現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【このLFAなんぼ?】Mr. ビーンの愛車 500台限定日本製スーパーカー「レクサス LFA」が売りに出た!その価格は?

ここから本文です

【このLFAなんぼ?】Mr. ビーンの愛車 500台限定日本製スーパーカー「レクサス LFA」が売りに出た!その価格は?

掲載 更新 24
【このLFAなんぼ?】Mr. ビーンの愛車 500台限定日本製スーパーカー「レクサス LFA」が売りに出た!その価格は?

レクサスLFA(Lexus LFA):ミスター ビーン(Mr. Bean)のレクサスLFAが売却される。俳優ローワン アトキンソン(Rowan Atkinson)が所有していたレクサスLFAがバーゲンプライスで売却される。

ミニの代わりにレクサス。同名のテレビシリーズで、Mr.ビーンはイエローのミニに乗っていたが、実生活でも俳優ローワン アトキンソンはかなりのコレクションを持つ自他共に認めるカーファンだ。現在、彼のコレクションの中から特別な1台が売りに出されている!

【激レア】メルセデス・ベンツとして誕生したにもかかわらず星を付けることは許されない チューニング界の最も輝く星「アローC1」でのドライブ!

アトキンソンのコレクションには、数々の夢の車、そしてエキゾチックな車が含まれている。例えば、1994年に売却したが、2017年に再び購入した「メルセデス500E」。また、イギリス人は母国の車にも好意的だ。「ベントレー ミュルサンヌ」、「ランドローバー ディフェンダー」、「ロールス・ロイス ファントム ドロップヘッド」、「アストンマーティンV8ザガート」など、アトキンソンは英国車が好きだ。「ホンダNSX」や「ランチア テーマ8.32」などのエキゾチックカーは、彼が真の目利きであることを証明している。

ローワン アトキンソンが運転したマクラーレンF1しかし、最も有名なクルマは、彼がかつて乗っていた「マクラーレンF1」であることは間違いない。アトキンソンはゴードン マレーが開発した「F1(シャシーナンバー061)」を新車時に購入し、定期的にドライブしていた。アトキンソンは「F1」とともに過ごした長い年月の間、何度かアクシデントに見舞われたが、そのたびにマシンを修理/リビルトしている。

走行距離の多さと事故歴にもかかわらず、アトキンソンは2015年に「F1」を約800万英ポンド(約15億6,000万円)!で売却した。

新車価格37万5,000ユーロ(約6,180万円)アトキンソンのクルマで、どちらかというと知られていないのが「レクサスLFA」だ。2010年、「LFA」はレクサスによるスーパースポーツカーへの挑戦だった。この野心的な試みは部分的にしか成功しなかったが、これはおそらくクルマのせいではなく、単にレクサスのイメージの欠如によるものだろう。

「LFA」は精巧に設計されたクルマで、最高で最も高価な素材のみが使用された。その結果、レクサスは新車価格37万5,000ユーロ(約6,180万円)にもかかわらず、500台の生産では赤字だったという。

レクサスLFAはわずか500台しか製造されなかった。最後の1台は2012年12月14日に愛知県を出発した。ヤマハが設計したV10一方、市場は「LFA」が技術的に最高傑作であることを認めている。ヤマハが開発した排気量4.8リッター、最高出力560馬力のユニークなサウンドを奏でるV型10気筒エンジンは、現在でも世界最高の自然吸気エンジンのひとつとされている。V10エンジンについては、それだけで一冊の本が書けるほど複雑なのだ。有名な逸話のひとつに、エンジンがあまりに自然に反応し回転数を上げるため、レクサスはアナログのレブカウンターを取り付けられなかったというものがある。

しかし、エンジンを別にしても、「LFA」には最高のものでなければ十分ではなかった。専用に開発されたシャシーから、カーボンファイバー強化プラスチック製のボディパーツ、標準装備のカーボンセラミックブレーキに至るまで、何もかもが惜しみなく投入されている。トランスアクスルを採用したおかげで、48/52という理想的な重量配分を実現することもできた。

