現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「マニュアル車じゃないとダメ!」絶滅危惧種「MT」設定がいまも残る「超激レア」軽自動車 3選

ここから本文です

「マニュアル車じゃないとダメ!」絶滅危惧種「MT」設定がいまも残る「超激レア」軽自動車 3選

掲載 更新 34
「マニュアル車じゃないとダメ!」絶滅危惧種「MT」設定がいまも残る「超激レア」軽自動車 3選

■軽乗用車でMT車設定はもうほとんど残っていなかった!

 いま新車を購入するユーザーのうち、3ペダルのMT車(マニュアルトランスミッション車)を購入するユーザーは本当に希少な存在となりました。そもそも新車でMT車の設定するモデル自体も大幅に減りつつあります。
 
 なかでも軽乗用車でいまも残るMT車は、ほとんどないといいます。今回はそんな“超激レア”車を紹介します。

MT専用! スズキ新型「ジムニーライト」人気沸騰を受け発売へ

●スズキ「ワゴンR」

 スズキは2022年8月2日、軽乗用車「ワゴンR」をマイナーチェンジしました。新シリーズ「ワゴンR カスタムZ」を追加したほか、標準タイプの外装デザインなども変更しています。

 そんななか、5速MTモデルがマイナーチェンジ後も引き続き残ったことが、一部のマニアの間でひそかに話題を呼んでいます。

 2022年8月現在、スポーツモデルではない「普通の軽ハイトワゴン」にMTが設定されるのは、もはやワゴンRだけという状況なだけに、非常に貴重な存在が引き続き維持されたことになります。

 マイナーチェンジ前は、最廉価版のFAグレードに設定されていた5速MT車ですが、マイナーチェンジでFAが廃止されたことで、中間グレードのFXに5速MT設定が移行しています。

 グレードがあがったことで新たな副次効果も得られました。新型からは、FAグレードにはなかったタコメーター(回転計)が装備されるようになったのです。

 みずからギアシフトするMTは、エンジン回転にあわせてシフトチェンジするのも楽しみのひとつだけに、MT派にとってはうれしい改定といえるでしょう。

 新型ワゴンR FX 5速MT車の消費税込み価格は、2WDが121万7700円、4WDが134万900円となっています。

●ダイハツ「コペン」

 ダイハツの軽スポーツカー「コペン」は、さまざまな面で貴重な存在のモデルです。

 まず2人乗りのスポーツカーであること、そしてオープンカーであること、さらに電動式のハードトップが備わっていることなど、すべて軽自動車唯一の機能を備えているのです。

 現行型コペンは2代目。先代が2012年に生産を終えた約2年後の2014年に登場しました。

 2代目の特徴は「D-Frame(ディーフレーム)」と呼ばれる骨格構造にあります。外板を取り外し容易な樹脂パーツとし、外装デザインの変更を可能としたのです。

 そのためコペンには「Robe(ローブ)」を基本に、クロスオーバースタイル「エクスプレイ」、初代譲りの丸目ヘッドライトを備えた「セロ」、さらにトヨタとの共同開発による「GR SPORT(ジーアールスポーツ)」と、4つのまったく異なるスタイルがラインナップされています。

 このほか2018年には、200台限定のハードルーフモデル「コペン クーペ」も発売されました。

 エンジンは、全車とも660ccの直列3気筒DOHCターボ。各モデル共に5速MT車の設定が用意されています。

●スズキ「ジムニー」

 スズキの四輪駆動車「ジムニー」は、コペン以上に貴重で独自の存在といえるでしょう。

 専用のラダーフレームと縦置きエンジン+FRレイアウト、副変速機付パートタイム4WD、リジッドアクスル式サスペンションという組み合わせにより、世界にも類を見ないほど高い悪路走破性を誇るコンパクト4WDです。

 現行型は2018年に登場した4代目。20年ぶりのフルモデルチェンジということもあり「スズキ セーフティ サポート」などの先進運転支援機能も追加され、いまもなお高い人気を維持し続けています。

 気になるトランスミッションは、4速AT(オートマチックトランスミッション)と5速MTの2タイプから選択可能です。

 車両重量1040kgと、軽のなかでは比較的重たい車体を小排気量な660ccターボエンジンで駆動させるジムニーだけに、MTを選んだほうが車速をより積極的にコントロールできて、運転もさらに楽しめることでしょう。

※ ※ ※

 スズキとダイハツにそれぞれ、各モデルのMT比率を聞いてみました。

 スズキ広報部によると、ワゴンRのMT車比率は約1割弱(ワゴンRスマイルを除いたシリーズ中の割合)だといい、貴重な実用車のMT仕様にもいまなお一定の需要があることがわかります。いっぽうジムニーについては、MT車が約2割とのことです。

 対するダイハツでは、コペンのMT車はおよそ3割も占めるといいます。

 ダイハツ広報部によると「走る楽しさ、操作する嬉しさを直接感じていただけるコペンのMT車は、長い間多くのお客様にご愛顧頂いております」といい、こちらも根強いニーズに支えられ続けていることがうかがえます。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

