元祖SUV王者、日産 エクストレイルの新型モデルは、いったいいつ日本で発売されるのか? そんな声が日々高まりつつある。
というのも、新型エクストレイルは2021年4月に中国・上海モーターショーで発表されたほか、「ローグ」の車名で発売される米国でもデビュー済み。いわば海外ではその姿がお披露目されているにも関わらず、お膝元の日本ではまったく新型に関するアナウンスがないからだ。
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果たして年内の日本発売はあるのか? まだ未確定な部分が多いのが正直なところだが、現時点での最新情報を、現場の最前線からレポートしたい。
文/遠藤徹、写真/NISSAN、MITSUBISHI
【画像ギャラリー】日本発売期待される新型エクストレイルの内外装をみる
当初は9月頃の発売が有力だった新型エクストレイルだが…
北米や中国ですでに発売されている新型エクストレイル(全長4670×全幅1840×全高1690mm)
新型エクストレイルは北米や中国ではすでに発売されているが、日本仕様はいまだに音沙汰がない状況で推移している。従来モデルが相変わらず、ごく普通に販売されているのである。
2021年春の時点では今秋9月頃投入されるというのが販売店筋の一般的な見方だった。現時点ではどうか。
この8月下旬現在では「これまでのケースだと新型車発売の2か月くらい前に従来モデルがオーダーストップになり、在庫一掃セールに入るが、今現在そうした動きがないので、来年初め頃に先送りされているのではないか」(首都圏日産店営業担当者)といった状況が次第に有力になっている。
先送りになっているのはコロナ禍や部品メーカーの火災などによる半導体部品の供給遅れが要因として上げられる。
当初、2021年の新型車投入計画は、今春の3月頃にノートオーラ、中盤にSUVタイプである新型電気自動車「アリア」、そして9月頃に次期型エクストレイルがそれぞれ予定されていた。
それがオーラは3か月先送りになり、6月15日に発表された。アリアは特別仕様車の「リミテッド」が6月4日に発表され、ネットで予約受注がおこなわれている。この分は約4000台の予約&受注が入り、今年いっぱいをかけて納車される見込み。
今後量販用のカタログモデルの発売を予定しており、こちらは年末か来年初めになることが予想される。
新型エクストレイルの日本投入は2022年2月頃が有力
したがって次期型エクストレイルは、その後で2022年2月頃の投入が有力になっている。アリアもエクストレイルと同じSUVジャンルのモデルであり、同時期に投入するとセールスパワーが分散し、戦略上まずいという見方があるためだ。
ただ、一方で次期型エクストレイルの投入をあまり先延ばしできない事情もある。
姉妹車である三菱新型アウトランダーは、2021年10月下旬発表、12月下旬発売が決まっている。(編注:三菱は今冬発売と公式アナウンス)エクストレイルと共通のパーツが多いので両モデルの新型生産は同時に立ち上げた方が得策という事情もあるだろう
新型エクストレイルは、三菱自動車の新型アウトランダーとプラットフォーム&エンジンを除く基本コンポーネント、ボディパネルの一部を共用する姉妹車となるといわれている。こちらは今秋の10月下旬に発表、12月下旬に発売することが決まっている。
両モデル共通のパーツも多いので、エクストレイルの現行モデルをあまり長く作り続けると部品の供給網を一元化しにくくなるというネックがあり、これを解消するためにも両モデルの新型はほぼ同時に立ち上げた方が得策との事情もありそうだ
次期型エクストレイルは新開発のプラットフォーム&基本コンポーネントを採用。若干サイズアップしクオリティアップ、上級シフトする。従来モデルの4WD車を中心としたワイルド感のある仕立ては引き継ぐ。
2列シート5人乗りと3列シート7人乗りの2タイプ構成も同様である。全長の引き延ばしによって、3列目のシートは現行モデルよりも居住性や使い勝手を改善する。
注目のパワーユニットは本当にe-POWER専売?
パワーユニットには2Lハイブリッドに代わり、e-POWERユニットが搭載される。ノート、キックス同様にガソリン車を廃止するかは決まっていない(写真は上海モーターショーの日産プレスカンファレンス)
パワーユニットは現行の2Lハイブリッド(1モーター2クラッチ方式)に代えてe-POWERユニットを搭載する。
このe-POWERユニットは、従来の発電用で使われる1.2Lエンジンを新開発の1.5リッターターボとし、回転数を上げないで、静かに発電するユニットを搭載するとの情報もあるが、実際にどうなるかはまだはっきりしていない。
またノート、キックス同様にガソリンNA車も廃止し、e-POWER車に1本化するのではないか、という情報もあるが、これは定かではない。
ノート、キックスの戦略が現段階でトータルの販売台数が伸び悩み、戦略上まずい状況にあることから、廉価のガソリンNA車も設定すべしという販売店の要望は強いのが実情である。4WDについては新たに開発し、さらにラフロードでの走破性を向上させている。
「メーカーからは新型についての情報は一切伝えられていない」
現行型エクストレイル(販売期間:2013年~/全長4690×全幅1820×全高1730mm)
【証言1:首都圏日産店営業担当者】
エクストレイルの現行モデルは今現在、ごく普通に継続生産されている。
これまでの例だと、フルモデルチェンジ2か月前には従来モデルがオーダーストップになり、次期型の投入計画が明らかになったりするが、まだそのような状況になっていないので、年内はなく、来年にずれ込むのではないかと予想している。
ノートオーラが当初予定より3か月程度遅れている上にアリアの量販用カタログモデルも年末以降にずれ込んでいるので、来年への先送りはほぼ間違いないだろう。
【証言2:首都圏日産プリンス店営業担当者】
現行エクストレイルは今年に入り、4月以降は急速に売れ行きが悪くなっている。モデルが古くなり、次期型の発売が迫っているような情報が流れているためだ。
海外では北米、中国など新型ローグ(エクストレイルの現地販売名)が発売になっているニュースが明らかになっているのも売れ行きが悪くなっている要因として上げられる。
現行モデルはまだ普通にオーダーが入れられる状況にあり、メーカーからは次期型についての情報は一切伝えられていない。しかしながらフルモデルチェンジが近づいているのは肌で感じることができる。相当大幅値引きしないと売れない状況にある。
ナビ、ETC,ドライブレコーダー付きだと、35万円引きが初回の回答になっている。下取り車があれば、実質40万円引き以上が可能な状況にある。
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みんなのコメント
正式発表されていないということだが、
それでもモデルチェンジ→販売が遅すぎ。
、ということに尽きるでしょう。
全てが後手後手かつ手抜きに見えるので、会社イメージ・ブランドイメージの悪化 → 売れない → カネもない・日本市場は劣後 → 商品もマーケティングも劣化 → 会社イメージ,ブランドイメージますます悪化
の負のスパイラル。
まさに泥沼ですね。