現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 日産次期「エルグランド」実車展示!? 斬新デザイン&豪華内装が凄すぎ! 高級ミニバン「ハイパーツアラー」はいつ登場するのか?

ここから本文です

日産次期「エルグランド」実車展示!? 斬新デザイン&豪華内装が凄すぎ! 高級ミニバン「ハイパーツアラー」はいつ登場するのか?

掲載 19
日産次期「エルグランド」実車展示!? 斬新デザイン&豪華内装が凄すぎ! 高級ミニバン「ハイパーツアラー」はいつ登場するのか?

■「ハイパーツアラー」次期エルグランドを示唆?

 日産は「ジャパンモビリティショー2023」で世界初公開した「ハイパーツアラー」を「名古屋モビリティショー2023」でも実車展示しました。
 
 次期「エルグランド」を示唆するモデルであると考えられるハイパーツアラーとは、どのようなモデルなのでしょうか。

日産高級ミニバン、新「エルグランド」発売! 379万円から

 2023年6月に登場したトヨタ「アルファード/ヴェルファイア」は、発売直後から順調な売れ行きを記録しています。

 また、圧倒的な上質感を誇るレクサス「LM」が発売された他、2年ぶりの復活となるホンダ「オデッセイ」が年内に発売される予定であるなど、高級ミニバンというカテゴリーがにわかに盛り上がっています。

 一方、このカテゴリーのパイオニアであるエルグランドは2010年の登場からおよそ13年にわたってフルモデルチェンジが行われておらず、販売台数でもアルファード/ヴェルファイアとは大きな差が見られます。

 こうした状況から、これまで次期エルグランドの登場については不透明な状態が続いていました。

 そのようななか、2023年10月から11月にかけて開催された「ジャパンモビリティショー2023」では次期エルグランドを示唆するコンセプトモデルをお披露目し、多くのユーザーを驚かせました。

 ハイパーツアラーという名前で登場したそのコンセプトモデルについて、日産は「日本ならではのおもてなしの精神や上質さ、そして自動運転をはじめとする数々の先進技術を融合したプレミアムEVミニバン」と説明しています。

 ハイパーツアラーには、全固体電池と電動駆動4輪制御技術の「e-4FORCE」を組み合わせたパワートレインが搭載され、さらには完全自動運転も可能であるとしているなど、あらゆる面で次世代の高級ミニバンであることがうかがえます。

 日産は、ハイパーツアラーが次期エルグランドであるとは明言していませんが、そのコンセプトや堂々としたスタイリングはこれまでのエルグランドの延長線上にあるものと見て間違いなさそうです。

 現時点では、ハイパーツアラーがいつ、どのようなかたちで市販車として登場するのかは明らかになってはいません。そもそも、市販されるのかすら定かではありません。

 しかし、少なくとも日産が高級ミニバンから撤退する意志はないということだけは確かと言えそうです。

■次期エルグランドはいつ登場するのか

 ただ、ハイパーツアラーが次期エルグランドを示唆するモデルであったとすると、市販まではまだかなりの時間を要することが予想されます。

 たとえば、ハイパーツアラーの大きな特徴である全固体電池を用いたパワートレインや完全自動運転は、日産はもちろん、そのほかの自動車メーカーでも実用化には至っていません。

 一方、日産は2028年度までに全固体電池を搭載したBEVを販売する方針を打ち出しており、実用化に向けた開発が進められていることが明らかになっています。

 電動化を積極的に推進してきた日産であるだけに、次期エルグランドがBEVとなっても不思議ではありません。

 また、全固体電池のような新技術はそのブランドの上級モデルから搭載されることが一般的であるため、全固体電池を搭載する最初のモデルが次期エルグランドとなる可能性は十分に考えられます。

 しかし、完全自動運転については法整備との兼ね合いもあるため、2028年度までに市販車に搭載される可能性は低いと見られます。

 現実的には、現在「スカイライン」などに採用されているレベル2-レベル2.5などの自動運転機能をブラッシュアップしたレベル3相当ものが搭載されると考えられます。

 これに加えて、内外装をより現実的なものに調整することで、2028年度までハイパーツアラーに由来する高級ミニバンが登場することは、決して非現実的なことではありません。

 ただ、もしそれが次期エルグランドであるとすると、少なくともあと5年は現行のエルグランドが継続販売されることになります。

 もちろん、マイナーチェンジによってある程度の改良は可能であるものの、基本構造を変えないままでは、アルファード/ヴェルファイアなどの強力なライバルと互角にわたりあうことは難しそうです。

 かといって、全固体電池の実用化を待たずにフルモデルチェンジをおこなってしまうとは考えにくいのも事実です。

 そうなると、今後4、5年は現行モデルの改良版を販売しつつ、満を持して全固体電池をはじめとする新技術を搭載した次期エルグランドが登場すると考えるのが、最も妥当なところかもしれません。

