2T-Gエンジン搭載の初代カリーナGT
2024年に7月28日(日)に石川県小松市の日本自動車博物館で開催された金沢クラシックカーミーティングの会場で気になる車両をチェック。今回はトヨタ初代「カリーナ」のホットモデル、「ハードトップ1600GT」のオーナーを紹介します。じつはもともとはセリカ好きだったそうですが……?
昭和の元祖「ハイオーナーカー」の日産初代「ローレル」を引き継いで43年…オーナーが語るパーツ確保とコンディション維持の苦労とは
金沢クラシックカーミーティングで出会ったカリーナのホットモデル
金沢クラシックカーミーティングの会場内で気になる1台を発見。トヨタ初代「カリーナ」のハードトップだ。フロントグリル内やリアクオーターに貼られたGTのエンブレムとDOHCの文字が入ったブラックのストライプステッカーから、ホットモデルのカリーナGTのようだ。早速オーナーの中村さんに話を伺ってみた。
以前はダイハツ「ミラターボ」に乗っていたという中村さんは、若い頃から「セリカ」が好きだったそう。そんなある時、友人がカリーナGTの中でも2T-Gを搭載したハードトップ1600GTを手放すという話を聞き、兄弟車であるセリカと多くのパーツを共用するこのカリーナGTを譲り受けることなったのだ。ちなみに中村さんの父親は若い頃にこのカリーナGTがリアルタイムだったそうで、憧れの1台だったという。
カリーナのボディにセリカGTと同じ2T-Gを搭載
カリーナはセリカとシャシーを共用したスポーティなセダンとして1970年に登場。そんなカリーナに2T-G型1.6Lエンジンを搭載した1600GTが1971年に追加される。セリカのようなスポーツカーではなく、あえてセダンであるカリーナをベースとしたホットバージョンということで、「カリーナGT」は人気のモデルとなるのだ。のちにハードトップがラインナップに加わると、GTモデルはハードトップにも設定され、ハードトップ専用の2000GTも追加されることとなる。
中村さんが譲り受けたのは、1975年式のハードトップ1600GTで、外装こそ同色でリペイントしてあるものの、内装はオリジナルのままという状態の良い個体だ。
足まわりやエンジンはセリカと共用、入手に苦労するのはボディパーツ
足まわりはAE86用のストラットが流用できるそうで、中村さんはAE86用の車高調やブレーキをスワップ。さらにハヤシレーシングホイールを装着したスタイルを楽しんでいる。足まわりやエンジンは同年代のセリカと共通ということもあり、パーツに困ることはあまりないそうだが、ボディパーツとなると話は違ってくる。
「外装パーツはほぼ全滅です。いつも“ぶつけたらどうしよう”とドキドキしてます。ちなみにテールランプはハードトップ専用で、当時バックランプ部分をカットして族車によく流用されたので、中古で見つけてもバックランプ部分がカットされているのが多くって(笑)。でもこの斜め後ろからのスタイリングが大好きなので、頑張って維持し続けます!」
>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)
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みんなのコメント
免許を取って最初の車が10年落ちのカリーナハードトップでしたよ。もっとも、1600STでしたけど。
フロント、リアのウインドを手動(笑)で開けるとピラーレスで開放感がバツグンでした。
その後のピラーレスのカリーナEDも気になっていたが、私は5代目セリカGTーRと乗り継いでいった。
日常生活も考えるとリアシートを倒してラゲッジスペースが大きくとれる3Dハッチバックの方が使い勝手が良かったから。