傑作:ヤマハが開発し、9000rpmまで回転するV10は、今日に至るまで、史上最高の自然吸気エンジンのひとつとみなされている。2005年に最初のスタディ(コンセプトモデル)の発表が行われた後、レクサスが2010年の東京モーターショーで500台限定の市販車を発表するまで、さらに5年を要した。そして2011年春、レクサスは「ニュルブルクリンク・エディション」を発表した。わずか50台しか製造されなかったこの特別モデルは、最適化されたエアロダイナミクス、新しいホイール、さらなる軽量化が施されていた。追加料金は7万ユーロ(約1,150万円)だった。

現在、「ニュルブルクリンク・エディション」の特別モデルは特に人気が高い。とはいえ、「LFA」は当初から、そして現在も、本物のガソリンマニアとテクノロジーマニアのためのクルマであると言わざるを得ない。

しかし近年、コレクターたちはようやく「LFA」を、レクサスのようなブランドからはほぼ間違いなく二度と生産されることのない、非常にエモーショナルなスーパースポーツカーであることを理解したようだ。

LFAはエキゾチックドイツでは、「LFA」はエキゾチックの中のエキゾチックでもあった。2011年には3台、2012年には4台の「LFA」がドイツで新規登録された。

最も安いLFAは875,000ユーロ(約1億4,400万円)で、かつての新車価格の2倍以上である。最も高価なLFAは160万ユーロ(約2億6,400万円)という信じられない価格で販売されているほどだ。

レクサスLFAは当初から愛好家のためのクルマだった。今やその価値は2倍以上になった。ローワン アトキンソンが所有した2012年式のレクサス LFAは、イギリスの有名なスポーツカーディーラー「オクタンコレクション(The Octane Collection)」から提供されているが、それほど高価ではない。これはもともと日本で納車された198台の右ハンドルの「LFA」のうちの1台で、アトキンソンが最初のオーナーではない。

この「LFA」のコンフィギュレーションは非常に興味深い。クルマの色はホワイトで、これは「LFA」の大半に当てはまる。しかし、この個体のカラーは古典的な「ソリッドホワイト」ではなく、「LFA」では非常に珍しい「パールホワイト」である。

気の弱い人には向かない。ブルー/レッドのインテリアには慣れが必要だが、確かに特別だ。最初のオーナーが人目を引く青と赤のコンビネーションを選んだため、インテリアはカラフルだ。シート、センターコンソール、ダッシュボードの一部はブルーのアルカンターラで広く覆われている。シートの背もたれ、カーペット、ヘッドライニングは対照的な赤で仕上げられ、非常にワイルドな組み合わせだ。

このLFAの価格「LFA」がローワン アトキンソンの手によって英国に渡ったのは2022年のことで、アトキンソンはこのクルマをストーンチップ保護フィルムで完全に覆った。しかし、実は定期的にクルマを運転することで知られるアトキンソンも、最初のオーナーも、「LFA」をあまり動かしていない。わずか6,040kmしか走っていない12年落ちのこの車は、ほぼぴったり839,995ポンド(約1億6,400万円)に相当する価格で売りに出されている。現代で最も魅力的なスーパースポーツカーのひとつとしては高いが、不当な価格ではない。

