現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > クラウンセダンは後席にゆとりあり!! 乗り心地も最高なのよ! でもMIRAIに唯一劣ってる部分って?

ここから本文です

クラウンセダンは後席にゆとりあり!! 乗り心地も最高なのよ! でもMIRAIに唯一劣ってる部分って?

掲載 8
クラウンセダンは後席にゆとりあり!! 乗り心地も最高なのよ! でもMIRAIに唯一劣ってる部分って?

 明智光秀しかり、ブルータスしかり、刺客は意外と近くに潜んでいるもの。クルマの世界でも同様だ。ここでは2023年11月登場のトヨタ クラウンセダンと、同門でありながらライバル関係となりそうなトヨタ MIRAIを比較する!!

※本稿は2024年2月のものです
文/鈴木直也、写真/TOYOTA、撮影/大西 靖
初出:『ベストカー』2024年3月10日号

クラウンセダンは後席にゆとりあり!! 乗り心地も最高なのよ! でもMIRAIに唯一劣ってる部分って?

■ここが同門対決のポイント

トヨタ クラウンセダンと、そのベースとなったトヨタ MIRAI。戦国時代さながらの同門対決だ

・MIRAIをベースに開発されたクラウンセダン
・クラウンセダンにも燃料電池EVが設定される
・クラウンセダンとMIRAI、何が違いのポイントだ?
・乗り心地はどっちがいいんだ?

■MIRAIをベースとして登場したクラウンセダン

2014年に登場したトヨタ MIRAI。2020年に写真の現行型へとフルモデルチェンジ

 MIRAIというクルマは、その名のとおりトヨタの未来戦略を体現するクルマ。水素で走るFCEVというだけで凄いのに、アドバンスドドライブという限りなくレベル3に近いADASまで用意されている。

 今回の取材でも、首都高速湾岸線でハンズオフドライブを堪能したけど、そういったハイテクのショーケースとしての意味を与えられたクルマといっていい。

 で、今回のクラウンシリーズで驚いたのは、そんなハイテクショーケースのMIRAIをベースとしてクラウンセダンが作られたこと。

2023年11月デビューのトヨタ クラウンセダン。16代目クラウンファミリーの真打登場だ

 クラウンセダンといえば日本を代表する高級車で、官公庁や社用車などショーファードリブンの需要も多い。ハイテクショーケースではなく“実需”の部分にもFCEVが進出しているところに、トヨタのマルチパスウェイ戦略の凄みを感じるわけだ。

 で、この2台の乗り比べだが、運転するならアドバンスドドライブの魅力もあってMIRAIを選びたいが、後席に乗せられるなら圧倒的にクラウンセダンが快適。80mm伸びたホイールベースで後席スペース余裕がダンチだし、乗り心地もクラウンセダンのほうが好ましい。

 唯一悔しいのは、クラウンにアドバンスドドライブが用意されていないこと。ドライバーズカーとしてクラウンセダンを検討しているなら、この装備のあるなしはけっこう大きなポイントになると思う。検討中とは思うけれど、早期の対応をお願いしたいところです。

■「ここがいい」「ここがイマイチ」

●クラウンセダン

 クラウンセダンの美点はソフトでしなやかな乗り心地。ドライブモードにも「リア・コンフォート」というモードが用意されていて、これを選んで後席でまったりするのが醍醐味。

 不満なところは、やはりアドバンスドドライブの設定がないこと。あれを一度味わっちゃうと、誰もが高級車には必須の装備と感じるはず。

●MIRAI

 試乗車はサイドとリアにLiDARを追加してアップグレードされたアドバンスドドライブを装備。これで首都高をハンズフリードライブしている時の未来感こそMIRAIの醍醐味だと思う。

 それに対し、ナビなどのインフォテイメントがアップデートされていないのがちょっと不満。こういう部分も常に最新でいてほしいクルマです。

●クラウンセダン(Z・燃料電池車)主要諸元
・全長×全幅×全高:5030×1890×1475mm
・ホイールベース:3000mm
・車量重量:2000kg
・最小回転半径:5.9m
・動力:FCシステム
・FCスタック最高出力:174ps
・モーター最高出力:182ps/6940rpm
・モーター最大トルク:30.6kgm/0-3267rpm
・WLTCモード燃費:148km/kg
・価格:830万円

●ミライ(Z“Advanced Drive”)主要諸元
・全長×全幅×全高:4975×1885×1470mm
・ホイールベース:2920mm
・車量重量:1970kg
・最小回転半径:5.8m
・動力:FCシステム
・FCスタック最高出力:174ps
・モーター最高出力:182ps/6940rpm
・モーター最大トルク:30.6kgm/0-3267rpm
・WLTCモード燃費:146km/kg
・価格:861万円

