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旧いイタリア車が激走 2021コッパ・デル・ラヴォーロ・イタリアーノ

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旧いイタリア車が激走 2021コッパ・デル・ラヴォーロ・イタリアーノ

今年もラヴォイタ開催

photo:Club Mother Head(クラブマザーヘッド)、Taichi Ito(伊藤泰地)

<span>【画像】2021コッパ・デル・ラヴォーロ・イタリアーノ【現地レポート】 全51枚</span>


「イタリア旧車の大運動会」として2011年に始まったコッパ・デル・ラヴォーロ・イタリアーノ。長い名前だけに、いつしか「ラヴォイタ」と呼ばれ親しまれてきた。

「ラヴォイタ」はクラブマザーヘッドが主催するタイムトライアルで、サーキット初心者でも楽しめるハードルの低いタイムトライアルとして始められた。

初回から名阪スポーツランドのEコースで行われ、走りを愛する古いイタリア車オーナーにとって、秋の定番サーキット・イベントとして欠かせない存在となっている。

参加できるのは1975年までに製造されたイタリア車で、同じ形式であれば1980年以降の生産車でもOK。アウトビアンキA112やフィアットX1/9、アルファ・ロメオのスパイダーやアルファスッドなどがその例にあてはまる。

エントリーはイタリア車限定ではなく、フランス車やドイツ車、イギリス車、日本車などの1979年以前に造られたモデルであれば参加できる。要は旧い車を愛する者同士で走りを楽しもうというイベントなのである。

サーキット・イベントなのだが、レース形式ではなく1台ずつアタックするタイムトライアル形式とされている。そのため初めて参加する方でも安心して走れることが特徴だ。

排気量によるクラス分けも行われ、600cc以下、850cc以下、1300cc以下、1800cc以下、排気量無制限の5クラスとされ、小排気量車でも入賞できるように配慮されている。

2021年大会を開催

コロナ禍によりクルマのイベントに様々な影響が出ていたが、幸い緊急事態宣言が解除されたことから、2021年のラヴォイタは10月24日に無事開催することができた。

いつものようにイタリア車を中心とする48台が名阪スポーツランドに集まった。今回はイタリア車以外のニューカマーが3台参加して注目を集めた。

ドイツ車のフォルクスワーゲン・ビートルをベースにFRPボディを架装したデューン・バギーと、ミニのバリエーションとして登場したライレー・エルフが姿を見せた。

日本車ではハイウェイのカモシカというキャッチフレーズでデビューしたトヨタ・パブリカ(KP30)が初お目見え。このパブリカは1300ccクラスの優勝をゲットする素晴らしい走り披露して会場を沸かせてくれた。

ベストタイムは佐々木選手が

毎回トップ3は激しい戦いが繰り広げられている。今回はフィアット124アバルト・ラリーを駆るベテランの佐々木選手が43秒65を叩き出し、総合優勝&排気量無制限クラス優勝を勝ち取った。

2位にはアルファ・ロメオ・ジュリア・スーパーで常にトップ争いを続ける久保選手が43秒90でつけ、3位は佐々木(謙)選手のアルファ・ロメオ2000GTVが続き、排気量無制限クラスの車両が上位を独占した。

結果を見ると上位のタイム差は僅かで、1位から8位まででも3秒以内に並ぶ。緩いイベントに見えるが、トップ10入りやクラス優勝を狙うとかなり難易度が高い。ドライバーのテクニックに加えマシンのセットアップも必要なってくるからだ。

11位以下になるとクルマの性能だけではなくドライバーの力量に左右され、750ccから3000ccまでのモデルがポジションを争っている点が興味深い。

とはいえタイムにはこだわらず、自身のペースでタイムアタックする参加者も多い。タイムは追及するが、参加者同士のコミュニケーションを愉しむことを楽しみにしていて、和気藹々と1日を過ごしていた。

ラヴォイタの良き伝統としては、参加者全員を表彰しトロフィーが用意されることだ。このうちトップ10とクラス優勝者には立派なトロフィーが贈られ、活躍を称えた。

次回のラヴォイタは、2022年春に年式の制限なく参加できるオープン戦の開催が予定されている。

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