2022年9月現在、軽自動車の中では唯一のオープンカーである「ダイハツ コペン」。ことし6月には1000台限定で20周年記念特別仕様車が販売されましたが、すぐさま受注終了となりました。
現行型は2014年6月から販売されているため、モデルライフは既に8年が経過したことになりますが、未だにその人気は衰えていません。1000台の限定車が早い段階で受注終了となることからも、その人気の高さを伺わせます。
>>ダイハツ コペンのカタロググレードをチェックする
>>トヨタ コペン GRスポーツのカタロググレードをチェックする
現行車で唯一の軽オープン
人気の最大の理由は唯一無二のジャンルのクルマであることでしょう。現在販売されている軽自動車の中では唯一のオープンモデル。しかも電動ハードトップルーフで、オープンカーにあると便利なシートヒーターも完備と軽自動車ながら贅沢なオープンカーなのです。
そして走りの楽しさも魅力。FFながら軽量コンパクトなボディでシャープなハンドリングを実現。動力性能もドライビングを楽しむには十分で、日本の公道においてストレスフリーで運転の楽しさを味わうのにベストな1台と言えます。
そんな非日常な楽しさが溢れているオープンモデルなのに、軽自動車という日本において何かと便利で経済的な規格のクルマであること、そして電動ハードトップを有するオープンカーとしてはリーズナブルな価格設定が現実的に購入を考える後押しになっていることでしょう。この現実性の高さが人気の理由と言えます。
>>ダイハツ コペンのカタロググレードをチェックする
>>トヨタ コペン GRスポーツのカタロググレードをチェックする
迷わず「好きなコペン」を選ぼう
そして、現行型が人気の理由の一つとして、選ぶ楽しさがあるということが挙げられます。現在コペンは大きく分けて4つのラインアップを展開。最初に登場した「ローブ」に、ローブをベースにタフ&アグレッシブをコンセプトにした「エクスプレイ」、初代コペンを思わせる丸目の「セロ」、そしてトヨタGRとのコラボレーションで誕生した「コペンGRスポーツ」がラインアップされています。
どのモデルを買うべきか?という点に関して言えば「見た目のお好みで!」というのが筆者としての回答。参考までに価格は以下の通り
ローブ:188万8700円~
エクスプレイ:188万8700円~
セロ:194万3700円~
GRスポーツ:238万2200円~
ローブとエクスプレイは同価格で、セロは55,000円高、ボディ補強や専用サスペンションに専用チューニングのパワステなど、各種専用チューニングが施されたGRスポーツはローブとエクスプレイから49万3500円高となっています。
見た目というよりはより上質な走りを味わいたいならGRスポーツを選ぶべきというところでしょう。なお、MTを選択するとGRスポーツは55,000円高、それ以外は22,000円高となります。7速CVTもパドルシフト操作が可能で楽しさがありますが、5速MTの方がより操っている感が大きいです。また、リセールバリューを考えると5速MTの方が有利になりやすいと言えるでしょう。
>>ダイハツ コペンのカタロググレードをチェックする
>>トヨタ コペン GRスポーツのカタロググレードをチェックする
上級グレードSはノーマル派にオススメ
コペンの場合、基本的に見た目の好みで選ぶのが正しい選択と言えますが、悩ましいのがGR以外に設定された上級グレード「S」を選ぶか否かというところです。Sとノーマルグレードの違いは以下の3点の専用装備。
・MOMO製本革巻ステアリング
・レカロシート
・ビルシュタイン製サスペンション
上記に合わせて専用オーナメントなどが装着されますが、機能的な部分としてはこの3つ以外大きな差はありません。なお、Sとノーマルグレードとの差は20万3500円。このあたりはノーマルで乗るか否かという点も大きいでしょう。
コペンはカスタマイズパーツも豊富なので、上記で挙げたパーツを後からアフターのモノに変えたいという人も多いことでしょう。そのようなカスタマイズを考えるならばノーマルグレードがオススメ。基本的にノーマルで乗るという人はSを選んでおいた方が、各種質感も高くなりリセールバリュー的にも有利になると思われます。
しかし、シート&ステアリング、そしてサスペンションの味付けなどはノーマルでも質感は十分と言えます。この辺は好みもありそうなので、可能ならば両方の実車を見て検討すべきです。
>>ダイハツ コペンのカタロググレードをチェックする
