現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【N-BOXの牙城を崩せるか!?】 国内最高峰!! スペーシア、タントが挑むスーパーハイト軽選手権

ここから本文です

【N-BOXの牙城を崩せるか!?】 国内最高峰!! スペーシア、タントが挑むスーパーハイト軽選手権

掲載 更新
【N-BOXの牙城を崩せるか!?】 国内最高峰!! スペーシア、タントが挑むスーパーハイト軽選手権

 個性派がひしめき合う軽自動車の中でも、全高1700mmを超える広い室内空間が人気を集める「スーパーハイト軽自動車」。2018年の年間販売台数23万5890台でトップを独走したN-BOXが目立つが、2位のスペーシア(15万2103台)、3位のタント(13万6558台)は、そのまま昨年1年間の国産新車販売の1位から3位でもあるのだ。

 注目なのはスペーシアの派生モデルとして昨年12月に加わったSUVルックのスペーシアGEAR、さらには商用車ながらあえてエントリーに加えたホンダN-VANなどがどのように食い込んでくるのか注目だ。

先駆者の苦悩?? 日本初量産EV 三菱i-MiEVが窮地に立ちつつしぶとく生き残る事情

〈スーパーハイト軽自動車 販売台数TOP2〉
1位 ホンダ N-BOX 1万8545台
2位 スズキ スペーシア 1万1812台
3位 ダイハツ タント 1万1194台
4位 日産 デイズルークス 6946台
5位 ホンダ N-VAN 4385台
6位 スズキ アルト(ワークス含む) 3599台
7位 ダイハツ ウェイク 2145台
8位 スズキ エブリイワゴン 1332台
9位 三菱 eKスペース 1291台
10位 ダイハツ アトレーワゴン 447台
11位 ダイハツ キャストスポーツ キャスト全体で3219台 うちスポーツは約10%
12位 三菱 タウンボックス 62台
※2018年8月~2019年1月の半年間の月販台数の平均値で順位付け


※本稿は2019年3月のものです
文:国沢光宏、片岡英明、編集部/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2019年4月10日号

■今年も覇権は続くのか!? 5人中5人がホンダ N-BOXを1位に!

 やはりN-BOXの強さが際立っている。全評論家が1位に推すという、他のカテゴリーではなかなか見られない結果となった。※冒頭の販売台数ランキングでは、スペーシアGEARの販売台数はスペーシアの販売台数に含まれている。

●1位 ホンダ N-BOX(価格帯:138万5640~208万0080円)

 5人全員から1位に支持され、総合1位に輝いたN-BOX。安全性能、走行性能はこのカテゴリーで頭ひとつ抜けた存在だ。

●2位 スズキ スペーシア(価格帯:133万3800~190万8360円)

 スペーシアが総合2位に。全体的に高評価だがN-BOXには及ばず。マイルドハイブリッドを搭載し燃費はN-BOXを上回る。

●3位 スズキ スペーシアGEAR(価格帯:161万4600~181万3320円)

 2018年12月に登場したSUV風のスペーシアギアが総合3位。国沢氏はベースのスペーシアより高い順位につけている。

■三菱 eKスペース&日産 デイズルークスがタント、スペーシアよりも高評価の理由は?

(TEXT/国沢光宏)

 こらもう簡単。間もなくフルモデルチェンジを受けるeKスペースとデイズルークスながら、現行モデルも最後のマイナーチェンジで投入したモービルアイの自動ブレーキシステムは軽自動車で最も優れている。

 夜間の歩行者に対応しているだけでなく、車両の陰から歩いて出てくる歩行者に対する自動ブレーキ性能だって素晴らしい! 総合性能でN-BOXを凌ぐほど。

 ほとんど進化しないダイハツのタントや、これまた自動ブレーキ性能について頓着しないスズキより上。新型を待つのがベストですけど。

日産デイズルークス

■全体的に順位が低くなってしまったダイハツ ウェイクを3位に推した理由は!?

(片岡英明)

 ほかのクルマはスーパーハイトワゴンだが、ウェイクは全高が1800mmを超える超スーパーハイトワゴンだ。

 N-BOXなどより背は高く、かさ増しした分が広いキャビンスペースと使い勝手のいいラゲッジルームを生んでいる。四方のガラスも立てているから、開放感は文句なしだ。

 背が高いから走りの実力は今一歩だが、トラクションコントロールなどの安全装備は充実しているから無茶な運転をしなければ心配はない。

 飛び切り広いスペースにこだわる人にとってウェイクは得難い1台なので、(3位に)推した。

1800mmを超えての開放感が評価されたウェイク。やはりスペースの広さ・開放感は大事だ

◎ベストカーwebの『LINE@』がはじまりました!
(タッチ・クリックすると、スマホの方はLINEアプリが開きます)