※ ※ ※

 アルファード/ヴェルファイアは、ショーファーカーとしての利用を想定した上級グレードを設定したことで販売台数を大きく伸ばしました。

 エルグランドにも4人乗りの特別仕様車「VIP」が存在していましたが、基本的にはオーナー自身がハンドルを握るクルマとして、「走り」に重点が置かれてきました。

 次期エルグランドでは、ショーファーカーとしての利用がメインのモデルとなるのか、それとも「走り」が重視されたモデルとなるのか、その方向性にも注目が集まっています。

こんな記事も読まれています

【MotoGP】スピードはあるのになぁ……ドゥカティシート争いで蚊帳の外なバスティアニーニ、ぼやく
【MotoGP】スピードはあるのになぁ……ドゥカティシート争いで蚊帳の外なバスティアニーニ、ぼやく
motorsport.com 日本版
2024スーパーGT第3戦『SUZUKA GT 3Hours RACE』参加条件
2024スーパーGT第3戦『SUZUKA GT 3Hours RACE』参加条件
AUTOSPORT web
ホンダのスクーター第2弾「ジュノオM型」は「E-クラッチ」の元祖? 世界GP初優勝の年に市販した変速機の革命
ホンダのスクーター第2弾「ジュノオM型」は「E-クラッチ」の元祖? 世界GP初優勝の年に市販した変速機の革命
バイクのニュース
トヨタ『シエンタ』対応の「車中泊キット」一般販売開始
トヨタ『シエンタ』対応の「車中泊キット」一般販売開始
レスポンス
【MotoGP】ヤマハのカル・クラッチロー、イタリアGPのワイルドカード参戦取りやめ。残る予定はイギリスGPとサンマリノGP
【MotoGP】ヤマハのカル・クラッチロー、イタリアGPのワイルドカード参戦取りやめ。残る予定はイギリスGPとサンマリノGP
motorsport.com 日本版
RBの今季マシンVCARB01の弱点は”トラフィック”。リカルド「僕とユウキがスタートで順位をキープできれば、違うレースになっていたはず」
RBの今季マシンVCARB01の弱点は”トラフィック”。リカルド「僕とユウキがスタートで順位をキープできれば、違うレースになっていたはず」
motorsport.com 日本版
ポルシェ『カイエン』に「ターボナイト」の内外装が登場…米2025年型
ポルシェ『カイエン』に「ターボナイト」の内外装が登場…米2025年型
レスポンス
DSオートモビル、DS4の特別仕様車を発売 車体色はひなげしをイメージ
DSオートモビル、DS4の特別仕様車を発売 車体色はひなげしをイメージ
日刊自動車新聞
全長5.1m! 新型「最上級6人乗りミニバン」発売! “クラス最高峰”の「超豪華リアシート」がスゴい! レクサス「新型LM」のインテリアとは
全長5.1m! 新型「最上級6人乗りミニバン」発売! “クラス最高峰”の「超豪華リアシート」がスゴい! レクサス「新型LM」のインテリアとは
くるまのニュース
メルセデスAMG「GT43クーペ」欧州で注文開始 後輪駆動の2ドアクーペは421馬力の2リッターエンジン搭載
メルセデスAMG「GT43クーペ」欧州で注文開始 後輪駆動の2ドアクーペは421馬力の2リッターエンジン搭載
VAGUE
【人とくるまのテクノロジー展2024】日産 電動化技術と知能化技術を中心に出展
【人とくるまのテクノロジー展2024】日産 電動化技術と知能化技術を中心に出展
Auto Prove
新車の慣らし運転は不要!? メーカーとエンジンチューナーとでどうして見解が食い違うのか。長く乗るならやっておいたほうが無難
新車の慣らし運転は不要!? メーカーとエンジンチューナーとでどうして見解が食い違うのか。長く乗るならやっておいたほうが無難
Auto Messe Web
フォルクスワーゲン「ゴルフGTI」がよりたくましく変身!最高出力20psアップの256psに
フォルクスワーゲン「ゴルフGTI」がよりたくましく変身!最高出力20psアップの256psに
Webモーターマガジン
ロールスロイスが養蜂活動を強化、「世界ミツバチの日」を祝う 5月20日
ロールスロイスが養蜂活動を強化、「世界ミツバチの日」を祝う 5月20日
レスポンス
鈴鹿8耐の事前エントリー39台確定。トライアウト2ndで出場権を獲得した15チーム発表/2024鈴鹿サンデーロード第2戦
鈴鹿8耐の事前エントリー39台確定。トライアウト2ndで出場権を獲得した15チーム発表/2024鈴鹿サンデーロード第2戦
AUTOSPORT web
アストンF1のアップデート、ドライビングが『難しく』なる副作用? 苦戦週末経てチーム代表認める
アストンF1のアップデート、ドライビングが『難しく』なる副作用? 苦戦週末経てチーム代表認める
motorsport.com 日本版
VW『ゴルフ』改良新型、新PHEVはEVモード143kmに拡大…受注スタート
VW『ゴルフ』改良新型、新PHEVはEVモード143kmに拡大…受注スタート
レスポンス
模擬銃撃戦までやるってミッションインポッシブルかよ!? BMWの要人警護ドライビングレッスンが想像の斜め上すぎる!
模擬銃撃戦までやるってミッションインポッシブルかよ!? BMWの要人警護ドライビングレッスンが想像の斜め上すぎる!
WEB CARTOP

みんなのコメント

19件
  • aki********
    実際に発売してみたらいいと思う
    何台売れるのか興味がある
  • pon********
    あのさぁ〜 日産はいつもコンセプトカー出しても、結局は出せないんだからいい加減記事にしなくて良いよ!
    何年一緒の事繰り返してるんだよ!
     日本人を捨てた企業に未来は有りません!
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

408.2837.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

15.0560.0万円

中古車を検索
エルグランドの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

408.2837.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

15.0560.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村