現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 軽自動車はターボかNAか? ホンダN-BOXに5年乗る費用を比べてわかった「意外」な結果!

ここから本文です

軽自動車はターボかNAか? ホンダN-BOXに5年乗る費用を比べてわかった「意外」な結果!

掲載 更新 90
軽自動車はターボかNAか? ホンダN-BOXに5年乗る費用を比べてわかった「意外」な結果!

 日本で一番売れているホンダN-BOXを一例に比較してみた

 スーパーハイトワゴンやハイトワゴンといった軽自動車を買う際、「安価なNAにするか、ちょっと高いターボにするのか」というのはなかなか難しいテーマである。ここでは新車から5年5万km走行で処分するという長い目で見た出費を中心にどちらが得かを、軽スーパーハイトワゴン一番人気のホンダN-BOXを例に考えてみた。

軽自動車はターボと自然吸気のどちらのエンジンを選ぶのが正解か

■購入のコスト

 グレードを標準車のG L ホンダセンシング(2WD/FF)で揃えた際の価格はNA:154万3000円、ターボ:173万8000円と、約19万5000円差である。しかしターボはNAに対しサイド&カーテンエアバッグ、運転席側パワースライドドア、革巻きハンドルといった装備が加わる点も考慮すると、実質的な価格差は12万5000円といったところで、12万5000円の価格差は販売諸経費を含めた総支払額でもほとんど変わらない。なお、軽自動車のNAとターボの実質的な価格差は10万から15万円が相場だ。

■維持費

 車検代やタイヤ代は変わらないとすると、おもに異なるのは燃費の違いによるガソリン代とオイル交換代となってくる。

●ガソリン代

 カタログに載るWLTCモード燃費はNAが21.8km/L、ターボが20.4km/Lと約7%違いで意外に変わらない。レギュラーガソリン1リットルを130円、実用燃費をNAは16km/L、ターボは15km/Lと仮定すると、5万km走行に必要なガソリン代はNA:12万5000円、ターボ:15万円と、ターボは2万5000円高い。

●オイル交換代

 オイル交換のサイクルはNA:1年もしくは1万5000kmの早いほうとなるため4回、ターボ:6カ月もしくは5000kmの早いほうなので9回必要だ。オイル交換1回の費用を5000円とすると、NA:2万円、ターボ:4万5000円と、ここでもターボは2万5000円高く付く。

 試算ではターボとNAでは大きな差はなくなった

■処分するときの査定

 某自動車メーカーの下取り査定試算を見ると5年落ちの標準的なN-BOXの査定はNA:新車の33%、ターボ:新車の35%と、若干ながらやはりターボのほうが高い。そのため予想されるN-BOXの5年後の査定はNA:51万円、ターボ:61万円と、ターボは10万円高い。

■結論

 ここまで記したターボが合計17万5000円高かった分は処分する際に10万円縮まるので、5年5万km走行での総合的な出費はターボが7万5000円高いことになる。

 経済性だけで言えば長い目で見てもNAの方が得なのは事実だ。しかし長期的な差額が7万5000円で済むのなら、軽自動車の場合排気量が大きくなったような余裕ある動力性能という魅力が「このくらいで手に入るターボを選びたい」と思う人も少なくないだろう。

 このあたりを総合すると、 ・軽スーパーハイトワゴン 走行距離が極端に少ない、街乗りがほとんどという人以外はターボを基本に考える

・軽ハイトワゴン 軽スーパーハイトワゴンより車重が軽い分、動力性能は有利なので予算に合わせて選べばいいが、高速道路や峠道を走ることが多いならターボ という選び方を勧める。