こんな記事も読まれています

WRCラリージャパンSS12恵那での車両進入事案について実行委員会が声明。被害届を提出へ
WRCラリージャパンSS12恵那での車両進入事案について実行委員会が声明。被害届を提出へ
AUTOSPORT web
2024年も記録保持中!? カローラ ロードスター…… ギネスブックに登録された「日本のクルマの世界一」【10年前の再録記事プレイバック】
2024年も記録保持中!? カローラ ロードスター…… ギネスブックに登録された「日本のクルマの世界一」【10年前の再録記事プレイバック】
ベストカーWeb
80年代バブル期に日本で人気だったMG「ミジェット」に試乗! 英国ライトウェイトスポーツの代表格はいまもビギナーにオススメです【旧車ソムリエ】
80年代バブル期に日本で人気だったMG「ミジェット」に試乗! 英国ライトウェイトスポーツの代表格はいまもビギナーにオススメです【旧車ソムリエ】
Auto Messe Web
【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP予選
【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP予選
AUTOSPORT web
角田裕毅が予選7番手「大満足。アップグレードへの理解が改善につながった」努力が報われたとチームも喜ぶ/F1第22戦
角田裕毅が予選7番手「大満足。アップグレードへの理解が改善につながった」努力が報われたとチームも喜ぶ/F1第22戦
AUTOSPORT web
勝田貴元、木にスピンヒットも間一髪「メンタル的に難しい一日。明日はタイトル獲得を最優先」/ラリージャパン デイ3
勝田貴元、木にスピンヒットも間一髪「メンタル的に難しい一日。明日はタイトル獲得を最優先」/ラリージャパン デイ3
AUTOSPORT web
クラッシュで50Gを超える衝撃を受けたコラピント。決勝レースの出場可否は再検査後に判断へ/F1第22戦
クラッシュで50Gを超える衝撃を受けたコラピント。決勝レースの出場可否は再検査後に判断へ/F1第22戦
AUTOSPORT web
胸を打つ「上質な走り」 アウディQ6 e-トロン・クワトロへ試乗 優秀なシャシーを味わえる388ps!
胸を打つ「上質な走り」 アウディQ6 e-トロン・クワトロへ試乗 優秀なシャシーを味わえる388ps!
AUTOCAR JAPAN
オーテック&ニスモ車が大集合!「AOG湘南里帰りミーティング2024」で見た「超レア車5台」と「中古車で狙いたいクルマ5台」を紹介します
オーテック&ニスモ車が大集合!「AOG湘南里帰りミーティング2024」で見た「超レア車5台」と「中古車で狙いたいクルマ5台」を紹介します
Auto Messe Web
なぜ潰れた? 名車と振り返る「消滅した自動車メーカー」 32選 後編
なぜ潰れた? 名車と振り返る「消滅した自動車メーカー」 32選 後編
AUTOCAR JAPAN
ラリージャパン3日目、SS12がキャンセル…一般車両が検問を突破しコース内へ進入、実行委員会は理解呼びかけると共に被害届を提出予定
ラリージャパン3日目、SS12がキャンセル…一般車両が検問を突破しコース内へ進入、実行委員会は理解呼びかけると共に被害届を提出予定
レスポンス
【F1第22戦予選の要点】苦戦予想を覆すアタック。ラッセルとガスリーが見せた2つのサプライズ
【F1第22戦予選の要点】苦戦予想を覆すアタック。ラッセルとガスリーが見せた2つのサプライズ
AUTOSPORT web
なぜ潰れた? 名車と振り返る「消滅した自動車メーカー」 32選 前編
なぜ潰れた? 名車と振り返る「消滅した自動車メーカー」 32選 前編
AUTOCAR JAPAN
NASCARの2024シーズン終了! 日本からスポット参戦した「Hattori Racing Enterprises」の今季の結果は…?
NASCARの2024シーズン終了! 日本からスポット参戦した「Hattori Racing Enterprises」の今季の結果は…?
Auto Messe Web
ジャガーEタイプ S1(2) スタイリングにもメカニズムにも魅了! 人生へ大きな影響を与えた1台
ジャガーEタイプ S1(2) スタイリングにもメカニズムにも魅了! 人生へ大きな影響を与えた1台
AUTOCAR JAPAN
もの凄く「絵になる」クルマ ジャガーEタイプ S1(1) そのすべてへ夢中になった15歳
もの凄く「絵になる」クルマ ジャガーEタイプ S1(1) そのすべてへ夢中になった15歳
AUTOCAR JAPAN
日本の「ペダル踏み間違い防止技術」世界のスタンダードに! 事故抑制のため国際論議を主導
日本の「ペダル踏み間違い防止技術」世界のスタンダードに! 事故抑制のため国際論議を主導
乗りものニュース
90年前の“博物館級”のオートバイがオークションに登場 “2輪界のロールス・ロイス” 1936年製ブラフ・シューペリアがカッコ良すぎる
90年前の“博物館級”のオートバイがオークションに登場 “2輪界のロールス・ロイス” 1936年製ブラフ・シューペリアがカッコ良すぎる
VAGUE

みんなのコメント

8件
  • けいのじ
    新型クラウン、セダンは消滅、出ないって嘘ついたベストカーがよくもクラウンセダンの記事を書けるな。
    まずは嘘ついてごめんなさいだろ。
  • hon********
    この巨体で後席にゆとりなし!!だったら終わってると思う。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

276.7305.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

35.0350.0万円

中古車を検索
クラウンセダンの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

276.7305.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

35.0350.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村