iPhoneの生産で知られる世界最大のEMS(電子機器製造受託)企業「フォックスコン(ホンハイグループ)」が10月18日、3台の自社製EVをアンベールした。破竹の勢いを誇るスマホメーカーが作ったクルマとは、どんなスペックを備えたものなのか。
今回、グループイベントのホンハイ・テックデイでお披露目されたのはコンパクトSUVの「モデルC」、ラグジュアリーセダンの「モデルE」、そして大型バスの「モデルT」というラインナップ。昨年10月に本格的なEV参入計画をぶち上げてからわずか1年で、地場自動車メーカー、ユーロン・モーターと合弁企業フォックストロンを立ち上げ、自走可能なプロトタイプを仕上げてくるのは、さすがの技術力というほかない。
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このうち、最初に生産が開始されるのは「モデルC」で、4.64mの全長に最大7人が乗れるパッケージングと0-100km/h加速3.8秒の俊足、そして700kmの航続距離をセリングポイントに都市部で訴求を図る模様。
対照的に、ピニンファリーナデザインの「モデルE」は創業者テリー・ゴウ(郭台銘)が乗って登場したラグジュアリーなビジネスサルーンで、F1マシン並みの2.8秒という0-100km/h加速や750kmの航続距離を誇るという。
最後に、「モデルT」はドライバーと乗客に快適な空間を提供しつつ、航続距離400km、最高速度120kmと路線バスとして実用に十二分な性能を有するとアナウンスされ、既に20万キロのテスト走行や1000時間を超える剛性試験をクリア済とのことだ。
ホンハイは、EVビジネスを向こう5年で1兆台湾ドル(約4兆円)の規模に育て上げ、グループの核となる事業にする意向で、ドライビングやコクピット周辺機器などの制御技術も開発し、ソフトウェア主導の企業へ飛躍すると息巻く。
アップルがEV開発のパートナーとなる自動車メーカーを見つけるのに四苦八苦していると言われるなか、一気に主客逆転を成し遂げたホンハイ。今後はさらに中国本土の企業からも続々とフォロワーが登場しそうだから、日本としては国産メーカーがスマホの二の舞になることだけは避けたいところだ。
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