世界初の量産予混合圧縮着火エンジン“SKYACTIV X”にばかり注目の集まるMAZDA3だが、シャシーマニアにとって非常に興味深いのが、リヤサスに採用されたトーションビーム式アクスル(TBA)だ。従来までのMAZDA3(日本ではアクセラ)には、E型マルチリンクという形式が採用されていたのだから、自動車工学の常識から言えば、コストと軽量化を優先した性能後退に見える。しかしそこには、スカイアクティブ思想に立脚した確たる哲学があったのだ。
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