2021年4月28日、アストンマーティンは開発中のオープンコクピット スーパースポーツカー「V12 スピードスター(Speedster)」の特別仕様「DBR1 カスタム」の詳細を発表した。
ル・マンで優勝した「DBR1」へのオマージュ
アストンマーティン V12スピードスターは、世界限定88台のオープンコクピット スーパースポーツカーだ。2020年に英国 ゲイドンにあるアストンマーティン本社でワールドプレミアされた。V12スピードスターは、アストンマーティン スポーツカーのヘリテージ、優雅なスタイル、そして卓越したデザインを調和したモデルだが、そのディテールは「DBR1」へのオマージュといわれている。
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アストンマーティン DBR1は、アストンマーティン史上もっとも成功したレーシングカーで、1956年にデビュー。1959年のル・マン24時間やニュルブルクリンク1000kmをはじめ、多くのレースで優勝を飾り、1959年の世界スポーツカー選手権のタイトルも獲得している。
レース専用マシンとして設計されたDBR1だが、今日まで続く「DB」シリーズの前身でもある。1958年以降のモデルでは2992ccの直列6気筒エンジンとデイビッド・ブラウン(DBの名は彼に由来する)が手がけた5速ギアボックスを組み合わせ、800kgという軽量な車体の推定最高速度は150mph(約241km/h)に達していた。
DBR1の生産台数は、わずか5台。そのうち4台はアストンマーティンのワークスチームからレースに参戦し、残りの1台はプライベートで使用された。
今回発表された、V12スピードスター「DBR1 カスタム」には、往年の名車をオマージュした専用オプションが装備される。アストンマーティン レーシング グリーンのボディカラーに、クラブスポーツ ホワイトのピンストライプとロンデル(リング型のパーツ)が配され、クラブスポーツ リップスティック グラフィックを備えたサテンシルバーのアルマイト製グリルを装着する。
オープンコクピットとしては驚異的なパフォーマンス
コクピットには、DBR1が最も輝いていた時代を象徴するように、コンカー サドルレザー、ビリジアン グリーンのテキスタイル/ケイスネス レザーを採用している。
透明なリアウインドーの中には、アストンマーティン レーシング グリーンにペイントされたドライバー&パッセンジャー用のユニークなヘルメットが置かれ、ソリッドシルバーの「ウイング」エンブレムは、透明なエナメル カバーの中で輝きを放っている。厳選されたグロス カーボンファイバー、ケースネス グリーンのレザー、サテンシルバーのつや消しアルミニウム スイッチギアを採用したV12スピードスターのオープンキャビンは、アストンマーティンが築き上げてきた偉大なモータースポーツの歴史のオマージュであふれている。
さらに、21インチのセンターロック ホイールは、サテンブラック ダイヤモンドの切削仕上げとなっている。アストンマーティン V12スピードスターは、ペイントの工程だけでも最先端の塗装施設で50時間以上の作業が費やされているという。
パワートレーンは、アストンマーティンを象徴する5.2L V12ツインターボの高性能バージョンを搭載。最高出力は約700ps、最大トルクは約753Nmを発生。トランスミッションはZF製の8速ATをリアにレイアウトする、トランスアクスル方式を採用している。
公表されているパフォーマンスは、0→100km/h加速が3.4秒、最高速度は198mph(約318km/h)。これは、フロントウインドーやルーフを持たないクルマとしては驚異的な数値だ。
V12スピードスター「DBR1 カスタム」は、現在も注文を受け付けており、アストンマーティン本社でハンドビルドされる。デリバリーは、2021年半ばから開始される予定だ。日本でも、その独特のスタイルが公道を走る姿を早く見てみたいものだ。
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