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新型レヴォーグ「レイバック」見参!! 11月にいよいよ登場 スバル国内市場の救世主なるか?

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新型レヴォーグ「レイバック」見参!!  11月にいよいよ登場 スバル国内市場の救世主なるか?

 2023年3月からベストカーWebでお伝えしてきたレヴォーグのクロスオーバーモデルだが、2023年11月、新たに追加モデルとして加わることが確定的となった。その名も「レヴォーグレイバック」として登場だ!

文/ベストカーWeb編集部、写真/ベストカーWeb編集部、ベストカー編集部、スバル

新型レヴォーグ「レイバック」見参!! 11月にいよいよ登場 スバル国内市場の救世主なるか?

■スバルSUVラインナップの新フラッグシップに?

レヴォーグレイバックのベースとなるのはステーションワゴンのレヴォーグ。最低地上高を上げてSUVに仕立ててくる

 現行型2代目レヴォーグは2020年10月にFMCを受けて登場。当初は1.8LターボのCB18型のみのラインナップだったが、翌2021年にWRX S4のデビューと合わせて2.4LターボのFA24型をラインナップに加えていた。

 スケジュールを考えると、スバルはレヴォーグの年次改良、つまり「アプライドD型」に進化する2023年秋の大幅改良でこのSUVモデルを追加する。そして、その車名にはかねてから商標登録(2022年1月に出願ずみ)されていた「LAYBACK」(レイバック)がサブネームとしてつく可能性が高い。

 ディーラー情報によれば、早ければこの8月にもレイバックの事前予約を開始するという。パワートレーンは現在のレヴォーグに設定されている1.8Lと2.4Lの各ターボが設定され、SUVらしくベースのレヴォーグの最低地上高145mmから20mmほどアップさせてくる見込みだ。

 先進安全装備のアイサイトについては、ハンズフリーまでサポートするアイサイトXを装備しているレヴォーグだったが、従来までのステレオカメラに加えてクロストレックとインプレッサに採用された広角単眼カメラを追加してその機能をアップさせる模様。

■スバルSUV強化策の真打ちモデルか?

ベストカー編集部製作のレヴォーグレイバック予想CG。クロスオーバーテイストを強めたモデルとして登場する

 そもそも、レヴォーグにクロスオーバーモデルを追加するきっかけとなったのは何か。世界中でSUVがトレンドカテゴリーになっていることから、スバルはSUVラインナップを強化しており、2018年7月に発表されている同社の中期経営計画「STEP」でも触れられている。具体的には2018年から2025年にかけてSUVモデルのラインナップ強化とバリエーションの充実が掲げられていた。

 2018年の現行5代目フォレスターのフルモデルチェンジ、先代XVにマイルドハイブリッドのe-BOXERが追加され、2019年はXVの改良、2020年はフォレスターに1.8Lターボが追加された。

スバルが2018年7月に打ち出した新中期経営計画「STEP」。そのなかでSUV拡充へのロードマップが示されていた

 2021年はレガシィアウトバックが日本導入を開始し、2022年にはフォレスターにスバルSUV初のSTI Sportが追加設定され、XVはクロストレックにフルモデルチェンジと毎年のようにSUVは間断なくラインナップを充実させてきた。

 そして今回、その一環として追加されるのがレヴォーグのクロスオーバーSUVとなるレヴォーグレイバックとなる。

■ラゲッジ容量問題解決策の切り札へ

現行型フォレスターのラゲッジスペースは容量509~520L。対するレヴォーグは561Lを確保している

 スバルの現行SUVラインナップはフラッグシップのレガシィアウトバックを皮切りに、フォレスター、クロストレック、そしてライズのOEMモデルとなるレックスで形成される。

 スバルSUV群で問題となっていたのは、実はラゲッジの容量だった。グローバルで売れ筋モデルとなっているフォレスターのラゲッジ容量はVDA方式で509~520L。もちろん、ミドルサイズSUVとして過不足はないものの、若干余裕がないことを指摘するユーザーが多かったというのだ。

 これに対して、フラッグシップモデルのレガシィアウトバックは559L、ステーションワゴンのレヴォーグは561Lを確保している。このラゲッジ容量の違いが今回のレヴォーグレイバック誕生につながったのだろう。

 サイズを見ると、レガシィアウトバックは全長4870×全幅1875×全高1675mm、ホイールベース2745mm。フォレスターは全長4640×全幅1815×全高1715mm、レヴォーグは全長4755×全幅1795×全高1500mm、ホイールベースはいずれも2670mmだ。

■2023年10月25日のジャパンモビリティショーでワールドプレミアか

ベストカー編集部製作のレヴォーグレイバックのリアビュー予想CG。ブラックフェンダーなどで加飾が施される

 SUVモデルのキモとなる最低地上高はレガシィアウトバックが213mm、フォレスターが220mm、クロストレックは200mm。レヴォーグは最低地上高が145mmのため、この最低地上高をかさ上げしたSUVに仕立てれば悪路走破性を向上し、なおかつステーションワゴンとしてのラゲッジ容量を兼ね備えたモデルとなる。

 レヴォーグレイバックのスバルSUVのラインナップ中の位置づけは、全長を除いてボディサイズ的にはレガシィアウトバックとフォレスターの中間といった感じになる。

 つまり、レガシィアウトバックでは大きすぎて持て余してしまうけど、フォレスターだとちょっとラゲッジ面で足りない……といった潜在的なユーザー層にはピッタリなモデルになるに違いない。

 レヴォーグレイバックのワールドプレミアは、今回から名称を新たにする「ジャパンモビリティショー2023」のプレスデー初日となる10月25日になりそうだ。今からその登場が待ちきれない!

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