Text: Jan GötzePhoto: https://www.theoctanecollection.com/

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

ホンダ「0シリーズ」SUVが来月初公開へ 米CES 2025でプロトタイプ2車種を出展
ホンダ「0シリーズ」SUVが来月初公開へ 米CES 2025でプロトタイプ2車種を出展
AUTOCAR JAPAN
大人好みに進化したアウトランダーPHEV【九島辰也】
大人好みに進化したアウトランダーPHEV【九島辰也】
グーネット
2025年始動、世界初の水素燃料ワンメイク競技『エクストリームH』がFIAのワールドカップ格式を取得へ
2025年始動、世界初の水素燃料ワンメイク競技『エクストリームH』がFIAのワールドカップ格式を取得へ
AUTOSPORT web
“トヨタのなかでトップレベルで戦えるドライバー”平川亮のF1テストは「コースをはみ出すことすらなかった」と中嶋TGR-E副会長が評価
“トヨタのなかでトップレベルで戦えるドライバー”平川亮のF1テストは「コースをはみ出すことすらなかった」と中嶋TGR-E副会長が評価
AUTOSPORT web
【ドイツ】プリウス顔な新型「ハイパークーペ」がスゴイ! 5リッター「V8」搭載のナラン・オートモーティブの新モデルとは
【ドイツ】プリウス顔な新型「ハイパークーペ」がスゴイ! 5リッター「V8」搭載のナラン・オートモーティブの新モデルとは
くるまのニュース
上海汽車傘下のMG、「半固体電池」搭載EVを2025年発売 コスパ強調
上海汽車傘下のMG、「半固体電池」搭載EVを2025年発売 コスパ強調
AUTOCAR JAPAN
国産最高級ミニバン『アルファード』『ヴェルファイア』に初のPHEVが登場。1065万円から
国産最高級ミニバン『アルファード』『ヴェルファイア』に初のPHEVが登場。1065万円から
AUTOSPORT web
新SUV時代に挑むトヨタ、ミツビシ、シボレーの全15チームに対し異例の“ドラフト制”で布陣が確定/SCB
新SUV時代に挑むトヨタ、ミツビシ、シボレーの全15チームに対し異例の“ドラフト制”で布陣が確定/SCB
AUTOSPORT web
日本の道路事情にピッタンコ!? 旧型「ミニ」生産終了から四半世紀 なぜ高値安定なのか?
日本の道路事情にピッタンコ!? 旧型「ミニ」生産終了から四半世紀 なぜ高値安定なのか?
乗りものニュース
【メキシコ】日産の新型「キックス」が人気スギ!? 8年ぶり全面刷新で“大胆顔”に!全長4.3m級ボディ&「クラス超え上質内装」の「小さな高級車」が売れてる
【メキシコ】日産の新型「キックス」が人気スギ!? 8年ぶり全面刷新で“大胆顔”に!全長4.3m級ボディ&「クラス超え上質内装」の「小さな高級車」が売れてる
くるまのニュース
ホンダが大型スクーターの「X-ADV」をアップデート! 新型ヘッドライトや先進装備の採用で「カッコよさ&快適性」が大幅アップ
ホンダが大型スクーターの「X-ADV」をアップデート! 新型ヘッドライトや先進装備の採用で「カッコよさ&快適性」が大幅アップ
VAGUE
輪留めは物理的なブレーキであると共に気もちのブレーキとしても重要! 輪留めがプロドライバーの意識を高めていた
輪留めは物理的なブレーキであると共に気もちのブレーキとしても重要! 輪留めがプロドライバーの意識を高めていた
WEB CARTOP
グーマガ 今週のダイジェスト【12/14~12/20】池田直渡氏、吼える!
グーマガ 今週のダイジェスト【12/14~12/20】池田直渡氏、吼える!
グーネット
[DSP大全]「イコライザー」をプロ並みに使いこなすスペシャル・テクを紹介!
[DSP大全]「イコライザー」をプロ並みに使いこなすスペシャル・テクを紹介!
レスポンス
ホンダウエルカムプラザ青山が本社ビル建て替えのため2025年3月31日で休館。最後のイベントを開催へ
ホンダウエルカムプラザ青山が本社ビル建て替えのため2025年3月31日で休館。最後のイベントを開催へ
AUTOSPORT web
F1タイヤの34%が未使用で”ムダ”に。ピレリのデータから浮き彫りになる対策の必要性
F1タイヤの34%が未使用で”ムダ”に。ピレリのデータから浮き彫りになる対策の必要性
motorsport.com 日本版
どうして隣の車にビタ付きで走るの…? 謎の「トナラー運転」の行動心理を交通心理士がズバリ解説
どうして隣の車にビタ付きで走るの…? 謎の「トナラー運転」の行動心理を交通心理士がズバリ解説
乗りものニュース
レクサスの“小さな高級車”「LBX」がスゴい! 全長4.2mの小型ボディに“クラス超え”高級インテリア採用! どんなモデル?
レクサスの“小さな高級車”「LBX」がスゴい! 全長4.2mの小型ボディに“クラス超え”高級インテリア採用! どんなモデル?
くるまのニュース

みんなのコメント

24件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

3750.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

-万円

中古車を検索
LFAの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

3750.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

-万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村