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アルファロメオ・ジュリアの高性能バージョン「GTA」「GTAm」が日本での注文受付を開始

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アルファロメオ・ジュリアの高性能バージョン「GTA」「GTAm」が日本での注文受付を開始

アルファロメオの創立110周年を記念したスペシャルモデル「ジュリアGTA/GTAm」が日本における確定注文受付をスタート。車両価格は2064~2198万円に設定

 FCAジャパンは2021年4月26日、アルファロメオ・ジュリア・クアドリフォリオの高性能バージョンとなる「ジュリアGTA」、およびサーキット走行向けの「ジュリアGTAm(mはモディファイドの頭文字)」の注文受付を、同日から5月9日まで実施すると発表した。車両価格はジュリアGTAが2064万円、ジュリアGTAmが2198万円に設定。GTAとGTAmともに確定注文に基づく受注生産モデルで、オーダー受付後にはアルファロメオ公式ウェブサイトに用意されるコンフィギュレーターに基づいての仕様詳細決定と、10%の頭金の振り込みが必要となる。ユーザーへの納車は2021年末以降となる予定だ。

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 GTAのAはイタリア語の“Alleggerita”の略で、日本語では“軽量化”を意味する。この車名が示す通り、新型ジュリアGTAは車両重量の徹底した軽量化が図られた。エンジンやドア、サスペンション部材には軽量なアルミニウム材を採用。また、ドライブシャフトやフロントフード、フロントバンパー、フロントフェンダー、ルーフ、リアディフューザーなどはカーボンファイバー材で仕立てる。さらに、GTAmではポリカーボネート樹脂素材のウィンドウをサイドとリアに配備。内装パーツの一部簡略化も実施する。結果として、後述する専用エアロパーツを装着しながら、車重はベース車比でGTAが約50kg、GTAmが約100kgの軽量化を実現した。

 外装面ではエアロダイナミクス性能の向上を徹底追求し、専用デザインのサイドスカートやリアスポイラー、アクティブフロントスプリッターなど、F1でタッグを組むザウバーエンジニアリングと共同開発した「ザウバーエアロキット」を組み込む。また、アクラポヴィッチ製のチタンエグゾーストシステムはカーボンファイバー製のリアディフューザーと一体化してアレンジ。足もとにはセンターロック式の専用20インチホイール(タイヤサイズは前265/30R20/後295/30R20)を装着した。さらに、前後のトレッド幅を50mm拡大し、同時にサスペンションのダンパーおよびスプリング、ブッシュ類のセッティングを徹底的に見直して、ハンドリング性能とトラクション性能を大幅に高める。黒一色の特別なアルファロメオ エンブレムや車名エンブレム、クアドリフォリオのロゴ、アウトデルタのロゴなどを配したことも、所有欲をそそる演出だ。

 搭載エンジンはベース車の2891cc・V型6気筒DOHC直噴ツインターボをチューンアップした専用ユニットで、最高出力はベースユニット比+30psの540ps/6500rpm、最大トルクは600Nm/2500rpmを発生。トランスミッションには専用セッティングのZF製電子制御式8速ATを組み合わせ、後輪を駆動する。パワーウエイトレシオはクラストップレベルの2.81kg/ps(GTAm)を達成。0→100km/h加速は3.6秒、最高速度は300km/hを実現した。一方、シャシー面では前述の通り専用セッティングのダンパーやスプリングを組み込んだうえで、車高のローダウン化を実施。制動機構にはカーボンセラミックブレーキディスクを装備した。

 インテリアについては、ダーク系カラーにレッドのアクセントを施し、またダッシュボードやヘッドライナー、ドアパネル、アームレスト表面の素材にアルカンターラを採用したことがトピックだ。一方、GTAmはリアシートを取り払って2シーターとしたうえで、レッドカラーのロールバーを設置。リアシートのあった場所には、ヘルメットや消化器を収納するスペースを配する。前席はGTAにスパルコ製スポーツシートを、GTAmにカーボン一体成形のサベルト製スポーツシートおよびサベルト製6点式ハーネスを配備した。

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