現在位置: carview! > ニュース > モーターショー > EV時代の「GT-R」「ジューク」「エルグランド」を予告!? 日産がEVコンセプトカー3台を一挙披露

ここから本文です

EV時代の「GT-R」「ジューク」「エルグランド」を予告!? 日産がEVコンセプトカー3台を一挙披露

掲載 18
EV時代の「GT-R」「ジューク」「エルグランド」を予告!? 日産がEVコンセプトカー3台を一挙披露

10月25日のプレスデイをもって開幕したジャパンモビリティショー。各メーカーがバッテリー電気自動車(BEV)を中心に、様々な未来のモビリティを提案するこのショーに、日産自動車は画期的なコンセプト「ハイパー」シリーズを持ち込んだ。ステージ上でスポットライトを浴びた3台のBEVコンセプトを紹介しよう。

EV時代のGT-R。全固体電池搭載のスポーツクーペ「ハイパーフォース」

トヨタ、本気かも!? ランクルのEVや次世代スポーツなど、モビリティショー出展車をまとめて紹介

ハイパーシリーズ全般の特徴として挙げられるのは、サイバーパンク的な超未来的デザインにもかかわらず、現行ラインナップとの繋がりを感じさせるディテールを採用していること。内田社長が「他がやらないことをやる、というのが創業時からの日産スピリット」と述べるように、電動化時代の日産車は“攻めたデザイン”となるのかもしれない。

3台のうち究極のハイパフォーマンスカーとして真っ先に紹介されたのは、スポーツクーペの「ハイパーフォース」。パワートレーンは、全固体電池と最大出力1,000kWを発生する高出力モーターとされ、「エクストレイル」に実装される電動AWD技術「e-4ORCE」の進化版も採用する。

ただ、ハイパーフォースで最も注目されるのは何と言ってもそのエクステリア。フロントマスクやリアの丸形テールライトは、「GT-R」を連想させるもの。しかもフロントのエアインテーク内部にはピクセル調で「GT-R」に似せたロゴまで配されており、日産も電動化時代のGT-Rをイメージしてデザインしたと思われる。

NISMOレーシングチームと共同開発したという空力設計や、ゲームシミュレーターにもなるコクピットなど、内田社長が「ゲームチェンジャー」と呼ぶハイパーフォース。市販されればスポーツBEVの概念をひっくり返す存在になるかもしれない。

「ジューク」をイメージさせるコンパクトSUV「ハイパーパンク」

ハイパーフォースの次に紹介されたのは、若年層をターゲットにしたコンパクトSUVの「ハイパーパンク」。多角形を強調したボディラインやトライアングルを配したホイールなど、車名どおり前衛的なデザインをまとったスタイリッシュな存在感は「ジューク」に共通する。

このコンセプトの真骨頂は車内にあり、AIとバイオセンシングセンサーによってドライバーの気分や健康状態を解析し、車両が照明や音楽を自動的に調整。さらに、コクピットを包み込むように配された3面ディスプレイには車載カメラが撮影した周囲の風景を様々なテイストに変換して表示でき、オーナーが自己表現と創造性を高められるという。

内田社長はハイパーパンクによって「移動の自由を手に入れ、仲間とともに新しい価値を生み出してほしい」としており、若者向けということも踏まえると、リーズナブルなBEVの開発を示唆していると期待したい。

>>>次ページ 豪華装備でおもてなし。プレミアムミニバン「ハイパーツアラー」

豪華装備でおもてなし。プレミアムミニバン「ハイパーツアラー」 

最後に紹介されたのは、大型ミニバンタイプのBEV「ハイパーツアラー」。“おもてなし”というワードでアピールされるこのコンセプトは、なめらかなボディパネルとシャープなキャラクターラインで日本的な伝統美を表現。

インテリアは完全自動運転に対応して運転席と助手席が360度回転し、内田社長によれば「まるでリビングルームにいるまま移動ができる」とのこと。また、パワートレーンは小型化した各コンポーネントに全固体電池を組み合わせた構成で、超低重心化とフルフラットなフロアを実現している。

ハイパーツアラーは、存在感抜群のフロントマスクからして、電動版「エルグランド」を示唆していると見られる。市販されれば、アジア各国でも人気急上昇中のプレミアムミニバン市場に新風を吹き込むことになりそうだ。

