRC) 132ポイント
4位 E.エバンス(フォード フィエスタ WRC) 65ポイント
5位 K.ミーク (トヨタ ヤリス WRC) 56ポイント
6位 T.スニネン (フォード フィエスタ WRC) 44ポイント
WRCマニュファクチャラーズランキング
1位 ヒュンダイ 202ポイント
2位 トヨタ 182ポイント
3位 シトロエン 158ポイント
4位 M スポーツ フォード 122ポイント
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