■システム最高出力は309馬力を達成
レクサスは同社のミドルサイズSUV「NX」を全面刷新し、2021年10月7日に発表しました。発売は2021年11月以降を予定しています。
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7年ぶりに全面刷新して登場する新型NXには、レクサス車として初となるPHEVモデル「NX450h+」が設定されるといいますが、どんな特徴があるのでしょうか。
新型NXは、TNGAプラットフォームとして改良したGA-Kプラットフォームを採用。
GA-Kプラットフォームは、トヨタのSUVでは「RAV4」や「ハリアー」にも採用されるプラットフォームで、新型NXへの採用にあたっては軽量で高剛性、低重心化したパッケージとしています。
また、新型NX450h+にレクサス車として初搭載されるPHEVシステムは、高効率な2.5リッター直列4気筒エンジンにフロント・リアで1基ずつのモーター、18.1kWhのリチウムイオンバッテリーが組み合わされます。
EV走行距離は88km(WLTCモード、以下同様)で、満充電までの時間は200V/16Aで約5時間半、100V/6Aで約27時間です。急速充電には非対応となっています。
また、システム最高出力309馬力というパワフルぶりも特徴。駆動方式は全車4WDで、フロント・リアのモーターの前後駆動力を100:0から20:80の間でコントロールでき、安定感溢れる走りを実現します。
さらに、新型NX450h+ならではの機能として、レクサス初採用の「先読みエコドライブ(先読みEV/HVモード切りかえ制御)」を採用。
「AUTO EV/HVモード」の際にナビで目的地を設定することで、駆動用電池の残量や、道路の属性・特性に応じて自動的にEV走行とHV走行を自動で切り替え、エネルギー効率の良い走りを実現するということです。
ちなみに、SUVタイプのPHEVとしては、トヨタブランドから2021年6月8日に「RAV4」をベースにした「RAV4 PHV」が発売されています。
リチウムイオンバッテリーの容量は18.1kWhで満充電までの時間は200V/16Aで約5時間半、100V/6Aで約27時間という設定など、諸元のなかには一部同スペックの部分も存在。
しかし、RAV4 PHVのシステム最高出力は306馬力、EV走行距離は95kmと、新型NX450h+の諸元と異なる部分もあるほか、前述の「先読みエコドライブ」をはじめ、PHEVとしてより利便性の高いクルマとなっているのが新型NX450h+の特徴といえるでしょう。
それではここでクイズです。
2020年6月のRAV4 PHV登場より前、国産メーカーでSUVタイプのPHEVは1車種しかラインナップされていませんでした。そのクルマは、次の選択肢のなかでいったいどれでしょうか。
【1】三菱「アウトランダー」
【2】マツダ「CX-5」
【3】トヨタ「ランドクルーザープラド」
【4】日産「エクストレイル」
※ ※ ※
正解は【1】の三菱「アウトランダー」(以下、アウトランダーPHEV)です。
2013年1月24日、世界初となるSUVタイプのPHEVとしてアウトランダーPHEVが発売されました。
2021年10月現在、国内SUV市場でラインナップされている日系メーカーのPHEVは、登場順にアウトランダーPHEV、RAV4 PHV、三菱「エクリプスクロスPHEV」(2020年12月4日発売)、新型NX450h+の4車種です。
なお、アウトランダーPHEVは2021年冬にフルモデルチェンジを控えています。
※クイズの出典元:くるまマイスター検定
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