こんな記事も読まれています

トヨタ「“ミニ”アルファード」目撃! しかも「屋根なし」&“4人乗り”のVIPモデル! 斬新な「小さい高級車」にユーザーの反響殺到!?
トヨタ「“ミニ”アルファード」目撃! しかも「屋根なし」&“4人乗り”のVIPモデル! 斬新な「小さい高級車」にユーザーの反響殺到!?
くるまのニュース
“グーグルマップ”一強時代に異変!?  カーナビ代わりに使えるスマホ無料「地図アプリ」2024年の注目株とは
“グーグルマップ”一強時代に異変!? カーナビ代わりに使えるスマホ無料「地図アプリ」2024年の注目株とは
VAGUE
カッコよくて気持ちいい! ネオレトロなスズキのカフェレーサー「SV650X ABS」に乗ってみました!
カッコよくて気持ちいい! ネオレトロなスズキのカフェレーサー「SV650X ABS」に乗ってみました!
バイクのニュース
[新型レクサスIS]は100%電気に!! 驚きの空力性能も達成する!? [LFA]は四駆のMTに変身か
[新型レクサスIS]は100%電気に!! 驚きの空力性能も達成する!? [LFA]は四駆のMTに変身か
ベストカーWeb
ランボルギーニがル・マン24時間レースで2台ともに完走! ハイパークラス初参戦、10位フィニッシュでポイント初獲得。次戦への自信につながる
ランボルギーニがル・マン24時間レースで2台ともに完走! ハイパークラス初参戦、10位フィニッシュでポイント初獲得。次戦への自信につながる
Auto Messe Web
【KNOX】「EDAバックパック」にはライダーのための機能がいっぱい!PCもヘルメットもドリンクも、全部まとめて収納!  
【KNOX】「EDAバックパック」にはライダーのための機能がいっぱい!PCもヘルメットもドリンクも、全部まとめて収納!  
モーサイ
「彼女たちがハーレーに夢中になるワケは?」 国内最大級のバイクイベント・ブルースカイヘブンでハーレー女子にインタビュー!
「彼女たちがハーレーに夢中になるワケは?」 国内最大級のバイクイベント・ブルースカイヘブンでハーレー女子にインタビュー!
モーサイ
ルノーPU放棄噂にアルピーヌF1のガスリー「パフォーマンス面で何が最善なのかが重要」
ルノーPU放棄噂にアルピーヌF1のガスリー「パフォーマンス面で何が最善なのかが重要」
motorsport.com 日本版
モリワキから GROM用「SHORT FENDER KIT」が登場!
モリワキから GROM用「SHORT FENDER KIT」が登場!
バイクブロス
マツダ新型「ステーションワゴン」!? 美麗スタイルで「マツダ6ワゴン」復活? 待望の「EZ-6ワゴン」予想CGに期待高まる
マツダ新型「ステーションワゴン」!? 美麗スタイルで「マツダ6ワゴン」復活? 待望の「EZ-6ワゴン」予想CGに期待高まる
くるまのニュース
SHOEI ヘルメット用の B+COM シリーズアクセサリー「B+COM SHOEIアタッチメント3」がサイン・ハウスから6月末発売!
SHOEI ヘルメット用の B+COM シリーズアクセサリー「B+COM SHOEIアタッチメント3」がサイン・ハウスから6月末発売!
バイクブロス
【比較試乗】SUV=4WDという図式は過去のもの? 4WD、FWD、RWDそれぞれの魅力を探る!「マツダ CX-60 vs VW Tロック vs BMW X6 vs メルセデスAMG GLC 63」
【比較試乗】SUV=4WDという図式は過去のもの? 4WD、FWD、RWDそれぞれの魅力を探る!「マツダ CX-60 vs VW Tロック vs BMW X6 vs メルセデスAMG GLC 63」
LE VOLANT CARSMEET WEB
突然の「通行止め」見落とすとどうなる? 道路標識と災害規制の「通行止め」何が違う? 支払うのは反則金? 罰金?
突然の「通行止め」見落とすとどうなる? 道路標識と災害規制の「通行止め」何が違う? 支払うのは反則金? 罰金?
くるまのニュース
「チームスズキCNチャレンジ」って一体なに!?  鈴鹿8耐テストをモータースポーツ総合エンターテイナーの濱原颯道が徹底レポート
「チームスズキCNチャレンジ」って一体なに!? 鈴鹿8耐テストをモータースポーツ総合エンターテイナーの濱原颯道が徹底レポート
バイクのニュース
高速走行中に目が合った可夢偉とフォコ/SC出動記録を更新/動員は昨年比微増etc.【ル・マン24時間決勝後Topics 2】
高速走行中に目が合った可夢偉とフォコ/SC出動記録を更新/動員は昨年比微増etc.【ル・マン24時間決勝後Topics 2】
AUTOSPORT web
RBはバルセロナでアップグレード投入へ「パッケージがどう機能するかを素早く理解することが鍵」と角田/F1スペインGP
RBはバルセロナでアップグレード投入へ「パッケージがどう機能するかを素早く理解することが鍵」と角田/F1スペインGP
AUTOSPORT web
ダムドから『アトレー』『タフト』向けボディキット3種が同時発売
ダムドから『アトレー』『タフト』向けボディキット3種が同時発売
レスポンス
【G7サミットの裏で】露国防省の公式動画に自衛隊「高機動車」  中古車店も堂々と販売する異常事態
【G7サミットの裏で】露国防省の公式動画に自衛隊「高機動車」  中古車店も堂々と販売する異常事態
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

18件
  • にしたにしんじ
    他のメーカーは割と市販車に近い形で出してる中で日産は本当にコンセプトだけなのね…
  • wie********
    折り紙信者のデザイナー
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

173.8346.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

24.8188.4万円

中古車を検索
ジュークの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

173.8346.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

24.8188.4万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村