現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > メルセデス・ベンツが3列シート7人乗りのラグジュアリー電動SUV「EQS SUV」を発売

ここから本文です

メルセデス・ベンツが3列シート7人乗りのラグジュアリー電動SUV「EQS SUV」を発売

掲載 更新 8
メルセデス・ベンツが3列シート7人乗りのラグジュアリー電動SUV「EQS SUV」を発売

メルセデス・ベンツ日本は、ラグジュアリーSUVの電気自動車「EQS SUV」を発表した。

このEQS SUVは、メルセデス・ベンツが長年培ってきたラグジュアリーと快適性の理想を実現した電気自動車EQSに、大人7人が快適に過ごすことができる質感が高い室内空間と、SUVならではの使い勝手の良さを加えたモデル。

すべてがグレードアップ!大きな進化を遂げたトヨタのコンパクトミニバン「シエンタHV」の買い得度

EQS 580 4MATIC SUV Sports

EQS 580 4MATIC SUV Sports

電気自動車専用のプラットフォームに、電気自動車ならではのパッケージの有用性を活かしたエクステリアデザインでは、SUVでありながらCd値0.26(欧州仕様参考値)という空力における機能性も兼ね備えた美しさを表現した。

NVH(騒音、振動、ハーシュネス)対策も徹底的に行い、高い静粛性を実現している。さらにHEPAフィルターを採用した空気清浄システムにより、室内の空気はクリーンに保たれる。

また、EQS SUVは2つの永久磁石モーターを備えた4輪駆動モデルで、不整地や滑りやすい路面を走る際に活躍するOFFROADモードを標準装備している。

エクステリアデザイン

左:EQS 450 4MATIC SUV、右:EQS 580 4MATIC SUV Sports

EQS SUV の革新的なデザインは、プレミアムな電気自動車としての専用プラットフォームをもとに生まれたもので、キャブフォワードデザインなど内燃エンジン搭載車とは大きく異なるスタイリングであることがわかる。

機能性やエアロダイナミクスに対する厳しい要求を満たす「目的に沿ったデザイン」には、ゆったりとした面の構成、継ぎ目の少なさ、そしてシームレスデザインといった「Sensual Purity(官能的純粋)」の思想が反映されている。

EQS 580 4MATIC SUV Sports

EQS 580 4MATIC SUV Sports

フロントフェイスは「ブラックパネル」ユニットに統合されており、ライトバンドでつながっている左右のヘッドライトと、ディープブラックのフロントグリルによって、フロントフェイスが形成されている。

EQS セダンのデイタイムランニングライトは3つの光の点が特徴的だが、EQS SUVでは3つの小さな三角形となっている。

EQS 450 4MATIC SUV

もう1 つの特徴として、バックライト付きの光モジュールの表面構造があげられる。ブラックパネルユニットは外観上のデザインだけではなく、裏側に備わる超音波センサーやカメラ、レーダーなど、運転支援システムのさまざまなセンサーのカバーとしての機能性も備えている。

そして、立体的なスリーポインテッドスターをあしらった「ブラックパネル」グリルが標準装備される。

シームレスデザインが特に際立つフロント部分は、パネルの継ぎ目が描く線が少なく、オーバーラップ型のボンネットを採用す。ボンネットのパワードームは、EQS SUV のダイナミズムを強調している。

インテリアデザイン

EQS 450 4MATIC SUV

EQS SUVはEQSセダン同様、電気自動車専用プラットフォームを採用したモデルであるだけでなく、室内には一貫したデジタル化が施されている。MBUXハイパースクリーンはこれを実現したもので、3 枚の高精細パネル(コックピットディスプレイ、有機EL メディアディスプレイ、有機EL フロントディスプレイ[助手席])とダッシュボード全体を1 枚のガラスで覆うワイドスクリーンで構成されている。

そのまわりを、細いシルバーのフレーム、エアアウトレットを組み込んだルーバー状のトリムなどが囲んでいる。

EQS 450 4MATIC SUV

EQS 450 4MATIC SUV

左右のエアアウトレットはジェットエンジンのタービンを模したデザインで、高度な精密技巧とデジタル技術を駆使したMBUX ハイパースクリーンとのコントラストを通じて、アナログとデジタルの共存という遊び心豊かな演出とした。

