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アウディがフラッグシップセダン「A8」を大幅アップデート、48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載

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アウディがフラッグシップセダン「A8」を大幅アップデート、48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載

アウディ ジャパンは、フラッグシップセダン「A8」に大幅なアップデートを行ない、7月に発売をする予定であることを発表した。

アウディのA8は、1994年のデビュー以来、常にVorsprung durch Technik(技術による先進)を具現してきたフラッグシップセダンである。革新的な軽量・高剛性ボディ設計アウディスペースフレーム(ASF)、高効率直噴エンジン、アダプティブエアサスペンション、前後不等分トルク配分のquattro(クワトロ:フルタイム四輪駆動)、フルLEDヘッドライト、最先端のドライバーアシスタンスシステム、最新のMMIインフォテイメントを採用するなど、各世代ともにアウディの技術的ショーケースとしての役割を担ってきた。

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そして今回、第4世代のフェイスリフトにより、フラグシップにふさわしい最新のデザイン言語をはじめ、先進のテクノロジーとインテリジェントな機能の採用による、全面的なアップデートを行うことにより、卓越した快適性とスポーティな走りを両立する、アウディ独自のドライブフィールをもたらしている。

プレステージ性と存在感あるエクステリアデザイン

デザインを一新した新型A8は、シングルフレームグリルの底辺を広げることでより存在感が増しており、クロームインサートによってプレステージ性を高めている。またサイドエアインテークも同様にクロームによって強調されており、6ライトのキャビンデザインやなだらかに傾斜するリヤエンドなどにより、端正でエレガントなフォルムを実現している。

彫刻的なデザインのフェンダーはオリジナル quattro(クワトロ)を彷彿とさせる力強さを表現。リヤライトをLEDライトストリップで結ぶことで高級感を高めている。新たに全モデルに標準装備するマトリクスOLEDリヤライトは、薄くて軽量でデザインの自由度が高く、消費電力の少ない有機発光ダイオード(OLED)を採用。走行モードによってその表情を変えるとともに、後続車が2m以内に近づくとすべてのOLEDセグメントを点灯させることで車間距離を警告する機能を備えている。

また新たにスポーティなS lineエクステリアをオプション設定。ブラックハニカムパターンのS lineグリル、バンパー、20インチ専用ホイールにより、堂々たる印象を高めている。

開放的な上質なラウンジのようなインテリアデザイン

新型A8のインテリアは、開放的なラウンジをイメージしたもの。幅広さを強調するために水平基調のシンプルで上品なデザイン、エクステンデッドレザーやエスクテンデッドアルミニウムルックインテリア等、素材のクオリティにこだわることで、上質で快適な室内空間を実現している。さらにS lineインテリアプラスパッケージやアウディデザインセレクションといった、フラッグシップにふさわしいクオリティとセンスを備えた、新たな選択肢を設定している。

48Vマイルドハイブリッドにより、高性能と高効率を両立

新型A8には、3.0TFSIと4.0TFSIの2種類のパワートレインを設定している。3L V型6気筒3.0TFSIエンジンは、過給方式にツインスクロールターボを採用。最高出力 250kW(340ps)、最大トルク500Nmを発揮。一方、4L V型8気筒4.0TFSIエンジンは、2基のツインスクロールターボを搭載した新エンジンで、最高出力338kW(460ps)、 最大トルク660Nmを発揮する。

トランスミッションはいずれも8速ティプトロニックで、48V電源システムとマイルドハイブリッド(MHEV)を搭載しており、高効率かつ力強い走行を実現。このMHEVシステムはリチウムイオンバッテリーとベルト駆動式オルタネーター スターター(BAS)により、減速時には最大12kW の回生エネルギーをリチウムイオンバッテリーに送り込むことが可能。またコースティング(惰力走行)時のエンジン完全停止に加えて、アイドリングストップの動作速度を22km/hへと高めたことにより、100km走行あたり最大 0.7L(欧州値)の燃料を削減できる。

さらに、全モデルに機械式センターディファレンシャル搭載のquattroフルタイム四輪駆動システムを採用。セルフロッキングディファレンシャルは、通常時には前40: 後60にトルクを非対称に配分し、FRのような軽快なハンドリングとフルタイム4WDならではの優れた走行安定性を両立させている。この路面状況によってトルク配分を可変することで、優れたトラクション性とダイナミックな走行性能を実現している。

