現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 新型N-BOXが12月上旬登場! 常勝でもやる 3年3ヵ月ぶり改良の中身とは?

ここから本文です

新型N-BOXが12月上旬登場! 常勝でもやる 3年3ヵ月ぶり改良の中身とは?

掲載 更新 47
新型N-BOXが12月上旬登場! 常勝でもやる 3年3ヵ月ぶり改良の中身とは?

 2017年8月にフルモデルチェンジした現行N-BOX。軽乗用車、登録車を含めた国内新車販売台数において3年連続NO.1を獲得し、5年連続で軽自動車販売NO.1を達成している(前モデル含む)。

 2020年1~8月までの軽自動車販売台数を見ると、N-BOXは13万2190台(対前年比76.2%)と、2位のスペーシア8万9240台(対前年比78.9%)、3位のタント8万4511台(対前年比74.7%)に大差をつけて軽販売1位をキープし続けている。

「デザイン水掛け論」的視点で斬る! 新型フェアレディZに感じる歴代モデルへのリスペクトとは!?

 そんななか、筆者が掴んだ情報によれば、2020年12月上旬頃、約3年3ヵ月ぶりにN-BOXのマイナーチェンジが実施されるという。

 さて、N-BOXビッグマイナーチェンジモデルはどんな中身なのか? 今わかっているN-BOXの情報すべてお伝えしよう。


文/遠藤徹
写真/ホンダ ベストカーweb

【画像ギャラリー】3年連続新車販売1位の実力はどこにある? N-BOXの写真を徹底チェック!

現行モデルは11月いっぱいでオーダーストップ!

左がN-BOX、右がN-BOXカスタム。いずれも現行モデル

 ホンダのN-BOXが2020年12月上旬、約3年3ヵ月ぶりにマイナーチェンジする情報を入手した。

 現行モデルはすでにオーダーストップになり、11月いっぱいで在庫一掃セールをほぼ終了する方向にあるため、改良する段取りになっているのは間違いない。

 本来であれば2020年9月上旬に発表、発売する予定だったが、コロナ禍の影響で約3ヵ月先送りすることになったようだ。11月上旬には現行モデルの在庫一掃セールと並行して改良モデルの先行予約がスタートする方向にある。

 現行N-BOXは2017年8月31日の発表発売以来、軽自動車だけでなく登録車も含めた銘柄別販売台数では月販トップセラーの座をほぼ維持し続けている。

 今回のビッグマイナーチェンジによって、どこまでその座を守り続けることができるか注目される。

 現在、わかっている改良型N-BOXの商品概要は、内外装のデザイン変更、質感、使い勝手の向上、ボディカラーの再編、ホンダセンシングを中心とした安全・安心装備の充実など。

 エクステリアデザインはカスタム系を中心に、より個性を強調した顔立ちとするため、グリル、ヘッドランプ、バンパーのデザインを変更し、押し出し感を強める。

現行N-BOXカスタムG・EXターボ・ホンダセンシング。ビッグマイナーチェンジモデルのエクステリアは標準のN-BOXはほぼ変わらないが、カスタム系は現行モデルよりも押し出し感を強調とした顔つきになるという

 ただし、標準のN-BOXはほとんど変えず、現行の比較的おとなしい顔立ちを継続する。リアコンビランプは視認性をより高める配色とする。

 質感はインテリアの内張り、シートの材質を変更し、クオリティアップ、座り心地の向上を図る。

 そのほか比較的大きめの変更点としては、N-WGN、2020年11月19日にフルモデルチェンジするN-ONEに続いて電動パーキングブレーキを採用することだ。

ビッグマイナーチェンジ後のN-BOXに標準装備される電動パーキングブレーキ。写真はN-WGNのもの

 グレード構成に変化はないが、これまで標準タイプに設定していた安全・安心パッケージのホンダセンシングを装備しないレス仕様車は希望するユーザーが少ないため、廃止となり、今回からホンダセンシングは全車標準装備となる。

 ボディカラーは標準のN-BOXでは、モノトーンカラーが10、2トーンカラーが2。カスタム系はモノトーンカラーが6、2トーンカラーが3。

 両タイプに設定されているあまり売れゆきの良くないブリリアントスポーティブルーメタリックなどは新色と入れ替える可能性が強い。

 2トーンカラーは両タイプとも購入希望者が10%程度と少ないことから、こちらもボディカラーを含め、見直される可能性がある。

 安全・安心パッケージのホンダセンシングは現行N-BOXが採用し、N-WGN、N-ONEと世代交代しながら進化してきたが、他の車種のホンダセンシングは現行N-BOXに装備されているホンダセンシングよりも進化している部分がある。