こんな記事も読まれています

東芝デバイス&ストレージ、最新車載技術を人とくるまのテクノロジー展2024 YOKOHAMAで披露予定
東芝デバイス&ストレージ、最新車載技術を人とくるまのテクノロジー展2024 YOKOHAMAで披露予定
レスポンス
フェラーリのF1分配金ボーナス、上限額減で今後も維持か? 2026年新コンコルド協定のたたき台判明
フェラーリのF1分配金ボーナス、上限額減で今後も維持か? 2026年新コンコルド協定のたたき台判明
motorsport.com 日本版
マツダ新型「CX-5」登場へ! “ロータリー”搭載? 高出力化? 「自社製ハイブリッド」搭載の「大人気SUV」どうなるのか
マツダ新型「CX-5」登場へ! “ロータリー”搭載? 高出力化? 「自社製ハイブリッド」搭載の「大人気SUV」どうなるのか
くるまのニュース
ベントレー、愛犬家の祭典「グッドウーフ2024」に参加…SUV『ベンテイガ」が羊飼いに
ベントレー、愛犬家の祭典「グッドウーフ2024」に参加…SUV『ベンテイガ」が羊飼いに
レスポンス
ドライブに最適!「フリークス ストア × ナイキ スイム」の水陸両用ショーツが登場。
ドライブに最適!「フリークス ストア × ナイキ スイム」の水陸両用ショーツが登場。
くるくら
スパークから「SUPER GT 2024」参戦車両が1/43で登場! 完売必至のレアアイテムは現在予約受付中です
スパークから「SUPER GT 2024」参戦車両が1/43で登場! 完売必至のレアアイテムは現在予約受付中です
Auto Messe Web
三菱 ギャランGTO MR(昭和45/1970年12月発売・A53C型)【昭和の名車・完全版ダイジェスト062】
三菱 ギャランGTO MR(昭和45/1970年12月発売・A53C型)【昭和の名車・完全版ダイジェスト062】
Webモーターマガジン
アストンマーティン、来季WECハイパーカークラスにヴァルキリー2台体制で参戦可能と明言「それが条件でも適応する」
アストンマーティン、来季WECハイパーカークラスにヴァルキリー2台体制で参戦可能と明言「それが条件でも適応する」
motorsport.com 日本版
トヨタ・シエンタがマイナーチェンジ。機能装備の拡充や新ボディカラーの設定などを実施
トヨタ・シエンタがマイナーチェンジ。機能装備の拡充や新ボディカラーの設定などを実施
カー・アンド・ドライバー
スバルの個性異なる「SUV」登場! 遊びの祭典で見せたアウトドア仕様とは? さらに「手軽に」「安心して」スバル車を手に入れる方法も提案へ
スバルの個性異なる「SUV」登場! 遊びの祭典で見せたアウトドア仕様とは? さらに「手軽に」「安心して」スバル車を手に入れる方法も提案へ
くるまのニュース
MINI ハッチバック 新型の頂点「JCW」、今秋デビューへ…プロトタイプの写真を公開
MINI ハッチバック 新型の頂点「JCW」、今秋デビューへ…プロトタイプの写真を公開
レスポンス
ネット検索の結果は「スバル信者」よりも「GT-R信者」よりも「トヨタ信者」が多いってマジ!? クルマ界の「○○信者」をマジメに考えてみた
ネット検索の結果は「スバル信者」よりも「GT-R信者」よりも「トヨタ信者」が多いってマジ!? クルマ界の「○○信者」をマジメに考えてみた
WEB CARTOP
セナをトリビュートする「セナ」も!マクラーレン、アイルトン・セナ没後30周年にメモリアルなカラーリングを制作
セナをトリビュートする「セナ」も!マクラーレン、アイルトン・セナ没後30周年にメモリアルなカラーリングを制作
LE VOLANT CARSMEET WEB
「じゃないほう」どころか「500」じゃないチンクエチェントがあるだと!? みんな大好きな「チンク」の面影ゼロのフィアットの正体とは?
「じゃないほう」どころか「500」じゃないチンクエチェントがあるだと!? みんな大好きな「チンク」の面影ゼロのフィアットの正体とは?
WEB CARTOP
新型電動スクーター『QAREZ』発表、航続70km…タイのEMモーター
新型電動スクーター『QAREZ』発表、航続70km…タイのEMモーター
レスポンス
土台は『ラジコン×陸上』! 異色キャリアの奥本隼士がレース歴数年で“カートあがりドライバー”と渡り合える理由
土台は『ラジコン×陸上』! 異色キャリアの奥本隼士がレース歴数年で“カートあがりドライバー”と渡り合える理由
motorsport.com 日本版
中古のトヨタ「ランドクルーザー」価格高騰! それでも欲しい!? 購入時に注意すべき“意外なこと”は?
中古のトヨタ「ランドクルーザー」価格高騰! それでも欲しい!? 購入時に注意すべき“意外なこと”は?
くるまのニュース
全長4.2mの“小さな高級SUV” アウディ「Q2」に限定車登場 「アーバンシック・エディション」は黒×銀の特別な装い
全長4.2mの“小さな高級SUV” アウディ「Q2」に限定車登場 「アーバンシック・エディション」は黒×銀の特別な装い
VAGUE

みんなのコメント

90件
  • かみさん用にnboxターボ使ってますが、坂道も楽々で自分の車より楽かもw
    お金うんぬんより、使って満足かどうかですね、自分の考えは。
    軽=貧乏って、今時車で見栄を張る事自体がどうかなと。
    自分に自信の無い人程、身の丈に合わない車に乗りたがりますよね笑
  • 軽所有時代の経験上
    ちょい乗りから近距離までならNA
    中距離(片道200kmくらいまで)多用するならターボ
    遠距離(200km以上)は軽では疲労感が凄いので出来れば軽以外。
    使用用途で分ければいい。コストじゃ計れません。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

164.9188.1万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1.0285.8万円

中古車を検索
N-BOXの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

164.9188.1万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1.0285.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村