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ホンダGB350/S [’22後期 新型バイクカタログ]:雑味のない鼓動感を徹底追求

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ホンダGB350/S [’22後期 新型バイクカタログ]:雑味のない鼓動感を徹底追求



●文:ヤングマシン編集部(伊藤康司 田宮徹 宮田健一) ※情報更新日:2022年8月25日

〈特報〉CBX400F外装をまとったCB400SFが買える!【バイク王が先行販売開始】

ホンダ GB350/S 概要

インドで’20年秋の発売直後から大人気となったハイネスCB350をベースに開発され、熊本製作所生産によりSTDが’21年4月、Sが7月にデビュー。日本でも、低価格もウケてヒットを生んだ。鋼管製フレームにシリンダーが直立したバーチカルシングルエンジンを搭載したシンプルなネオクラシックモデルで、最大の特徴は不快な振動を徹底的に排除しながら高められた雑味のない鼓動感。STDはシーソー式チェンジペダルやスチールパイプ製グラブバーなどで普段使いの利便性も高め、Sは専用のライディングポジション/サイドカバーデザイン/タックロール風シートなどで、スポーティな雰囲気をプラスしてある。フロントフォークブーツカバーはSのみが装備。STDとSで意外と相違点は多いぞ!

―― 【インドでは限定車もある】ハイネスCB350には、前後分割式シート/車体同色の前後フェンダー/クローム仕上げのサイドスタンドなどを装備した特別仕様が追加に。 [写真タップで拡大]

’21 ホンダGB350

◆主要諸元

―― 【’21 HONDA GB350】■空冷4スト単気筒SOHC2バルブ 348cc 20ps/5500rpm 3.0kgm/3000rpm ■180kg シート高800mm 15L ■タイヤF100/90-19 R130/70-18 ●色:マットジーンズブルーメタリック キャンディークロモスフィアレッド マットパールモリオンブラック ●価格:55万円

―― 丸目1灯の正統派ネイキッドらしさを踏襲した王道デザイン。ウインカー/テールランプにもクラシカルな丸目の意匠が施されているがフルLED仕様。レトロな雰囲気で統一しつつ、中身は非常に現代的だ。

―― STDのカラーバリエーションはレッド/マットブルー/マットブラックの3タイプ。 [写真タップで拡大]

◆ライディングポジション

―― サイドカバーの張り出しなどから感じるように車格は大きめだが、その分だけ広々としたポジションで姿勢には余裕がある。ハンドルも近く、上半身を起こした位置で手が届く。

―― STDは上半身直立状態で椅子に座るかのようなライディングポジション。Sのハンドルはやや低めかつ遠く、ステップはアップ&バックしてある。 [写真タップで拡大]

◆エンジン/パワーユニット

―― バーチカルシングルエンジンが生む、雑味のない鼓動感が最大の魅力。トバさなくても、スロットルを開け閉めするだけで気持ち良さが得られる! [写真タップで拡大]

―― 【最新油冷ヘッド&非対称コンロッド】摺動抵抗を減らすオフセットシリンダーや、燃焼室上部冷却用オイル通路を配したシリンダーヘッドも。 [写真タップで拡大]

―― 【2次バランサー】不快な振動を抑制するためのバランサーを、クランクシャフト前方に加えて独自機構を用いながらメインシャフトにも装備。これにより、エンジンの鼓動がクリアに伝わる心地よさを追求している。 [写真タップで拡大]

―― 【音質を可視化しながら、低音と高音のバランスを徹底追求】開発初期段階からエキゾーストノートの質を追求。鼓動感としてライダーに伝わる音成分を可視化することで、より精細な音質マネジメントを行っている。マフラー容量との最適なバランスを図った大径φ45mmテールパイプ採用などにより、力強い低音と鋭く立ち上がる高音を両立。

◆足まわり

―― STDのリヤタイヤは18インチバイアス。 [写真タップで拡大]

◆主要装備

―― 【灯火類はフルLED】ヘッドライトはLED上下2段式。ロービーム時は上側3灯と下部中央、さらに上下端のレンズが発光して個性を主張。STDのヘッドライトケースは端にメッキリングを備える。STDのウインカーは丸型。 [写真タップで拡大]

―― 【ギヤ段数表示機能付きメーターパネル】指針式の速度計に小さな反転表示液晶パネルを埋め込んだ、シンプルなメーターを採用。回転計は装備しないが、ギヤ段数表示機能はある。オンオフ式のトラクションコントロールも装備する。 [写真タップで拡大]

’21 ホンダGB350S

スポーティー仕様のSは、後輪が150/70R17にワイドラジアル化。マフラーの跳ね上げ角度が代わり、前後ウインカーが小型化され、ハンドルは低めかつ遠めにセットされている。シートはタックロール風の専用品で、ステップ位置もバック&アップされている。

◆主要諸元

―― 【’21 HONDA GB350S】■空冷4スト単気筒SOHC2バルブ 348cc 20ps/5500rpm 3.0kgm/3000rpm ■178kg シート高800mm 15L ■タイヤF100/90-19 R150/70-17 ●色:パールディープマッドグレー ガンメタルブラックメタリック ●価格:59万4000円

―― STDによりモダンなイメージの専用パーツを盛り込んだGB350S。リヤタイヤを18→17インチ化し、2kgの軽量化を果たすなどして、走りの質感も高めている。

―― Sのカラーバリエーションはサイドカバーにグラフィックが入ったグレーとブラックの設定。 [写真タップで拡大]

◆ライディングポジション/取り回し

―― 意外と大柄なので、広々として快適。スタンダードに比べるとややハンドルが低くて遠いが、気になるほどではない。足着き性はつま先ツンツンだが、低重心なので不安ナシ。[身長158cm]

―― 取り回しとしては、スタンダードよりややハンドルが遠くなっているが気にならないレベル。相変わらずラク。 [写真タップで拡大]

◆足まわり

―― 【Sは後輪がラジアル】Sの後輪は17インチ&ワイドラジアル。ステップ位置やリヤフェンダーのデザインも専用化されている。そのほかフォークブーツなどS専用装備が随所に盛り込まれている。 [写真タップで拡大]

―― 【ブレーキ&サスペンション】フロントはシングルディスクだが、公道走行なら十分な利き。φ41mmの正立式フロントフォークはフォークブーツを備えている。リヤはダンパー内部に窒素ガスを加圧封入。 [写真タップで拡大]

◆主要装備

―― 【アシストスリッパークラッチ】通常のクラッチに比べて約30%軽いというアシスト機能に加え、エンジンブレーキのショックも軽減する。 [写真タップで拡大]

―― シーソー式チェンジペダルのSTDに対し、GB350Sは一般的。慣れてる分だけ扱いやすいと言える。 [写真タップで拡大]

―― 【LEDテールランプ】スタンダードのテールランプは鉄フェンダー上だが、Sはシート後端でよりシャープな印象。 [写真タップで拡大]

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みんなのコメント

1件
  • 排ガス規制に対応して重量増、排気音小、価格増何だかなぁ…って感じ

    かといって、初期モデルはメーカー希望小売価格の1.7~1.8倍位の90万前後で売ってるし┐(´-д-`)┌
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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