 このため改良型N-BOXに装備されるホンダセンシングも最新バージョンとなる。10項目の機能は継続するが、それぞれの検知機能、作動車速の範囲の拡大を図り、より安全安心度を高める手直しをする。

これまではHonda SENSINGが装着されないグレードがあったがマイナーチェンジ後は全車に標準装備となる

 パワーユニットなどメカニズム面の基本部分の変更はない見込み。車両本体価格は安全装備の充実、電子制御パーキングブレーキの設定、トータル的なクオリティアップによって、平均5万円程度の値上げとなる見通しである。

 現行モデルは2020年11月いっぱいまでは生産を継続するが、グレード、ボディカラー、主要オプション、付属品は継続しているが、あまり売れゆきの良くないグレード、ボディカラー、アイテムは次第に発注の範囲が限定されるようになっている。

 在庫車はメーカーのモータープールと販売店が先行発注したキープぶんについてはユーザーの希望と合致すれば1ヵ月以内で納車が可能な状況にある。

 現行モデルの初回の値引き提示額はトータルで20万円程度となっている。これがマイナーチェンジ後となると10万円程度に引き締まる見込み。

 ビッグマイナーチェンジ後のN-BOXの価格は5万円アップすると見込まれるので、実質では15万円程度の負担増といえる。

※値引き額は遠藤徹氏が独自に調査したもので地域、時期によって変動します。参考程度にお考え下さい。

ビッグマイナーチェンジ前の在庫車を格安で買うのがお得?

現行モデルのN-BOX G・Lターボ・ホンダセンシング

 ビッグマイナーチェンジ前の在庫車を格安で買うか、それとも高くなった新型を手に入れるか?  

 買い得感を重視するのであれば、従来モデルを大幅値引きで買うのをお勧めしたい。使い勝手、安全・安心、新しさを重んじるのであれば、改良モデルを選べばよい。

 ただ、この時点でもうひとつの判断材料は改良モデルの発売時期が2020年12月上旬という点である。

 購入を3週間ほど延ばし、2021年の年明け早々にすれば、年式が変わるタイミングになり、リセールバリューは10万円程度高くなるからだ。

 同じ改良モデルであっても、2021年式のほうが得をするという要素もある。ただ5年以上長く乗るであればあまり関係ないので気にすることはないだろう。

証言1:首都圏ホンダカーズ営業担当者

 「N-BOXは現行モデル発売後、3年が経過しているから、今回はかなり大幅なマイナーチェンジになると予想しています。

 改良モデルの先行予約の受付開始は11月上旬あたりですが、従来モデルは11月いっぱいまで生産すると聞いています。

 N-BOXの場合、生産と販売を高いレベルで維持していかなくてはならないモデルなので、従来モデルを改良型と並行して販売する態勢としているようです。

 リセールバリューを考慮するのであれば、改良モデルを年内に成約し、ナンバーの取得、納車するのは新しい年式となる来年早々とするのがベストかもしれません」。

証言2:首都圏ホンダカーズ営業担当者

 「N-BOXは軽自動車、登録車を含めた新車販売NO.1なので、改良モデルもその台数を維持するために、商品力を色褪せないものとする内容になるはずです。

 ホンダセンシングに関しては、ホンダセンシングが装着されないレス仕様のグレードはほとんど売れていませんので、省略されると思います。

 N-BOXそのものはライバル他車と比べて室内の広さ、使い勝手、走りなどあらゆる面でリードしています。

 ただ3年が経過し、新型車発売当初に比べて、販売に多少勢いがなくなっているので、ビッグマイナーチェンジによって多少のテコ入れが必要な時期に来ているのは確かです」。

【画像ギャラリー】3年連続新車販売1位の実力はどこにある? N-BOXの写真を徹底チェック!

