創業25周年のパガーニがV12ツインターボエンジンを搭載したスーパースポーツ「Utopia」を公開

日本で唯一パガーニ・アウトモビリ（Pagani Automobili）とオフィシャルパートナーを結ぶSKY GROUPは、昨年12月17日（日）、東京の虎ノ門にあるGold Bar at EDITIONにて「Utopia（ウトピア）」を日本初公開した。

Utopia

このパガーニ最新ハイパーカーの「Utopia」は、シンプルで時代を超えても求められるデザインを特徴とする、現代の自動車トレンドとは逆のアイデアを具体化したもので、理想的なボディ形状を実現するために、非常に複雑なプロセスに6年以上の歳月が必要となった。

空気力学と電子制御ショックアブソーバーの組み合わせにより、あらゆる運転条件で最適な動的挙動を保証する。パガーニ V12エンジンは、メルセデスAMGがパガーニへ特別に製造した6リッターツインターボで、膨大な開発作業の成果となる。864馬力の出力を発揮し、1100Nmのトルクを発生。わずか99台のみ生産されたUtopiaは、その全てがすでに顧客へ割り当てられている。

創業25周年ローンチイベントを開催

Utopia（写真左）、Zonda Zozo（写真右）

パガーニは、世界中で行っている創業25周年を祝う旅の1つの目的地として、昨年12月17日（日）にローンチイベントを日本で唯一オフィシャルパートナーを結ぶSKY GROUPと行なった。

イベントは、Gold Bar at EDITIONで開かれ、オラチオ・パガーニ作曲「Utopia」のヴァイオリン演奏からスタートし、日本初お披露目となるUtopiaと実業家で知られる前澤友作氏が所有するZonda Zozoが展示された。

ルイ13世

会場ではJazzの生演奏、完成までに100年の時を必要とすることで知られるコニャックのLOUIS XIII（ルイ13世）、イベント限定オリジナルカクテルが提供され、モデナで伝統的な製法でバルサミコ酢の製造をしている「Mia Modena（ミア モデナ）」の堂内あかね氏によるモデナの醸造所の生中継が行われた。会の最後には陸前高田市の奇跡の一本松が描かれ、その一本松を魂柱に持つTSUNAMI VIOLINによる演奏でフィナーレを迎えた。

「Mia Modena」の15年熟成のバルサミコ酢

TSUNAMI VIOLIN

BOLERO

ゲストにはギフトとして、日本未上陸のシガーである「BOLERO（ボレロ）」とパガーニのダブルネームシガーや、世界に流通するバルサミコ酢の中で0.001％しか存在しない伝統的な製法で作られた「Mia Modena」の15年熟成のバルサミコ酢が用意され、豪華絢爛なパーティが開かれた。

アルベルト・ジョバネッリ氏

そして、日本での記念イベントには、Pagani S.P.A. Asia Pacific Managing Director Alberto Giovanelli（アジア太平洋地域担当マネージング・ディレクター、アルベルト・ジョバネッリ）氏も出席し挨拶を行なった。

【主要諸元】
乾燥重量：1.280Kg (2822lb)
パワー出力：864HP (635kW) /6000rpm
最大トルク：1100Nm/2800rpm-5900回rpm
エンジン：AMG製6.0リッター・V型12気筒ツインターボ
総排気量：5,980cc
ギアボックス： Xtrac製の7速シーケンシャル、もしくは新開発の7速マニュアルトランスミッション　※自動ギアボックスまたはマニュアルを選択できる
ボディ構造：モノコック Carbo-Titanium HP62 G2、Carbo-Triax HP62
フロント＆リア：CrMo合金銅製のチューブラーサブフレーム
ブレーキ：ブレンボ製 カーボンセラミック4ベンチレーテッドディスクブレーキ（フロント：410x38mm、6ピストンモノリシックキャリパー、リア：390x34mm、4ピストンモノリシックキャリパー）
ホイール：APPモノリシック・アルミニウム合金鍛造 、フロント21インチ、リア22インチ
タイヤ：型式：フロント ピレリ Pゼロコルサ 265/35R21、リア：325/30R22
低温時の走行に適したピレリ・ソットゼロ

関連情報：https://www.pagani.com/pagani-utopia/

構成／土屋嘉久