50年以上前に定められた速度制限が継続されている
日本の高速道路は、第二次世界大戦後の1950年代に計画されはじめ、63年に名神高速道路が一部完成した。続いて、68年に東名高速道路が一部で開通し、名神高速道路と接続された。
道交法は現実的じゃないと感じる人多数! 渋滞や事故は「法の遵守」で本当に減るのか?
いまから50年以上前の話である。当時のクルマは、燃料を気化するためにキャブレターを使い、変速機は3~4速のマニュアルで、タイヤはバイアス構造だった。そのようなクルマで、時速100kmで走るのは精一杯であっただろう。運転者には、それなりの技量も求められた。
50年後の今日、燃料の供給は電子制御された噴射装置によって行われ、スイッチ一つでエンジンは始動する。変速機は自動となり、より多くの人が難なく運転できるようになった。タイヤもラジアル構造となり、安定した高速走行を約束し、軽自動車でさえ時速100kmで走ることに問題はない。
そのような現代において、なぜ、50年以上前の速度制限を継続しなければならないのだろうか。同じことは、高速道路に限らず一般道についてもいえることだ。
いまのクルマは制限速度以上で走れる安全性を備えている
一方で、クルマの安全という視点や電動化の視点から、ドイツのアウトバーンの速度無制限に対して、反するクルマづくりがはじまっているのも事実だ。
ボルボは、交通事故による死傷者をゼロにするため、世界で販売するクルマの最高速度を時速180kmにするとした。また、メルセデス・ベンツは、電気自動車(EV)のEQCの最高速度を時速180kmに制限している。そのように、無闇に高い速度で走ることに対しては、疑問視する動きもある。
とはいえ、50年前といえば、通信手段に固定電話はあっても今日の携帯電話はなく、また手紙を書くことが当たり前の時代だった。しかし現在はインターネットが普及し、世界各地の情報がパーソナルコンピュータはもとより、スマートフォンで瞬時に手に入れられるように様変わりしている。誰もが、瞬時に通信を交わし、素早い思考で日々生活を送っている。
そういう時代に、手紙を出していた当時と同じような制限速度でクルマを走らせることに、どれほどの意味があるのだろう。クルマの性能も、制限速度以上で走れる安全性を備えている。日本の行政は、手紙からインターネットとなった時代においても、なんら現場・現物・現実を直視することなく、50年前の手紙を書く時代感覚のまま手をこまねいているのである。はっきりいって、行政の怠慢であろう。そして警察は、運転者を速度違反で取り締まり、役目を果たしていると勘違いしている。
ようやく、新東名高速道路で時速120km制限の実施が一部はじまった。制限速度が上がったからといって、その速度で走らなければいけないという話ではない。安全確保は、少なくとも自動運転が実現するまでは、あくまで運転者の責任である。
ところが運転者のなかにはその自覚に乏しいまま、法規を守っていればいいという安易な姿勢で、通行帯違反をしていながら速度違反はしていないと居直り、追い越し車線を走行し続けて周囲に迷惑をかけ、結果、あおり運転の被害に遭う事態を招いているといえなくはない。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
ついにその瞬間がやってきた!!!!! シビックベースの70年代風GTカー[ミツオカM55]が限定100台800万円で販売!!!!! 即売必至か?
マジか…? 新制度導入で「車検」通らないかも!? 10月から始まった“新たな車検”何が変わった? 覚えておきたい「OBD検査」の正体とは
運営ブチギレ!? 一般車が「検問突破」何があった? 国際イベントでありえない"蛮行"発生! ラリージャパン3日目の出来事とは
ついにトヨタ「新型セリカ」復活!? 次期8代目登場か… 中嶋副社長「セリカ、やっちゃいます。」宣言! 会長も後押し!? ラリージャパンで語られたコトとは
給油所で「レギュラー“なみなみ”で!」って言ったら店員にバカにされました。私が悪いんですか?怒りの投稿に回答殺到!?「なにそれ」「普通は通じない」の声も…悪いのは結局誰なのか
運営ブチギレ!? 一般車が「検問突破」何があった? 国際イベントでありえない"蛮行"発生! ラリージャパン3日目の出来事とは
日本の「ペダル踏み間違い防止技術」世界のスタンダードに! 事故抑制のため国際論議を主導
レクサス新型「小型スポーツカー」がスゴい! “テンロクターボ”×初の6速MTを搭載! 最小SUV「LBX MORIZO RR」どんなモデル?
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?