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

フェルスタッペンとのタイトル争いは“敗北濃厚”も……今季の戦いで自信深めたノリス「優勝争いに必要なものを持っていると言えるようになった」
フェルスタッペンとのタイトル争いは“敗北濃厚”も……今季の戦いで自信深めたノリス「優勝争いに必要なものを持っていると言えるようになった」
motorsport.com 日本版
フェラーリ『ローマ』後継の新型スーパーカー、車名は『アマルフィ』が最有力!
フェラーリ『ローマ』後継の新型スーパーカー、車名は『アマルフィ』が最有力!
レスポンス
注目が集まる角田裕毅の2025年シート「僕はレッドブルの一員なのでここにいます。ホンダとは話をしていません」
注目が集まる角田裕毅の2025年シート「僕はレッドブルの一員なのでここにいます。ホンダとは話をしていません」
motorsport.com 日本版
次の「黄バイ」はBMW? 首都高専用パトロールバイク「F900XR」がカッコ良すぎる!
次の「黄バイ」はBMW? 首都高専用パトロールバイク「F900XR」がカッコ良すぎる!
くるくら
まさかの「RAV4“軽トラ”」登場!? ド迫力の“真っ黒顔”がスゴすぎる! オフロード感強調の「SPIEGELカスタム」どんなモデル?
まさかの「RAV4“軽トラ”」登場!? ド迫力の“真っ黒顔”がスゴすぎる! オフロード感強調の「SPIEGELカスタム」どんなモデル?
くるまのニュース
これはクセスゴ!!  オーナー自作多数のホンダ「CT125・ハンターカブ」カスタム発見!!
これはクセスゴ!! オーナー自作多数のホンダ「CT125・ハンターカブ」カスタム発見!!
バイクのニュース
[15秒でわかる]アキュラ『ADX』新型…内外装はスポーティかつ高級な印象に
[15秒でわかる]アキュラ『ADX』新型…内外装はスポーティかつ高級な印象に
レスポンス
アルピーヌは東京オートサロン2025で3台のA110を披露
アルピーヌは東京オートサロン2025で3台のA110を披露
カー・アンド・ドライバー
WRCラリージャパン2024が開幕、4日間の熱い戦い トヨタ逆転優勝なるか
WRCラリージャパン2024が開幕、4日間の熱い戦い トヨタ逆転優勝なるか
日刊自動車新聞
【スクープ!】AMG製電動スーパーSUVデビュー間近!メルセデスAMGが新型電動SUVを開発中!
【スクープ!】AMG製電動スーパーSUVデビュー間近!メルセデスAMGが新型電動SUVを開発中!
AutoBild Japan
「マジで!?」ホコリまみれの“スクラップ車”が14億5000万円で落札!? 50年ぶりに見つかった1956年製メルセデスの“驚きの価値”とは?
「マジで!?」ホコリまみれの“スクラップ車”が14億5000万円で落札!? 50年ぶりに見つかった1956年製メルセデスの“驚きの価値”とは?
VAGUE
ミツオカ「M55」発売決定! 2025年生産販売台数は100台で、2024年11月22日から受付開始
ミツオカ「M55」発売決定! 2025年生産販売台数は100台で、2024年11月22日から受付開始
Webモーターマガジン
【10月の新車販売分析】受注停止車種が多くともトヨタ1強にかわりなし! 軽乗用車はホンダとダイハツの2位争いが熾烈に!!
【10月の新車販売分析】受注停止車種が多くともトヨタ1強にかわりなし! 軽乗用車はホンダとダイハツの2位争いが熾烈に!!
WEB CARTOP
『簡単にキズが消えた!』初心者でも簡単、コンパウンドで愛車の浅いキズを手軽に修復するテクニック~Weeklyメンテナンス~
『簡単にキズが消えた!』初心者でも簡単、コンパウンドで愛車の浅いキズを手軽に修復するテクニック~Weeklyメンテナンス~
レスポンス
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
くるまのニュース
スクーターのようでスクーターではない!? シリーズ最大排気量イタルジェット「ドラッグスター700ツイン・リミテッドエディション」発表
スクーターのようでスクーターではない!? シリーズ最大排気量イタルジェット「ドラッグスター700ツイン・リミテッドエディション」発表
バイクのニュース
ホンダ 全固体リチウムイオン電池のパイロット生産ラインを公開
ホンダ 全固体リチウムイオン電池のパイロット生産ラインを公開
Auto Prove
MINI コンバーチブル【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
MINI コンバーチブル【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン

みんなのコメント

47件
  • え、まだ軽自動車の生産を続けるんですかね…。もうそろそろやめ時だと思うんです。なぜならば、こんな変な規格の自動車って世界中で日本にしかないから。エンジン排気量、車格、その他、ホントは誰もこんな居住性は良いとはとても言えずさらに運転するのにストレスを抱えこまなければならないものは避けたいのが実は本音じゃないんでしょうか。

    軽自動車ユーザーの考え方

    ・本当は普通自動車にあこがれている。その証拠の最たるものが白ナンバー。わざわざ金を支払ってまで黄色から白に変更する理由はつまり、自分の車は軽自動車ではなく小さな登録車なのですよと主張したい
    ・実は経済的には逼迫しており毎年のさまざまな自動車関連税を1円たりとも支払いたくないのが本音。しかしそれでは脱税者となるので、登録車とはわずかな金額の差しかないが安い税負担の軽自動車を選んでいる
    ・今の軽自動車規格がさらに緩和されないかと待ち望む図々しさを恥とは考えない
  • 電動パーキングブレーキは見送られるとの情報もあるけどどちらか本当なんだろう?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

169.0192.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.0288.4万円

中古車を検索
N-BOXの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

169.0192.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.0288.4万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村