なお複雑な形状を持つタービンブレードは、エアコンの空気を効率よく配分する機能を備えている。

MBUXハイパースクリーン

EQS 580 4MATIC SUV Sports

センターコンソールの前部はダッシュボードにつながり、下側は宙に浮いたような構造となっている。これは、電気自動車専用プラットフォームの採用により、従来のようなセンタートンネルが必要なくなったことを視覚的に示している。

フロアからセンターコンソールまでの間隔がEQS セダンよりも大きくなったことから、上質なトレーを備えるセンターコンソール下収納スペースもより大きくなった。

パワートレイン

EQS 450 4MATIC SUV

EQS SUVは前後アクスルに電動パワートレイン(eATS)を搭載し、電気モーターには永久磁石同期モーター(PSM)が採用されている。PSMでは、ACモーターのローター(回転子)に永久磁石が取り付けられているため、ローターには通電の必要がない。

電気モーターは三相の巻線を2つ備える六相式を採用しているため、きわめて強力。

EQS 450 4MATIC SUVの最高出力は360PS[265kW]、最大トルクは800Nmを発生。EQS 580 4MATIC SUV Sportsの最高出力は544PS[400kW]、最大トルクは858Nmを発生する。

航続可能距離は、EQS 450 4MATIC SUVが593km(WLTC モード)、EQS 580 4MATIC SUV Sportsが589km(WLTC モード)。トルクシフト機能によってフロントとリアの電気モーター間で駆動トルクの連続可変配分が行われるため、前後駆動力配分は常に効率的かつ最適化されている。

【メーカー希望小売価格】

EQS 450 4MATIC SUV 15,420,000円(税込)
EQS 580 4MATIC SUV Sports 19,990,000円(税込)

関連情報:https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/models/suv/eqs/overview.html