>>トヨタ コペン GRスポーツのカタロググレードをチェックする
ライバルは中古のNDロードスター
軽自動車唯一のオープンということで、コペンと同じ予算で新車を考えるならばライバルは不在と言えます。もしも、同価格で他の選択肢を考えるならば中古車で「ホンダ S660」や現行型「マツダ ロードスター」がターゲットとなってくるでしょう。それぞれFF、MR、FRという異なる駆動方式を採用している他、電動ハードトップ、ソフトトップタルガルーフ、フルオープンのソフトトップとオープン機構も異なるため、価格帯が似通ったオープンでもキャラクターが大きく異なります。
ただ、この3つの選択肢の中で割高感があるのがS660。生産終了アナウンス直後ほどの価格高騰は見られませんが、現状でも平均価格は230~240万円といったところ。元々の車両価格も高いだけあって、3車種の中では頭一つ抜けて高いといった印象です。
対してロードスターは2015年から販売されているというだけあって、価格帯にもバラつきが見られます。初期モデルで5万キロを超えてくる個体だと150万円くらいから狙えなくもないですが、ATのみという具合。MTを狙うとなると180万円くらいは考えておいた方が良いでしょう。
>>マツダ ロードスターのカタロググレードをチェックする
コペンとロードスターで迷った時のポイントとは?
コペンとロードスターは「オープン」というポイント以外全て違うと言ってもいいくらいですが、耐久性と室内の快適性に優れた電動ハードトップ、そして軽自動車という特徴を持つコペンの方が、気軽にオープンを楽しめると言えます。
対するロードスターの売りは走りの良さ。ハンドリングが楽しいFRですし、サスペンションもフロントダブルウィッシュボーン、リアマルチリンクと凝った造りで、この辺の走りの基本をしっかりと抑えているのが魅力と言えるでしょう。走りの魅力に目覚めてサーキットを走ってみたいとなった場合に融通が利きやすいのはロードスターの方。そういった意味でも同じ予算で走りにこだわるならロードスターの方がオススメです。
新車で購入可能な、電動ハードトップを備えたスモールオープン。そんなクルマは世界中探しても現状ではどこにもないと言っていいでしょう。気軽にオープンエアを楽しみたいならば、好きなデザインのコペンを選ぶのがベストチョイスと言えます。
>>ダイハツ コペンのカタロググレードをチェックする
>>トヨタ コペン GRスポーツのカタロググレードをチェックする
>>マツダ ロードスターのカタロググレードをチェックする
文:西川昇吾
写真:
1枚目:コペン ローブ
2枚目:コペン GRスポーツ
3枚目:コペン エクスプレイ
4枚目:コペン セロ
5枚目:マツダ ロードスター
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
新車採用が「義務化」! でも後退時「バックモニター」だけで動くのは「危険すぎ」!? “カメラ”に映らない「死角」がヤバかった
もう待ちきれない! [新型GT-R]はなんと全個体電池+次世代モーターで1360馬力! 世界が驚く史上最強のBEVスポーツカーへ
「子供が熱を出したので障害者用スペースに停めたら、老夫婦に怒鳴られました。私が100%悪いですか?」質問に回答殺到!?「当たり前」「子供がいたら許されるの?」の声も…実際どちらが悪いのか
「財布を忘れて帰ろうとしたら、免許不携帯で捕まりました。今取りに帰るんですよ。私が悪いんですか?」質問に回答殺到!?「事実でしょ」「非常識」の声も…「うっかり」でも許されない理由とは
「ヘッドライトが“まぶしい”んですけど、どうにかならないですか?」 困惑の声多数! あなたの行為「違反」かも? 「ハイビーム」の“落とし穴”とは
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
これはオーナーだけが知る紛れもない事実。
少し補強するだけでカーブもビタっと曲がるし、普通車と違ってホイールベースが短い利点でもありますね。
小さくて狭い、非力、FF って話がありますが、逆に個性として受け止められる可愛さ満載で、少しづつ手を入れて長くなりたい車ですね。毒されて毎日乗ってます。
550ccの軽から始まり、86やVTEC、家族ができてからはワンボックス、欧州車と乗り継いで来ましたが、その時々求める要素が違うし楽しみ方も変わります。
私にとって軽のオープンは、趣味として気軽に楽しめる最高のオモチャです。