VR30DDTTを搭載する北米版スカイラインクーペを速攻チューン!
逆輸入のインフィニティQ60をN-TECがECU先行解析!
「日本初上陸!?」国内未発売の北米版スカイラインクーペを逆輸入! R35GT-R直系のツインターボエンジンVR30DDTTに迫る
インフィニティQ60(以下Q60)と言われてもピンとこない人が多いかもしれないけれど、日本で発売されなかったV37スカイラインのクーペモデルと言えば分かりやすいだろう。
2016年に北米市場で発表されたこのQ60、当時、何が興味深かったかと言うとGT-R直系であるVRエンジンの第二弾、VR30DDTTが搭載されていたことだ。エンジンネームからもお分かりの通り、V型6気筒・3000ccのツインターボユニットで出力は400馬力/48kgmと、性能についての評判も高かった。
いずれ、このQ60が日本でもスカイラインクーペとして発売されるはず…などと思っていたのだが、一向にそんな気配はなく早3年が経過。2019年に入り、新型スープラの対抗馬として国内投入されるという噂も流れたりしたが、ゴーン逮捕の影響なのか未だそんなアナウンスは日産から伝わってこない。
このまま国内投入の話は消えそう…と諦めていたところ、なんと個人輸入を試みた人物が! そして、そのオーナーは愛知県のN-TEC名古屋へとQ60を持ち込み、チューニングをスタートしたという情報をキャッチ! 早速、取材に行ってみると、ベッタベタにローダウンされたQ60がお出迎え。カッコいい、カッコよすぎる!
話によると、N-TECではすでにECUの解析も初期レベルでは完了、ちょっとしたライトチューンとして速攻仕上げたそうだ。なお、ECUについては従来の日産型とは少し異なる要素が見受けられるが、スムーズに進めることができたとのこと。
さて、改めてエンジンカバーを外したVR30DDTTエンジンを見てみると、GT-RのVR38DETTに極めて近い印象だ。スロットル手前にあるインタークーラー(水冷式)は、エンジンとは別系統の冷却ラインが用意され、見た目以上によく冷えるそうだ。フロントカバーなど目視できるパートの作りはVR38そのもの。ある程度はVR38DETTのチューニングアプローチを流用できるだろう。
排気系はV36スカイライン用のR1チタンマフラーを加工流用されているが、国内販売されればN-TECでもオリジナルのマフラーを開発する予定だ。
足まわりは、TRINITYのハイドロサスを組み込み、自由に車高の設定ができるものに変えられており、思いのほか乗り心地も良くフィールもしっかりしている。その他、GT-Rのリヤ用を4本揃えたというバフ仕様のホイール、純正の4ポッドキャリパーなどが組み合わせられている。
一方のインテリアはまだノーマル然としているが、スポーツ走行を盛り上げるためにパドルシフト(Q60はパドルレス仕様)を既存の日産車から流用装着してたりする。信号の入力時間などの設定調整が必要で、簡単そうで手間のかかるチューニングなのだという。
「日産党と言って間違いない当社なので、大人向けのスポーツのラインナップが欲しくてウズウズしていたところです。北米仕様ではありますがECUの解析は完了したので、後はスカイランクーペやVR30搭載が噂されている次期フェアレディZの展開に期待したいですね」とは、N-TEC工藤さん。
大人のチューニングベース車両としては間違いなく“アリ”なQ60、是非とも国内販売を実現してもらいたいものだ。
●取材協力:N-TEC名古屋 愛知県半田市瑞穂町7丁目1-3 TEL:0569-47-8481
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