2023年2月23日、鈴鹿サーキットで251台のランボルギーニ車によるパレードランを実施。ギネス世界記録に認定された。これは「60th Anniversary Lamborghini Day」内での出来事で、一度に走行したランボルギーニ車の最多記録(台数)となった。
最新モデルからクラシックまで、SUZUKAで世界記録に挑戦
2023年はアウトモビリ・ランボルギーニ(以下ランボルギーニ)の創業60周年となる年。世界中でさまざまなイベントの開催を予定しているというが、世界に先駆けて、日本で一番最初に行われたアニバーサリーイベントがこの「60th Anniversary Lamborghini Day」だ。
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このイベントでは、ランボルギーニのポロ・ストリコ部門がレストアした350GTやイスレロ、カウンタックなどの歴代モデルの展示をはじめ、昨年の11月にマイアミビーチでデビューしたばかりの最新作となるウラカンステラートも日本初お披露目された。
これだけでもかなり豪華な内容だが、今回のメインイベントとなったのが、ランボルギーニオーナーたちによる、鈴鹿サーキットを使ったパレードランでのギネス記録への挑戦だ。
当日、パレードランの開始前に会場内を歩くと、パドックと駐車場を埋め尽くすほどの参加車両が並んでいた。その数は250台以上と公表されていたが、ウラカンやウルスなどの現行モデルはもちろん、ミウラやカウンタック、さらにはウラッコやエスパーダなど希少なクラシックモデルの姿まで見ることができた。
パレードランの時間が近づくと、1台ずつ並んでレーシングコースへと移動。メインストレートとピットレーンを埋め尽くすランボルギーニたちの姿は圧巻の一言に尽きる。
そしてギネスワールド公式認定員立ち会いの下、ランボルギーニのチェアマン&CEOステファン・ヴィンケルマン氏が乗るウラカンSTOが先導しながらパレードランが始まった。
ギネス世界記録となるための規定は、「参加台数100台以上」「走行距離3.2km以上」「車間距離をクルマ2台分以内をキープして走しり続ける」こと。この3つを満たして、最終的には251台のランボルギーニ車の同時走行がギネス世界記録に認定された。
アヴェンタドール後継モデルとともにサプライズにも期待
イベント終了後のプレスカンファレンスでは、ヴィンケルマン氏にギネスワールド公式認定員の藤渕文香氏から認定証が渡された。ヴィンケルマン氏は「このような素晴らしい記録の達成にご参加いただきましたランボルギーニオーナーの皆さまに心より感謝を申し上げます。そしてこのような企画を実現したランボルギーニジャパン、アジアパシフィックのチーム、遥々イタリアから同行してくれたチームの皆さまにもお礼を申し上げたい。ありがとうございました」と感謝を伝えた。
続けて「2023年は私たちにとってとても重要な1年になります。1月にはイタリアのサンタアガタ・ボロネーゼでお祝いのキックオフをしました。今回はそれに続く初めてのこの日本での記念イベントとなります。これだけでも、私たちにとっていかに日本が重要なマーケットであるということがおわかりいただけると思いますが、日本の皆さまがランボルギーニに寄せてくださるパッションは本当に素晴らしいものがあると思っています」と語った。
さらに、ランボルギーニにとって今年が重要な年となる理由はもう一つあると言う。それはアヴェンタドールの後継モデルの発表だ。「これが私たちのハイブリッド化の第1弾となります。この後もハイブリッド化を進めていき、2024年にウラカンのハイブリッド化をもってすべてのレンジのハイブリッド化を完成する予定です。そして私たちはこれからもお客様の期待を越える、夢のクルマを作り続けるために努力していきます」と熱く語った。
このアヴェンタドールの後継モデルとなるハイブリッド車については、「V12の自然吸気にハイブリッドシステム組み合わせたものになります。これにより、よりパワフルでサステナブルなクルマになっています。ハイブリッド化は以前から約束していましたが、より速く、俊敏で、サステナブルなクルマになるはずです」と説明し、「3月末にはより詳しい情報を発表できる予定」と教えてくれた。
1963年の誕生から60周年を迎えたランボルギーニ。まずはV12自然吸気+ハイブリッドシステムを搭載したアヴェンタドールの後継モデル発表が控えているが、アニバーサリーイヤーということで限定モデルの登場などサプライズも期待される。ランボルギーニの今後から目が離せない。
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