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「新車購入から28年」NAの4G63を積んだRVRスポーツギア2.0 DOHC 16Vにゾッコン!【ManiaxCars】

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「新車購入から28年」NAの4G63を積んだRVRスポーツギア2.0 DOHC 16Vにゾッコン!【ManiaxCars】

4G63のNAは5速MTで乗ると楽しい!

大型グリルガードを備えたワイルドな外観もポイント

「新車購入から28年」NAの4G63を積んだRVRスポーツギア2.0 DOHC 16Vにゾッコン!【ManiaxCars】

キャッチフレーズは「やっぱりうさぎの勝ちだ。」 ……ライバルであるはずのカメはどのメーカーのどのクルマを指すのかは不明だが、アメリカンアニメの人気キャラクター“バッグス・バニー”をイメージキャラクターに据えて1991年2月にデビューしたのが、三菱の初代N10/20系RVRだ。

車名はRecreation Vehicle Runnerの頭文字を取ったもので、80年代から続くRVブームの中、シティユースを強く意識した走りのRVとして開発された。

基本パッケージは2代目シャリオN30/40系をベースにショート化を図り、2列シートレイアウトとリヤ左側にスライドドアを採用。5人乗り仕様が一般的な後席デザインなのに対し、4人乗り仕様はロングスライドレールを採用し、リムジン張りのフットスペースによる開放感が大きな売りとなっていた。

この他、初代RVRで注目すべきは、バブル期の三菱の勢いを反映した派生バリエーションの豊富さ。ボディは標準仕様でスタート後、グリルガードやスキッドガード装備でオフロード色を強めたスポーツギア、電動オープンルーフを備えたオープンギアを追加。

搭載エンジンはNAの4G93型(1.8L)と4G63型(2.0L)の他、ディーゼルターボの4D68型やランエボ譲りの4G63型ターボまで追加。さらにミッションはATとMT、駆動方式はFFと4WDが設定され、モデル中期のカタログを見ると全14モデルでの展開となっていたのだ。

そんな中から今回取材班が捕獲に成功したのが、RVRスポーツギア2.0DOHC16Vの5速MTモデル。4G63型ながらターボモデルのスーパースポーツギアでなく、NAモデルのスポーツギアというのも珍しいが、1992年に購入してから28年間乗り続けているワンオーナー車両という激ヤバ級の物件なのだ。

「元々はオヤジが乗ることも考慮して選んだ5速MT仕様でしたが、結局は自分がほとんど乗ることになりました。特別な思い入れがあるわけではないのですが、手放すきっかけもないまま現在に至るって感じです」というのはオーナーの新井さん。

大安吉日を納車日に指定したところ、なんと担当セールスがやってきたのが深夜の11時だったという思い出も、当時の三菱車の人気ぶりがよく分かるエピソードと言えるだろう。

細部を見ていく。ダッシュボードは、広いガラスエリアに加えて高さを抑えることで前席に解放感をもたらす。メーターはスピードを中心として右側にタコメーター、左側に燃料計と水温計が配置される。

シートには純正アクセサリーとして用意されていたシートカバーを装着。背もたれには“RVR”のロゴが入る。ヘッドレストのビニールは新車時のものだと言うのだから半端ではない。

300mmもの前後スライド量と左右分割のリクライニング機構を備えた後席。ダブルフォールディングで荷室も拡大できるなど使い勝手が抜群に良い。ちなみに、スポーツギア系とオープンギアは後席2人がけの4人乗りだが、素のRVRには後席3人がけの5人乗りも存在。

後席を一番後ろまでスライドさせた状態でのラゲッジルーム。ラゲッジトレイは純正アクセサリーで、フロアを汚さずに済むアウトドア向きのアイテムだ。黒いボックス状のものは後付けのソニー製10連装CDチェンジャー。

1.8Lモデルを除くスポーツギア系は、前後オーバーフェンダー装着によって全幅を1740mmに拡大。3ナンバー登録となるのが素のRVRやオープンギアとの大きな違いだ。また、オフロード走行を想定し、最低地上高も210mm(1.8Lモデルは200mm)に設定される。

ルーフの塗装など外観こそ寄る年波で劣化が見られるが、エンジンや駆動系は絶好調。腕を伸ばした位置……とは言えないシフトレバーの生え方こそ若干違和感はあるものの、スムーズで低速から高速までフラットな特性のパワーフィールが気持ち良い。NAで4WDでは非力と予想していたが、実際のところは必要にして十分で、街乗りレベルの試乗ではストレスを感じることはなかった。

SUVブームの中、続々とリリースされる現行モデルと比べてもRVRの個性的なパッケージはなかなか魅力的と再認識したのだ。

■SPECIFICATIONS
車両型式:N23WG
全長×全幅×全高:4460×1740×1730mm
ホイールベース:2520mm
トレッド(F/R):1485/1460mm
車両重量:1490kg
エンジン型式:4G63
エンジン形式:直4DOHC
ボア×ストローク:85.0φ×88.0mm
排気量:1997cc 圧縮比:10.5:1
最高出力:160ps/6500rpm
最大トルク:19.0kgm/4750rpm
トランスミッション:5速MT
サスペンション形式(F/R):ストラット/セミトレーリングアーム
ブレーキ(F/R):ベンチレーテッドディスク/ディスク
タイヤサイズ:FR215/65R15

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モーサイ

みんなのコメント

6件
  • 若者向けの「RVR]オッサン向けの「シャリオ」って感じだったな。スポーツギアは乗ってみたかった1台。これでスキーやマリンスポーツに行きたかった。
  • ふ、古いですね…
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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