■ピカピカの「RX-7」は新車価格の3倍!?
1991年に登場した3代目マツダ「RX-7(FD3S型)」は、現在でも非常に高い人気を誇る、1990年代から2000年代を代表する国産スポーツカーのひとつです。
海外でも評価の高いRX-7ですが、ドバイの中古車販売店では新車価格を大きく超える価格で販売されています。
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RX-7の魅力は、やはりターボ過給器付きロータリーエンジンです。
排気ガス規制などの影響をうけて2003年をもって発売終了となっているRX-7ですが、その後ターボ過給器付きのロータリーエンジンを搭載したクルマはありません。
そのため、その流麗な美しいボディラインと合わせて、唯一無二の存在として、国内はもちろん海外でも高い評価を得ている1台です。
それを裏付けるように、アラブ首長国連邦のドバイにある中古車販売店「トミニ・クラシックス」では、1台のRX-7が驚異的な価格で販売されています。
ここで販売されているRX-7は、1995年式のいわゆる「3型」です。
走行距離は約2万2000kmであることからそれなりに実用されていたことがうかがえますが、内外装のコンディションは非常に良好で、新車同様といっても過言ではないほどです。
純正色である「ヴィンテージレッド」の外装は細部まで完璧に磨き上げられ、大きなキズはおろか細かなキズすらも見当たりません。
ボンネットとリアには、マツダが1992年から1997年にかけて使用していたブランドシンボルが輝いており、ホイールも、オリジナルの5スポークのものが装着されています。
内装も、当時の状態がそのまま残っていると表現できる状態です。
本革が使用されたステアリングやシフトノブはもちろん、シートや各種スイッチにいたるまでほとんど使用感は見られません。
極めつけは、RX-7最大の特徴であるロータリーエンジンです。
ボンネットの中には、約2万2000kmの走行をまったくと言ってよいほど感じさせない、極上コンディションの機関部が鎮座しています。
この中古車販売店によると、このRX-7はアメリカ・イリノイ州の南西部にあるバンカーヒルという小さな街で新車として納車された後、2005年以降はカナダの愛好家のもとにわたっていたようです。
新車から現在に至るまで完全な純正仕様が保たれており、車両履歴も完全な状態で残されています。
おそらく、現存するRX-7としては最高レベルの状態にある個体と見て間違いなさそうです。
そのため、このRX-7には、5月13日時点で8万5000ドル(約1110万円)という驚きのプライスタグが付けられています。
日本における1995年式のRX-7の新車価格は、最上級グレードの「タイプRZ」でも396万円であったことを考えると、およそ3倍近い値段となっています。
こうした背景には、世界的なネオクラシックカー(おおむね1980年代から1990年代ころに生産されたクルマ)ブームに加えて、初年度登録から25年以上が経過したクルマはアメリカへの輸入や、アメリカ国内での走行が可能となる、いわゆる「25年ルール」が関係していると見られます。
そのため、同時期に発売された日産「スカイライン GT-R」なども、コンディションの良い個体は新車価格を大きく超える値段で取引される例があります。
しかし、それでも新車価格の3倍近いプライスタグが付けられるのは、RX-7やスカイライン GT-Rを含むごく一部のモデルに限られます。
現在、日本の中古車市場を見ると、RX-7は400万円から600万円程度で販売されていることが多いようです。
ただ、RX-7だけに限った話ではありませんが、中古で流通している国産スポーツカーの多くは、少なからずカスタムが施されたものとなっています。
そのため、むしろ純正仕様のものの方が貴重となる傾向がありますが、現在、日本の中古車市場には、1995年式の「3型」で1000万円以上のプライスタグが付けられているRX-7は存在しないようです。
※ ※ ※
RX-7の弱点が2003年に終了した直後、ロータリーエンジン搭載スポーツカーの後継となる「RX-8」が登場しました。
ただ、RX-8も排出ガス規制の影響などをうけて2013年に販売が終了し、その後ロータリーエンジン搭載車は発売されていません。
RX-8も一定の評価を得ましたが、やはり、ターボ過給器付きロータリーエンジンを搭載し、流麗な美しいデザインを持ったRX-7のほうが国内外ともに根強い人気を誇っているようです。
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みんなのコメント
往時を知ってると
今の新車は高すぎるよな
時代なんだろな