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トヨタ斬新「ブレイド」がスゴかった! 全長4.2mボディ&「大排気量V6」エンジン搭載!“ 豪華内装”で高級感マシマシな「爆速ハッチバック」の魅力とは?

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トヨタ斬新「ブレイド」がスゴかった! 全長4.2mボディ&「大排気量V6」エンジン搭載!“ 豪華内装”で高級感マシマシな「爆速ハッチバック」の魅力とは?

■大排気量V6を積んだコンパクトハッチバックとは?

 トヨタはかつて「ブレイド」というハッチバックを展開していました。
 
 販売期間は2006年から2012年と短く、1代限りで終了したモデルですが、コンパクトなボディに高級感溢れる内装や大排気量エンジンを採用するなど、まるで「小さなクラウン」とも言えるほどの豪華装備が魅力の1台でした。

【画像】「えっ…」 これが爆速「V6コンパクトカー」です!(27枚)

 ブレイドは「大人しくない大人に、ショート・プレミアム」というコンセプトを掲げたプレミアムコンパクトハッチバックとして登場。

「カローラ」の派生モデルである「オーリス」をベースに、外観の意匠刷新や、内装の質感向上やの装備の充実、さらに大排気量なV型6気筒エンジンが搭載されるなどの手が加えられたモデルです。
 
 コンパクトハッチバックとはいうものの、ボディサイズは全長4260mm×全幅1760mm×全高1505mm-1515mmと全幅が大きく、3ナンバーサイズに該当します。

 エクステリアには当時の「クラウン」を彷彿とさせるデザインのヘッドライトやテールライトを採用。

 フロントフォグランプガーニッシュ、リアバンパーガーニッシュのシルバー塗装がアクセントとなっているほか、カラードサイドプロテクションモールのメッキ加飾が高級感を漂わせています。

 ほかにも、ブレイド専用のものとして、角ばった「b」のエンブレムがあしらわれているのも特徴です。

 インテリアは、優美な光を放つ天井大型イルミネーションが洒落た雰囲気を演出し、スエード調表皮張りやチタン調塗装のほか、シートにはスエード調人工皮革と本革が使用され、上質で落ち着いた室内空間を演出。

 また大型のセンターコンソールボックスが採用されていることで、収納スペースが広くとられています。

 パワートレインは、2.4リッター直列4気筒エンジンにCVTを組み合わせた標準モデルと、3.5リッターV型6気筒エンジンに6速ATを搭載した「ブレイド マスター」をラインナップ。

 特にブレイドマスターには、海外の高級ブランドハッチバックに対抗するべく、最高出力280馬力・最大トルク344Nmといったスペックが与えられ、ディスクブレーキや専用サスペンションが採用されるなど、走行性能が高められています。

 さらに各モデルに対して、専用チューニングを施したサスペンションや、専用フロントスポイラーを装着するスポーティな「Sパッケージ」や、レッドロックレザーを用いたうえにシートヒーターとパワーシーも備わる本革シートや、メーターフードやアッパーボックスなど、インテリアの細部までが本革で覆われた「Lパッケージ」が設定されていました。

 そんなブレイドは、コンパクトでありながら本格的な走りができるという魅力がありながら、売れ行きが下火になり1代限りで幕を閉じます。

 今でこそレクサス「LBX」をはじめ、多種多様なコンパクトプレミアムカーが登場しており、コンパクトが故に少し値段を抑えつつ高級車に乗れるという満足感や、取り回しのよさで日常も快適に運転できることから人気を博していますが、2006年当時はコンパクトプレミアムカーというジャンルが確立されておらず、「ハッチバック=手頃なモデル」というイメージで、ファミリーカーとして選ばれることも多いモデルでした。

 そのため、ブレイドも売れ行きに繋げることはできなかったとされていますが、中古車市場では多く出回っているので、大排気量エンジンと豪華な装備をコンパクトな世界で体感したいユーザーには、1つの選択肢として有効かもしれません。

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みんなのコメント

23件
  • dgc********
    カローラにクラウンのエンジンというギャグみたいな車だったな
  • kvg********
    カローラって言っているけど、それは上物の外板だけ。
    欧州向けオーリスに余裕があったので大きなエンジンを載せたのかな。
    アンダーボデーはアベンシス(コロナ)を使っているので、プラットフォームとしてはワンランク上
    リアのサスもマルチリンク
    内装は、当時の国内オーリストとは違い、欧州オーリス。欧州オーリスの内装意匠は、いまいちだったが。
    車名としては、「ブレイド」も失敗だったし、カローラ無しの「オーリス」の独立ブランド化も失敗だった。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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