レッドブルのセルジオ・ペレスは、F1スペインGPの予選で8番手となった。チームメイトのマックス・フェルスタッペンにはまだ差をつけられているものの、トンネルの出口が見えたように感じるといい、今回も決勝での巻き返しを図るため、予選でのパフォーマンスでは妥協したと語った。
ペレスはスペインGPの予選で8番手。ただ、前戦カナダGPの決勝レースで、マシンが安全でない状態で走行を続けたとして、3グリッド降格ペナルティを科されており、決勝レースは11番手からのレースとなる。
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そのペレスは、Q1からQ3までの全てで8番手。トップ4チームの中では最後尾であるものの、安定して上位に食い込めるようになってきた。ここ2戦連続でQ1落ちと苦しんできた姿からは、復調しているように見える。
「トンネルの出口の光が見えてきたように思う」
そうペレスは語った。
「残念ながら、Q3での最終セクターは少し悪すぎた。自分の感触と比べても、少し失いすぎたんだ。だから、もっと前に接近できたと思う」
「タイヤが1セットしか残っていなかったから、少しトリッキーだった。風も変化していた」
「でも、良い一歩を踏み出せたような気がする。少し安心したよ。差はとても小さいから、本当にコンマ数秒が必要だったんだけど、週末の間にそれを埋めることはできなかった。だからその点に取り組み、決勝向けの良いレースカーにできればと思っている。その点にもかなり取り組む必要があるんだ」
「だから予選では少し妥協した。その結果、タイヤのデグラデーションをうまく抑えることができたんだ」
ペナルティを受けることが決まっていたため、レースに強いマシンに仕上げるというのは、理に適った選択だとも言える。ポジションを上げるにはオーバーテイクを成功させる必要があるが、その点にも不安はないようだ。
「その(オーバーテイクしやすいマシンにするという)点では、本当にうまく、強くなる必要があったと思う。明日は長いレースになるだろう」
「でもうまくいけば、前のドライバーたちをできるだけ早く追い越して、レースの早い段階でポジションを上げることができるだろう」
「ここでは予想以上に苦戦したと思う。データとの相関も、良い時もあれば悪い時もある。タイヤの問題もあった。だから、週末の方向性を見出すのは、かなり難しかったんだ」
「でもそこにようやく辿り着いたところだと思う。明日は良いレースペースを発揮して、状況を好転させることができればいいと思っている」
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