マクラーレンF1のドライバーであるオスカー・ピアストリは、将来レッドブルのドライバーになることを考えているとのうわさを強く否定した。
ピアストリは長い間レッドブルの関心の対象となっている。今週レッドブルのモータースポーツコンサルタントを努めるヘルムート・マルコは、ピアストリのマネージャーであるマーク・ウエーバーがドライバー移籍についての話し合いに関心を見せたことを示唆した。ピアストリは2026年末までマクラーレンと契約しているが、それ以降のことは議論と交渉の余地がある。しかしピアストリは、チームから離れるつもりはないと述べてきた。
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「絶対にない」と、ピアストリは先週メキシコのメディアに語った。
「僕は今いる場所にとても満足している。僕は今後2年間契約を結んでいるので、他の場所に移るつもりはまったくない」
ピアストリは今シーズン、ハンガリーとアゼルバイジャンで2度グランプリ優勝を果たし、2年目のF1シーズンにおいて現在ドライバーズ選手権で4位につけている。ピアストリはレッドブルが将来に向け自身の獲得に興味を示していることに「それほど」驚いていないとし、マルコのコメントは敬意の表れだと受け止めていると語った。
「ヘルムートからコメントが出ないF1の週末はないだろう」と、ピアストリはメキシコでのレースウイーク前のメディア対応で語り、次のように付け加えた。
「それはうれしいほめ言葉だと思う」
「僕は今の自分の立場にとても満足しているし、彼らはかなり大きなドライバー集団のなかから選ぶことができる」
レッドブルは、ピアストリとランド・ノリスの間の亀裂を利用することを期待していた。ピアストリは数字の上ではまだタイトル争いに残っているにもかかわらず、ノリスのサポートを要請されているのだ。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は最近、彼がピアストリの状況にいたら、自身のタイトル獲得を犠牲にしてチームメイトをバックアップすることには同意しなかっただろうとコメントし、マクラーレンの亀裂を広げようとした。
「マックスはとても率直な人物で、思ったことをそのまま言う。それはみんな知っている」とピアストリは答えた。
「僕はナンバー1やナンバー2だというようには考えていない」
「バクーは、今シーズンにランドのためにすべてを犠牲にすることなしに、できる限り僕がチームを助けようとした完璧な例だ。単にナンバー1かナンバー2かということではない。僕たちは今も同じマシンを持っている。僕たちにはまだ同じチャンスがある」
「(マックスの)サポートには感謝しているが、僕はそうは感じていない」
ノリス自身のタイトル獲得の可能性は、先週末のアメリカGPで打撃を受けた。彼はスプリントレースとグランプリの両方でフェルスタッペンに後れを取り、あと5回のレースウイークが残されていた時点で、レッドブルのドライバーに57ポイント差をつけられたのだった。メキシコシティGP終了後は、その差は47に縮まっている。
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