「実力派チューナー達が手を組んで製作した至宝のチューンド86」RH9の技術向上を目的としたテストカー！？

プロチューナーのノウハウを結集して86を鍛え上げる！

珠玉のECUチューンは全国の加盟店でオーダー可能

全国33社、36店舗で組織されている日本最大のプロフェッショナルチューニングショップグループRH9。そのスタートは1990年代にR32スカイラインでゼロヨン9秒台を競い合っていたプロショップの集まりで、競技を通じて互いの技術力を磨き合うのを目的としたもの。グループ名のRHは、Record Holderの頭文字を取ったものである。

平成から令和の時代になっても、RH9の基本ポリシーは発足当時と変わらぬもの。様々な車種やチューニングに精通したプロが情報を共有化することで加盟店の技術力の底上げを図り、最新かつ最高のチューニングをユーザーに提供しているのだ。

そんなRH9が定期的に開催している勉強会用のマシンとして製作したのが、ここで紹介する86。2012年式をベースにテーマに応じた仕様変更を図りながら、ECUデータやオリジナルパーツの開発が行われている。

エクステリアはイングス製フルエアロで武装。空力と冷却性など機能性の高さは、S耐マシンへの高い装着率が証明している。

エンジンは後期型ベースで、HKS製スーパーチャージャープロキットをインストール。重要なマネージメントは加盟ショップのノウハウ結集で製作した“最強データ”で、ノーマルエンジンとしては驚異的な312psを獲得。3500rpm付近のトルクの谷を解消したフラットなパワー特性も魅力的だ。

迫力の100φ×4本出しのマフラーは、人気のRH9オリジナル。圧倒的な軽さを誇るフルチタンタイプで、中間パイプも70φを採用することで過給機にも対応する排気効率を実現。心地良いサウンドもポイントだ。

足回りは、アラゴスタをベースとしたRH9オリジナルスペック(32万円)を装備。全長調整式で減衰力20段調整。オーバーホールや仕様変更にも対応する。スプリングはプログレッシブのラーナ製(12kg/mm)が標準だ。

見た目も美しいブレーキは、D2ジャパンのアルミ鍛造モノブロックキャリパーキット。デモ車が装着するのは試作品で、製品版は専用のブラックアルマイト仕様となる。356mmローターの18インチ対応タイプは、フロント用、リヤ用各33万8000円だ。

ホイールは前後9.0J×18のボルクレーシングG50。組み合わせるタイヤは、前後とも255／35サイズのアドバンネオバだ。

「RH9本部の代表として全国加盟ショップのとりまとめや勉強会の開催、オリジナルパーツの開発などを行なっています。この勉強会用のデモカーは、ユーザーが誰でも実現可能なパーツの組み合わせで、プロショップならではの高性能を目指してます。全国キャラバンでお近くの加盟店を訪れた際には、ぜひその実力を体感してください」とは、RH9代表のフェニックスパワー横山さん。

実力派プロショップの集合体が手がけた至宝の86。スペシャルやワンオフは一切なしのテストカーなので、同様の仕様が最寄りの加盟店で製作可能というのも魅力的だ。

●SPECIFICATIONS

POWER：312ps／7000rpm　TORQUE：35.9kgm／5700rpm

■エンジン：後期型FA20換装／HKS GTスーパーチャージャー、450ccインジェクター、インタークーラー／RH9最強データECU、チタンマフラー／トラスト オイルクーラー　■ドライブトレイン:OS技研ストリートマスターシングル　■サスペンション：RH9車高調(FR12kg/mm)／シルクロード リヤスタビロッド　■ホイール：ボルクレーシングG50(FR9J×18)　■タイヤ：アドバンネオバ(FR255/35R18)　■インテリア：レカロ SR7ラシック、レーシングハーネス／トラスト シリウスメーター　■エクステリア：イングス フロントバンパー、フロントフェンダー、サイドステップ、リヤバンパー、トランクスポイラー

●取材協力：CLUB RH9　TEL：059-365-5105

Comments

86brzの事よくわからないんですけど
FA20のトルクの谷ってメーカーは
何か意図があってわざと作ったんですか？

それともEJ20とかでもお馴染みの水平対抗の独特なものですか？

シルビアと悩むね。