この記事をまとめると
■アメリカのロサンゼルスからラスベガスを目指して長距離ドライブをしている筆者
山もないのになぜかトンネル……しかもスケスケ! 高速道路で見かける謎の金網トンネルは何のため?
■砂漠地帯に立ち寄った際には動物に気をつける必要がある
■人間よりも動物のほうが危険というのがアメリカでは広く認知されている
アメリカでの醍醐味はドライブだ
筆者のルーティーンともいっていいのだが、日本からLAX(ロサンゼルス国際空港)に到着し、レンタカーを借りるとすぐに砂漠へ向かう。空港近くのウォールマートでミネラルウォーターとコーラをまとめ買いし、トランクに載せていざ出発。
砂漠ドライブの拠点というか、目的地はネバダ州ラスベガス。ロサンゼルス地域からラスベガスは、インターステート(州間高速道路)15号線(I-15)を使えば270マイル(約432km)とされ、4時間半ほどで到着するのだが、筆者は途中I-15からインターステート40号線(I-40)に入りアリゾナ州方面をめざし、カリフォルニアとアリゾナの州境手前で州道95号線に入り、遠まわりしてラスベガスへ向かうようにしている。
そのため、空港からロサンゼルスとラスベガスの中間ともいえる、カリフォルニア州バーストゥーという街で初日は1泊し、翌日ラスベガスをめざしている。前述した迂回ルートでラスベガスをめざすと、あちこち寄り道しながらでもバーストゥーからは5時間ほどで到着することができる。
翌日はラスベガスからデスバレーを経由し、砂漠のなかにある「リッジクレスト」という街をめざす。かかる時間はほぼ6時間(あちこち立ち寄るので)で移動距離は296マイル(約473km)となっている。
ほぼ何も人工物のない砂漠のなかの、対向車すらまばらな道(両側一車線ずつの対面通行)を時速100kmぐらいで延々と運転することは、日本ではなかなか体験できないこと。大昔の大排気量でV型エンジンを搭載していたアメリカ車では燃費も悪く、故障の心配もあるのでなかなかリスクも高いのだが、いまどきの日本車なら燃費も性能もよく、機関系にも問題なし。ただ、筆者はアメリカンブランド車で向かうのだが、日本車と比べて燃費がやや悪いぐらいで問題が起きたことはない。
動物には要注意
ただし、地元の知人によると「砂漠は危険がいっぱい」というのである。今年はなかったのだが、数年前には砂漠に巨大バッタが大量発生しているなか、高速でクルマを運転することになった。となれば気になるのはラジエーターグリル。道端にクルマを停め恐る恐る見ると、びっしりとバッタたちがへばりついていた。その場でバッタを落として運転を再開したと話すと、「砂漠でむやみにクルマを停めるのは危険ですよ。ほぼ何もない平原の続く砂漠であっても、ちょっとした物陰からコヨーテ(イヌ科の動物でオオカミの親戚)が様子をうかがっており、襲われることもありますから」と知人は話してくれた。
フリーウェイには日本のようにサービスエリアがあるのだが、そこにも「ここには夜間ヘビが出没しますから注意」とか、危険生物の表示があったりもした。整備されたサービスエリアや史跡周辺でもこの始末なのだから、むやみにクルマを停め車外に出るのが危険なのは、あながち話を盛っているようでもないようだ。
デスバレーの入口にきたので記念撮影しようとクルマを停めると、大量の巨大アブがクルマのまわりに集まってきたこともあった。日本では馴染みの薄い環境だけにわからないことも多いが、それでも筆者は砂漠ドライブを楽しんでいる。
これがロサンゼルスとなると、運転していて危険を感じるのは「カージャック」など、動物ではなく「怖い人たち」となるのかと思いきや、前出の知人によると、ロサンゼルス市周辺地域では広く「野良コヨーテ」が住んでいるとのこと。昼間は廃工場や廃屋などに潜み、夜間に街なかをうろつき、たまに人間を襲うというのである。筆者も夜間に自宅前にクルマを停め、トランクから荷物を出しているときに野良コヨーテに襲われるというビデオを見たことがある。
また、今回地元ローカルニュースを見ると、山岳部に近い新興開発された住宅地に夜な夜な「マウンテンライオン」が出没すると報じていた。アメリカ人は高いところに住むのが好きなようで、山の上に住宅が建ち並ぶところも多いのだが、そのような場所では熊が住宅に侵入し、ハチミツや砂糖を食べていたり、プールで熊だけではなく、コヨーテやマウンテンライオンが泳いでいたというようなこともよくあるようだ。
砂漠が野生動物などにより危険が多いというのはわからないでもないが、市街地でも「怖い人」だけではなく、野生動物にも警戒しなければならないようだ。ロサンゼルスとその周辺は、そんな意味でも多様性に富んだ地域ともいえるだろう。
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みんなのコメント
ロサンゼルスからI-15を東へ。Bakerでフリーウェイを下りて北へ向かうとデスバレーだ。この辺の道は砂漠にアスファルトを敷いただけ。これを200マイル走るのだが、デスバレーまであと少しと言う所で突然、吹雪に襲われた。しかも日も暮れてきた。視界は10mほど。道も砂漠も真っ白で、どこが道だか分からない。
そして道を外れて、砂漠の岩でタイヤがバースト。頭も周りも真っ白だ。吹雪の中でタイヤを交換。周囲には人も車もない。いや、あそこで後続車があったらたぶん気が付かないし止まれない。
「テスバレーで吹雪で遭難した日本人が交通事故死」
そんなニュースになるところだった。
中部はトルネード、日本とは比べモノにならない激しい雷雨、南部ではハリケーンとか…あと、中西部にの田舎に行くと…「西部劇で転がる枯れ草の玉=タンブルウィード」
アレが道の至るところに有って、まともに走れ無い事もある…山火事なんかに出くわせば…まさに「命がけ」クルマの故障がまさに命に直結するから、壊れない日本車が売れまくってます、故障して立往生してるところを…助けてくれる人間が必ずしも「善人」とは限らないのもアメリカの怖さだよ…