■最後のクラウンシリーズ「クラウン エステート」はどんな人が乗る?
最後のクラウンシリーズの1台として、本年の年央以降の登場が予定されているのが新型クラウン エステートです。
【画像】超カッコイイ!”17年ぶり復活”のトヨタ「新型ラージSUV」の画像を見る(30枚以上)
名称的には、ステーションワゴンをイメージしますが、その実態はラージSUVと言うのが正しいでしょう。
では、そんな新型クラウン エステートは、どんなクルマなのでしょうか。また、「クラウン」の「エステート」には、どんな歴史があり、どのようなユーザーをターゲットにしているのかを考えてみたいと思います。
まず、これから登場する新型クラウン エステートは、どのようなクルマなのでしょうか。
公開されている情報では、全長4930mm×全幅1880mm×全高1620mm。同じSUVタイプのクラウン スポーツよりも、全長が220mm長く、全幅は同じ、全高が60mm高くなっています。
ホイールベースは2850mmで、「クラウン クロスオーバー」と同じ寸法となります。プラットフォームはクラウン クロスオーバーと同じ、FFベースのGA-KのTNGAプラットフォームを使用するのでしょう。パワートレインもクラウン クロスオーバーと同じものが採用される可能性が大きいと言えます。
また、新型クラウン エステートならではの特徴は、広々とした室内空間になります。2列目シートを前に倒せば、ラゲッジから2列目まで完全なるフラットな床が現れます。
これをフルフラットデッキと呼びます。SUVですが、ステーションワゴンのように使える実用性を備えているのです。これが「エステート」の名前を使う理由となるでしょう。
ちなみにクラウンの歴史を振り返れば、ステーションワゴンの存在感が意外に大きいことに気づくはずです。
1955年に登場した初代クラウンにも、商用モデルでしたが「トヨペット マスターラインクラウンバン」というワゴンタイプがすでに存在しました。
1962年に登場した2代目クラウンでは、初の乗用モデルとしてステーションワゴンの「クラウンカスタム」が登場します。
商用モデルは、初代から1991年まで9世代まで、乗用モデルとしては2代目から1999年登場の10代目(セダンとしては11代目)まで、続きます。
商用モデルのバンが終了したのは1999年のことであり、乗用モデルのステーションワゴンが終了するのは2007年のことでした。つまり、商用モデルも乗用モデルも、それぞれ40年を超える歴史を積み重ねていたのです。
また、クラウンの乗用ステーションワゴンは、2代目から5代目が「カスタム」と名乗り、6代目と7代目が「ワゴン」、8代目と9代目が「ステーションワゴン」、そして最後の10代目が「エステート」と名乗っています。つまり、今回の新型「クラウン(エステート)」は、10代目の名称を継承するモデルとなります。10代目が生産終了となったのは2007年でしたから、今回は17年ぶりの復活となります。
ちなみに、世間一般的にステーションワゴンが脚光を浴びるようになるのは、高性能スポーティ・ステーションワゴンのスバル「レガシィ・ツーリングワゴン」が人気を集めた1990年代以降と言えます。
ところが、「クラウン」に関しては、そうしたブームより、はるかに先からステーションワゴンを揃えて、販売してきた歴史を有していたのです。
では、そんな「クラウン」のステーションワゴンは、どのようなユーザーに愛されてきたのでしょうか。
個人的な印象を含めて言えば、その答えは自営業のオーナー社長さんのような方です。クラウンはいつの時代もトヨタのトップモデルですから、裕福な方がオーナーになります。
その裕福な人でありつつも、業務上多くの荷物を運ぶ必要性のあるユーザーが、「クラウン」のステーションワゴンを利用します。
裕福でも勤め人であれば、ステーションワゴンである必要はありません。自身で事業を切り盛りする自営業だからこそ、実用性の高いステーションワゴンを愛用してきたと言えるでしょう。
そういう意味では、新世代のクラウン エステートも時代の要請にあわせてSUVのスタイルをとっていますが、荷物をたくさん積むという「クラウン」のステーションワゴンの伝統は継承されています。
ですから、きっと新型クラウン エステートも、そのオーナーとなる方は、事業を切り盛りする自営業の方が多いのではないでしょうか。また、アウトドアライフやスポーツを楽しむ方にも、荷物をたくさん積める新型クラウン エステートはおすすめです。
発売は2024年年央以降と言いますから、早ければ6月には登場する可能性もあります。そろそろディーラーに足を運んで、相談してみるのもいいかもしれませんね。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
三重県の「北勢バイパス」、2024年度内に四日市の中心部まで開通! 通勤ラッシュの緩和にも期待。 【道路のニュース】
「高いのはしゃーない」光岡の55周年記念車『M55』、800万円超の価格もファン納得の理由
「すごい衝突事故…」 東富士五湖道路が一時「上下線通行止め!」 ミニバンが「横向き」で“全車線”ふさぐ… 富士吉田で国道も渋滞発生中
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
超クラシック! ホンダが新型「ロードスポーツ」発表で反響多数! ロー&ワイドの「旧車デザイン」に「スタイル最高」の声! 女性にも人気らしい新型「GB350 C」が話題に
「子供が熱を出したので障害者用スペースに停めたら、老夫婦に怒鳴られました。私が100%悪いですか?」質問に回答殺到!?「当たり前」「子供がいたら許されるの?」の声も…実際どちらが悪いのか
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
コスパで選ぶなら今年2月にマイナーチェンジでアプデされたカローラクロスがコスパ良いですよ。新世代ハイブリッドシステムが入り、パワートレイン含め中身が丸々変わりました。
最上級のハイブリッドZで325万円という値段設定もgoodです
日本のメーカーなんだから少しは日本の道路事情や駐車環境を考慮してくれ、正直邪魔で仕方ない。