新世代ASFとプレディクティブアクティブサスペンションを採用

新型A8には、ボディパネルやフレーム部分にアルミニウムを採用する一方、キャビンに熱間成型スチールコンポーネントとカーボンファイバー(CFRP)のパネルを採用。ストラットタワーバーにはマグネシウムを用いている。これにより高いボディ剛性と軽量化を両立。また、全車に快適な乗り心地とスポーティなハンドリングを両立するアダプティブエアサスペンションを標準装備している。

さらに全モデルに、乗り心地と操縦安定性をバランスよく、高いレベルで実現してドライブフィールを高める、先進のプレディクティブアクティブサスペンションをオプション設定(S8には標準装備)。これは車両が路面や走行条件を先読みし、それぞれ1100Nmを発生する電動モーターを内蔵する4つのサスペンションを瞬時独立制御することにより、車両の姿勢変化を整えるテクノロジー。

例えば、アウディトドライブセレクトのダイナミックモードを選択すると、スポーティな走行に最適な走行姿勢をつくりだす。またコンフォート+モードでは、ステアリングがフロントカメラと連動して、路面状況を把握、アクチュエータを予測的に制御することにより、路面の凹凸をスムーズに吸収したり、加速・減速・旋回の各状況において、常に車体を水平な状態に維持し、快適な乗り心地を実現。

さらに、アウディプレセンス360と連動し、側面衝突が避けられないと判断した場合には、衝突面の車高を約8cm引き上げ、車両剛性の高い部位でインパクトを受けるとともに、衝撃をサスペンションの減衰力で吸収し、キャビンの変形や乗員への衝撃を軽減する。

先進技術により日常のドライブをより安全で快適なものに

新型A8は、従来のアダプティブクルーズコントロール、アクティブレーンアシスト、トラフィックジャムアシストを統合したアダプティブドライブアシスト(ADA)をはじめ、フロント、リア、サイドと全方位で事故を予防し、衝撃を軽減するアウディプレセンス360、駐車などの際に車両の前後だけでなくタイヤの周辺の状況を3Dビューにより確認し、ホイールが縁石などに接触してダメージを受けることを未然に防ぐカーブストーンアシスト等、最新のセーフティ機能やドライバーアシスタンスシステムを搭載している。

4L V8ツインターボエンジンが圧倒的な走りを実現

新型S8には、スーパースポーツモデルに匹敵する4L V8ツインターボの4.0TFSIエンジンを搭載。420kW (571ps)/800Nmという圧倒的なパワーを発揮する。48Vマイルドハイブリッドシステム、8速ティプトロニックを組み合わせることで高性能と高効率を両立。

また、乗り心地と操縦安定性をバランスよく、高いレベルで実現するプリディクティブアクティブサスペンションをはじめ、取り回しを向上させる一方、高速では前輪と同じ向きに切ることでスムーズなレーンチェンジなどを実現するダイナミックオールホイールステアリング、高速コーナリング時に左右のリヤホイール間で積極的にトルクを配分し、ハンドリングをさらにスポーティなハンドリングを実現するリヤスポーツディファレンシャルを標準装備。

エクステリアは、専用デザインの前後バンパーやアルミニウムルックインサートにより精悍さを増したハニカムデザインのシングルフレームグリル、専用の点灯パターンを採用するOLEDリヤライトや4本出しの楕円エキゾーストフィニッシャー、5ダブルスポークスターデザインの21インチアルミホイールを採用して、パフォーマンスの高さを表現。

インテリアはブラックを基調としたもので、フルレザーパッケージやバルコナレザーの専用スポーツシートなどにより、スポーティさと上質さを高い次元で両立。エクステリアカラーには、S8ならびに S lineエクステリアパッケージ専用となる、デイトナグレーパールエフェクトやウルトラブルーメタリックといった新色も設定している。

【メーカー希望小売価格】

関連情報:https://www.audi.co.jp/

構成/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)

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みんなのコメント

3件
  • 単なるデカいA4に成り下がったな。アウディのマーケティング部署ってどんな人間が揃ってんだろ。
    わざわざ売上/車格下げることしなくて良いのに。
    記事の下方に掲載されているA8の中古車も800万前後が何台も掲載されるというネガティブイメージに拍車をかけている。
  • BMWの新型7シリーズがやらかした分、A8には頑張って販売台数を伸ばしてほしい。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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