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ビッグマイナーで大幅刷新! レクサス 新型RXの詳細を大公開

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ビッグマイナーで大幅刷新! レクサス 新型RXの詳細を大公開

未来を照らす次世代AHSを初搭載

 トヨタは、8月下旬の発売を予定する「レクサスRX」をすでに公開しているが、今回はボディと足まわりの剛性を向上させるなど基本性能に磨きをかけたうえ、ヘッドライトに世界初のブレードスキャン式AHSを採用したビッグマイナーを実施。予防安全パッケージも新世代の”Lexus Safety System+”に進化した。

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 トヨタのハリアーとルーツを共有するレクサスのRX。2009年デビューの3代目からはハリアーと袂を分かち、現行モデルは2015年に登場した4代目だ。いまやレクサスブランドを代表する存在に成長し、世界のラグジュアリーSUV市場を牽引している。 

 新型ではまず「エレガントかつダイナミックなエクステリア」と、「機能性を追求した上質なインテリア」を目指し、内外装の意匠を一新。ヘッドランプはユニット形状を小型化し、シャープな印象を表現。“version L”のスピンドルグリルにはL字モチーフのブロックメッシュパターンを採用した。メッシュグリルに抑揚をつけて、中心部に向けて押し出し感のある立体造形としている。サイドビューはフロントバンパーからドアパネルまで連続するキャラクターラインで勢いを表現する。

 リアビューも大胆にイメチェン。マフラーなどバンパーより下のアイテムは水平基調の意匠で統一し、ワイド感を強調。コンビネーションランプは上部にL字を4つ重ねたモチーフを配置し、下部はそのモチーフを反転させた造形で、レクサスのアイデンティティを強く印象づけた。

 一方インテリアは、内装色にオーカー/ホワイトアッシュ/フレアレッド(“F SPORT”専用)の3色を新規設定。ナビゲーションのタッチディスプレイ化やUSBソケットの増設、スマートフォン収納箇所の追加、タッチパッド式のリモートタッチを採用するなど、より高い利便性を実現した。

 また、3列シート車の3列目を改良して、2種類のシートポジションを設定。足元の空間を広げるか、ラゲッジスペースを優先するかを、シーンに合わせて選べる。さらに3列シート車の2列目シートにキャプテンシートの設定を追加し、ゆったりとした快適な室内空間を提供する。

 今回の改良はハード面でも多岐にわたる。スポット溶接の打点や構造用接着剤の使用を増やしてボディ剛性を向上。優れた操縦安定性と乗り心地を実現するサスペンションまわりでは、ハブベアリングの剛性を高めて車両の応答性を向上させ、スタビライザーバーの剛性を上げることで、アンダーステアの軽減とロールの低減を図っている。

 さらに、コーナリング中アクセルを踏み込んだ際に発生しやすいアンダーステアを抑制するアクティブコーナリングアシストを採用。電動パワーステアリング(EPS)のチューニングにも改良を加えて、リニアなフィーリングと思い描いたラインを正確にトレースできる高い操縦安定性を実現した。くわえてショックアブソーバにはフリクション・コントロール・デバイスを追加して、路面からの微小な入力による高周波振動を低減。フラットな乗り味と操舵時の応答性向上を実現した。

 そして最大のハイライトが、世界初の先進技術であるブレードスキャン式AHS(アダプティブハイビームシステム)だろう。レクサスはこれまでにもLEDヘッドランプを世界で初採用したほか、先行車や対向車を眩惑しないようにハイビームの照射を制御するアダプティブハイビームシステム(AHS)など、夜間視界の確保を支援するテクノロジーでは世界をリードしてきた。

 今回は光源であるLEDからの光を高速で回転するブレードミラーに照射。ミラーに反射した光が、レンズを介して高速移動しながら前方を照らす新機構のAHSに進化した。残像効果で光は動いているようには見えないが、ミラーの回転に同期させてLEDの光を適切なタイミングで点灯・消灯することで、配光が細かく制御可能になる。これで従来のAHSより細かい遮光が可能となり、ハイビームの照射範囲を拡大。対向車や先行車を眩惑することなく、歩行者や標識をより早く認識することができるのだ。

 そしてマルチメディアシステムには新たにタッチディスプレイを採用。さらにスマートフォン連動機能に対応して、Apple Car Play/Android Auto/Baidu Car Lifeなどのアプリケーションを音声で操作することが可能になるなど、利便性を大きく向上させている。

 最後にセーフティデバイスでは、予防安全パッケージのLexus Safety System+の機能をさらに進化。単眼カメラとミリ波レーダーの性能向上で、プリクラッシュセーフティ(PCS)では昼間の自転車や夜間の歩行者も検知可能になった。また同一車線内中央を走行できるように操舵を支援する高度な運転支援機能のレーントレーシングアシスト(LTA)や、単眼カメラで主要な道路標識を読み取ってメーターとヘッドアップディスプレイ内に表示するロードサインアシスト(RSA)の機能なども新たに追加された。

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