新型ジムニー 「XC」 5MT車の納車準備が出来たと連絡をもらい、私は友人と共にワクワクしながら、クルマを受け取りにディーラーへと向かった。
自分の愛車と初対面、そこにはピッカピカの新車のジムニーが佇んでいた。樹脂部分も黒く、新しい。タイヤもホイールも輝いている。ジャングルグリーンのボディーカラーに軽自動車の黄色いナンバープレートがワンポイントとなって『いい感じ』だ。『こんなに格好いいのに軽なんだぞ』と自慢したくなる。当初は白いナンバーも検討したが、黄色のままで良かった。
発売直後、ジムニーXC「5MT」のディーラー試乗車に初試乗!【出来利弘のジムニーオーナーレポート:Vol.6】
車両の傷や装備など間違いがないかを確かめ、担当者から納車説明を受ける。私が純正オプションで追加したものは、純正フロアマット、ETC車載器、モニター付DVD/CD/USBプレイヤーとそれに対応したUSBソケット、バックアイカメラだ。
純正フロアマットは最もシンプルなデザインのものにした。ETC車載器(ビルトインタイプ)はインパネ右下に専用取り付けスペースがある。外から見えにくい場所にスマートに設置できるのが良いので迷わず注文した。
ナビは注文せず、純正オプションカタログの中で唯一「Apple CarPlay」「Android Auto」に対応しているモニター付DVD/CD/USBプレイヤー(パイオニア製)49,950円(取付費含む)を選択したが、これは超コストパフォーマンスの高い優れものだった。私の場合、ナビは手持ちのスマートフォンのGoogle Mapをモニターに表示できる機能が欲しかったし、それがあれば十分だった。
「Apple CarPlay」、「Android Auto」に純正オプションで唯一対応のモデル。スマートフォンと連携し、Google Mapのナビなどを画面に大きく表示して走れる。このモニターは7.0インチのワイド画面で純正だけあってバックアイカメラとステアリングオーディオスイッチにも対応している。私はバックアイカメラ32,508円を装着した。カメラはリヤナンバープレートの上にあり、約170°の広範囲を映し出す。障害物までの距離の目印となる赤や黄色のラインが入っているが、これがとても正確に作られているのが純正オプション品の良いところだ。バック時の事故をかなり減らせるほか、駐車場で後方車両にスレスレまで毎日寄せて停めているので、装着して良かった。
7.0インチWVGAタッチパネル液晶で200mmワイド画面のモニター付DVD/CD/USBプレイヤー(パイオニア製)。Bluetooth機能搭載でハンズフリー通話、オーディオ再生などに対応。もちろんAM/FMラジオも聞けるし音楽CD、DVDビデオ再生が可能。バックカメラ(32,508円)の映像はとても見やすい。スペアタイヤ部が接触するギリギリを赤いラインで表示するなど純正らしく機能的だ。バックギヤに入れると自動的に表示開始される。ナンバープレートの上にバッグモニターカメラを備える。リヤバンパー周辺の障害物と後方車両との距離が確認できて便利だ。スマートフォンを接続するUSBソケット2,754円(取付費含む)はセンターコンソール右側に着く。やはり純正オプションはスマートなのが嬉しい。USBケーブルでスマートフォンや電子機器を繋げば、情報をモニターに映し出し、操作が可能だ。TVやDVDの映像を映し出したり、CDやスマートフォンなどの音楽を再生したり、ラジオを聴いたりできる。
センターコンソール下、右側にオプションのUSBジャックが装着される。使わないときはシャッターが閉められてスマートだ。その下にはスマートフォンなど置けるトレイがある。Bluetooth機能搭載でハンズフリー通話もできる。私は装着しなかったが、VTRケーブル4,806円(取付費含む)を装着すればポータブルAV機器の映像を映し出すことも可能だ。これだけ多機能なモニターが安価でも「3年間、6万km保証」が付いている純正オプションは、本当に素晴らしい。
新車なのでシートにかけられたビニールを剥がし、乗り込む。プッシュボタンスタートでエンジンをかけ、ギヤを入れ、スタートする。試乗車で体験したはずのドライブも自分のクルマとなるとまた違った特別な思いがこみ上げてくる。ジムニーのリジットサス独特の左右に揺られながらスタートし、乗り心地の良さを噛み締めながら、初ドライブは首都高速に乗って大黒パーキングを目指すことにした。
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