こんな記事も読まれています

メルセデス・ベンツCLE 詳細データテスト 快適で上質な走りが身上 動力性能と燃費効率はほどほど
メルセデス・ベンツCLE 詳細データテスト 快適で上質な走りが身上 動力性能と燃費効率はほどほど
AUTOCAR JAPAN
WRCラリージャパンSS12恵那での車両進入事案について実行委員会が声明。被害届を提出へ
WRCラリージャパンSS12恵那での車両進入事案について実行委員会が声明。被害届を提出へ
AUTOSPORT web
2024年も記録保持中!? カローラ ロードスター…… ギネスブックに登録された「日本のクルマの世界一」【10年前の再録記事プレイバック】
2024年も記録保持中!? カローラ ロードスター…… ギネスブックに登録された「日本のクルマの世界一」【10年前の再録記事プレイバック】
ベストカーWeb
80年代バブル期に日本で人気だったMG「ミジェット」に試乗! 英国ライトウェイトスポーツの代表格はいまもビギナーにオススメです【旧車ソムリエ】
80年代バブル期に日本で人気だったMG「ミジェット」に試乗! 英国ライトウェイトスポーツの代表格はいまもビギナーにオススメです【旧車ソムリエ】
Auto Messe Web
【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP予選
【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP予選
AUTOSPORT web
角田裕毅が予選7番手「大満足。アップグレードへの理解が改善につながった」努力が報われたとチームも喜ぶ/F1第22戦
角田裕毅が予選7番手「大満足。アップグレードへの理解が改善につながった」努力が報われたとチームも喜ぶ/F1第22戦
AUTOSPORT web
勝田貴元、木にスピンヒットも間一髪「メンタル的に難しい一日。明日はタイトル獲得を最優先」/ラリージャパン デイ3
勝田貴元、木にスピンヒットも間一髪「メンタル的に難しい一日。明日はタイトル獲得を最優先」/ラリージャパン デイ3
AUTOSPORT web
クラッシュで50Gを超える衝撃を受けたコラピント。決勝レースの出場可否は再検査後に判断へ/F1第22戦
クラッシュで50Gを超える衝撃を受けたコラピント。決勝レースの出場可否は再検査後に判断へ/F1第22戦
AUTOSPORT web
胸を打つ「上質な走り」 アウディQ6 e-トロン・クワトロへ試乗 優秀なシャシーを味わえる388ps!
胸を打つ「上質な走り」 アウディQ6 e-トロン・クワトロへ試乗 優秀なシャシーを味わえる388ps!
AUTOCAR JAPAN
オーテック&ニスモ車が大集合!「AOG湘南里帰りミーティング2024」で見た「超レア車5台」と「中古車で狙いたいクルマ5台」を紹介します
オーテック&ニスモ車が大集合!「AOG湘南里帰りミーティング2024」で見た「超レア車5台」と「中古車で狙いたいクルマ5台」を紹介します
Auto Messe Web
なぜ潰れた? 名車と振り返る「消滅した自動車メーカー」 32選 後編
なぜ潰れた? 名車と振り返る「消滅した自動車メーカー」 32選 後編
AUTOCAR JAPAN
ラリージャパン3日目、SS12がキャンセル…一般車両が検問を突破しコース内へ進入、実行委員会は理解呼びかけると共に被害届を提出予定
ラリージャパン3日目、SS12がキャンセル…一般車両が検問を突破しコース内へ進入、実行委員会は理解呼びかけると共に被害届を提出予定
レスポンス
【F1第22戦予選の要点】苦戦予想を覆すアタック。ラッセルとガスリーが見せた2つのサプライズ
【F1第22戦予選の要点】苦戦予想を覆すアタック。ラッセルとガスリーが見せた2つのサプライズ
AUTOSPORT web
なぜ潰れた? 名車と振り返る「消滅した自動車メーカー」 32選 前編
なぜ潰れた? 名車と振り返る「消滅した自動車メーカー」 32選 前編
AUTOCAR JAPAN
NASCARの2024シーズン終了! 日本からスポット参戦した「Hattori Racing Enterprises」の今季の結果は…?
NASCARの2024シーズン終了! 日本からスポット参戦した「Hattori Racing Enterprises」の今季の結果は…?
Auto Messe Web
ジャガーEタイプ S1(2) スタイリングにもメカニズムにも魅了! 人生へ大きな影響を与えた1台
ジャガーEタイプ S1(2) スタイリングにもメカニズムにも魅了! 人生へ大きな影響を与えた1台
AUTOCAR JAPAN
もの凄く「絵になる」クルマ ジャガーEタイプ S1(1) そのすべてへ夢中になった15歳
もの凄く「絵になる」クルマ ジャガーEタイプ S1(1) そのすべてへ夢中になった15歳
AUTOCAR JAPAN
日本の「ペダル踏み間違い防止技術」世界のスタンダードに! 事故抑制のため国際論議を主導
日本の「ペダル踏み間違い防止技術」世界のスタンダードに! 事故抑制のため国際論議を主導
乗りものニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

169.0192.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.0288.4万円

中古車を検索
N-BOXの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

169.0192.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.0288.4万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村