【特集】レッドブルの非情なドライバー育成……しかし彼ら以上にドライバー育成に注力してきた存在はゼロ
【特集】レッドブルの非情なドライバー育成……しかし彼ら以上にドライバー育成に注力してきた存在はゼロ
motorsport.com 日本版
前の車との「車間距離」めちゃ大事! でも運転中「どうやって」測る!? 「高速」や「一般道」で適切な車間を取る方法とは
前の車との「車間距離」めちゃ大事! でも運転中「どうやって」測る!? 「高速」や「一般道」で適切な車間を取る方法とは
くるまのニュース
まるでリアルRPG!? 目指せ鈴鹿8耐優勝! レーシングライダー石塚健が新チーム立ち上げを発表
まるでリアルRPG!? 目指せ鈴鹿8耐優勝! レーシングライダー石塚健が新チーム立ち上げを発表
バイクのニュース
デジタル装備が進化、走行性能もアップ!フリークも納得した新型「ゴルフ8.5 GTI」の高い実力
デジタル装備が進化、走行性能もアップ!フリークも納得した新型「ゴルフ8.5 GTI」の高い実力
@DIME
【MotoGP】ホンダは思ったより大丈夫? アプリリアから加入のアルベシアーノ「革命は必要ない」
【MotoGP】ホンダは思ったより大丈夫? アプリリアから加入のアルベシアーノ「革命は必要ない」
motorsport.com 日本版
「これが普段使い!?」メルセデスAMG A35が“異次元”サウンドマシンに進化 Pro Shop インストール・レビュー by レジェーラ 後編
「これが普段使い!?」メルセデスAMG A35が“異次元”サウンドマシンに進化 Pro Shop インストール・レビュー by レジェーラ 後編
レスポンス
スーパーフォーミュラの改革は話題づくりだけじゃない。さらなる発展に不可欠な“制度整備”……ハンドボールリーグ元事務局長が荒地を耕す
スーパーフォーミュラの改革は話題づくりだけじゃない。さらなる発展に不可欠な“制度整備”……ハンドボールリーグ元事務局長が荒地を耕す
motorsport.com 日本版
スバル新型「S210」登場! 計算された“300馬力”の意図は? めちゃ速いのに室内が超快適なワケとは? 「“スゴい”スポーツセダン」についてSTI本部長に聞いてみた!
スバル新型「S210」登場! 計算された“300馬力”の意図は? めちゃ速いのに室内が超快適なワケとは? 「“スゴい”スポーツセダン」についてSTI本部長に聞いてみた!
くるまのニュース
 今や“シールドあり”が主流!? 「オフロードヘルメット」とは?
今や“シールドあり”が主流!? 「オフロードヘルメット」とは?
バイクのニュース
タナク、2.5秒差の3番手から虎視眈々「明日を楽しみにしている」/WRCスウェーデン デイ2コメント
タナク、2.5秒差の3番手から虎視眈々「明日を楽しみにしている」/WRCスウェーデン デイ2コメント
AUTOSPORT web
ランチア「ストラトス」やアウディ「クワトロ」など貴重なラリーカーが富士を逆走!「トヨタ7」のエンジンにも火が入りました
ランチア「ストラトス」やアウディ「クワトロ」など貴重なラリーカーが富士を逆走!「トヨタ7」のエンジンにも火が入りました
Auto Messe Web
Genbの『ハイエース』用ブレーキパッドが進化、同乗者や積載物にも優しい自然なフィーリング実現
Genbの『ハイエース』用ブレーキパッドが進化、同乗者や積載物にも優しい自然なフィーリング実現
レスポンス
神童アントネッリ……実は普通の18歳。好物は和牛!? 「鈴鹿を走るのは楽しみだけど、東京とか日本の色々な所に行ってみたい!」
神童アントネッリ……実は普通の18歳。好物は和牛!? 「鈴鹿を走るのは楽しみだけど、東京とか日本の色々な所に行ってみたい!」
motorsport.com 日本版
インテグラなのにおっさんセダン! マークXなのにFF!! 名前は「名車」中身は「迷車」なクルマ4選 
インテグラなのにおっさんセダン! マークXなのにFF!! 名前は「名車」中身は「迷車」なクルマ4選 
WEB CARTOP
路面電車にも「スピード違反」はあるのか 最高速度制限の法律と運用どうなっている?
路面電車にも「スピード違反」はあるのか 最高速度制限の法律と運用どうなっている?
乗りものニュース
死亡リスク大!! 楽しいバイクライフに潜む事故の原因とは?
死亡リスク大!! 楽しいバイクライフに潜む事故の原因とは?
バイクのニュース
わずか全長4m! マツダ「ベリーサ」に反響多数!「まさに小さな高級車」「エンジンが良く回って楽しい!」 コンパクトカーに“豪華内装”実現した「プレミアムハッチ」は今注目の1台!
わずか全長4m! マツダ「ベリーサ」に反響多数!「まさに小さな高級車」「エンジンが良く回って楽しい!」 コンパクトカーに“豪華内装”実現した「プレミアムハッチ」は今注目の1台!
くるまのニュース
F1日本GPアンバサダー、市川團十郎親子が鈴鹿サーキットに見参! レースの世界を満喫……スポーツ走行のエンジン音にも興奮「すごい緊張感」
F1日本GPアンバサダー、市川團十郎親子が鈴鹿サーキットに見参! レースの世界を満喫……スポーツ走行のエンジン音にも興奮「すごい緊張感」
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

34件
  • ジムニーとコペンのマニュアル比率の低さに驚いた。半数くらいはマニュアルだと思った。この2車種はマニュアルのほうが絶対に楽しいと思うしリセールも格段にいいんじゃないかな。ワゴンRはこんなもんだろうね。
  • N-ONEにも有ります 
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

198.3255.6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

23.8291.0万円

中古車を検索
コペンの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

198.3255.6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

23.8291.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村