構成/土屋嘉久

こんな記事も読まれています

GRスープラには「爆弾」が必要だァ! ぜひ”豊田章男スペシャル”を作ってほしい!! 【テリー伊藤のお笑い自動車研究所】
GRスープラには「爆弾」が必要だァ! ぜひ”豊田章男スペシャル”を作ってほしい!! 【テリー伊藤のお笑い自動車研究所】
ベストカーWeb
ホンダの最上級ミニバン『オデッセイ』が復活。一部改良を受け12月8日から発売
ホンダの最上級ミニバン『オデッセイ』が復活。一部改良を受け12月8日から発売
AUTOSPORT web
ミシュラン最新スポーツタイヤ パイロット・スポーツ5の実力は
ミシュラン最新スポーツタイヤ パイロット・スポーツ5の実力は
AUTOCAR JAPAN
やっぱMT最高!! なぜか北米専用仕様WRX S4のマニュアルは日本導入熱望のデキ
やっぱMT最高!! なぜか北米専用仕様WRX S4のマニュアルは日本導入熱望のデキ
ベストカーWeb
新型スズキ・スペーシアが軽3強の中で注目なワケ NAとターボで試乗・検証
新型スズキ・スペーシアが軽3強の中で注目なワケ NAとターボで試乗・検証
AUTOCAR JAPAN
今なら1500万円ってマジか? 嗚呼……後悔先に立たず! なぜ第2世代エボ最高? の「ランエボVIマキネンエディション」を売ってしまったのか?
今なら1500万円ってマジか? 嗚呼……後悔先に立たず! なぜ第2世代エボ最高? の「ランエボVIマキネンエディション」を売ってしまったのか?
ベストカーWeb
メキシコ国境の近くに出現する「雪原」の正体は?「ホワイトサンズ国立公園」の壮大な風景は寄り道する価値ありです【ルート66旅_29】
メキシコ国境の近くに出現する「雪原」の正体は?「ホワイトサンズ国立公園」の壮大な風景は寄り道する価値ありです【ルート66旅_29】
Auto Messe Web
ハイラックスの北米版 トヨタの新型ピックアップ「タコマ」 12月から北米で発売
ハイラックスの北米版 トヨタの新型ピックアップ「タコマ」 12月から北米で発売
AUTOCAR JAPAN
走行28万キロ! フィアット「500R」のアミアミシートはDIY仕上げ「神奈川から四国まで旅した」ファーストカーを紹介します
走行28万キロ! フィアット「500R」のアミアミシートはDIY仕上げ「神奈川から四国まで旅した」ファーストカーを紹介します
Auto Messe Web
見た目変化なしも“フルアップデート”済み。ポルシェ、『963』に前倒しでジョーカー投入
見た目変化なしも“フルアップデート”済み。ポルシェ、『963』に前倒しでジョーカー投入
AUTOSPORT web
多すぎるリタイアの“代償”は大きいとアルピーヌF1のオコン。2024年シーズンは「全開でレースをするだけ」
多すぎるリタイアの“代償”は大きいとアルピーヌF1のオコン。2024年シーズンは「全開でレースをするだけ」
AUTOSPORT web
唯一無二の日産「商用バン」世界初公開! 「トランスミッション付きEV」はなぜ生まれた? ジヤトコが考えるEV時代の役割とは
唯一無二の日産「商用バン」世界初公開! 「トランスミッション付きEV」はなぜ生まれた? ジヤトコが考えるEV時代の役割とは
くるまのニュース
元FIA会長トッドが2008年F1シンガポールGPに言及「不正に操作されたので間違いなく中止されるべきだった」
元FIA会長トッドが2008年F1シンガポールGPに言及「不正に操作されたので間違いなく中止されるべきだった」
AUTOSPORT web
トップ・ギアが選ぶ「カー・オブ・ザ・イヤー2023」 7月に初披露のヒョンデ・アイオニック5 Nが受賞
トップ・ギアが選ぶ「カー・オブ・ザ・イヤー2023」 7月に初披露のヒョンデ・アイオニック5 Nが受賞
AUTOCAR JAPAN
ダイアモンド☆ユカイさんが初カスタム! クルマで表現する“ロック”な世界
ダイアモンド☆ユカイさんが初カスタム! クルマで表現する“ロック”な世界
レスポンス
エクストリームHがFIA、F1とともに共同で水素技術開発に向けたワーキンググループを設立
エクストリームHがFIA、F1とともに共同で水素技術開発に向けたワーキンググループを設立
AUTOSPORT web
黒グリルが「めちゃ精悍」! 斬新シフト搭載の「小さな高級車」日本発売! 新型「A3」セダンとハッチで426万円から登場
黒グリルが「めちゃ精悍」! 斬新シフト搭載の「小さな高級車」日本発売! 新型「A3」セダンとハッチで426万円から登場
くるまのニュース
グーマガ 今週のダイジェスト【12/2~12/8】プレリュードが24年ぶり復活!?
グーマガ 今週のダイジェスト【12/2~12/8】プレリュードが24年ぶり復活!?
グーネット

みんなのコメント

8件
  • やはり欧州車はすごい。圧倒的だ。
    日本車はBEV開発で大きく出遅れ、今や欧州から10年は遅れている。ICE車においても欧州車より優れていた点は燃費しかないという状況だったが、BEVではもっと差がついてしまった。
    欧州車が追従してこなかったハイブリッド車がガラパゴス技術になるとは考えず、BEV開発に注力しなかったミスはもはや取り返しがつかない。まさか中国・韓国にまで追い越されるとは日本車メーカーも思わなかったのだろう。
    「井の中の蛙、大海を知らず」とは、正に今の日本車を表現するにふさわしい諺だ。
  • TOYOTAよりベンツの方が痒いところに手が届いてるね。TOYOTA潰れろ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2375.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1567.01910.0万円

中古車を検索
EQSの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?

あなたの愛車いまいくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで! 登録してお得なクーポンを獲得しよう
マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

ログイン

中古車探しをもっと便利に

  • 中古車お気に入り管理
  • おすすめ中古車の表示

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2375.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1567.01910.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車いまいくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村