様々な疑問が日々渦巻く現代社会……クルマ界とて例外ではない。交通問題に関するギモン、自動車メーカーに対するギモン、カーライフのなかでふと感じたギモン…果ては政治・経済問題まで。様々な角度からクルマ界の「なぜ?」「どうして?」を取り上げて解決!!(「その1」、「その2」もお楽しみください!)
※本記事は2017年3月時点のものです。
文:ベストカー編集部
写真:shutterstock.com、ベストカー編集部
初出:ベストカー2017年3月10日号
増えるクルマのド派手顔!! 「好きに選べばいい」だけでは済まない理由
Q.17 トランプ大統領がいろいろ言っているけど、フォードは日本から撤退。売る気あるのか?
トランプ大統領は言っていることは無理そうに聞こえても、強行突破して実現させようとする。その手法はこれまでの各国首脳にはなかった。しかし、過去の紳士的なやり方はもう望めない。アメリカの自動車メーカーが望む、望まない、なんて関係ない。
日本車を米国で130万台売っているなら、せめてその10ぶんの1の13万台はアメリカ車を買え、ぐらいのことは言いかねない。安倍首相とトヨタの章男社長が会談したというが、首相はトヨタにそれを売ってくれ、と頼むつもりかも。これはかつての「キャバリエの悲劇」の再来だ、と思ったのだ。このときはアメリカ車の質の低さから、トヨタは大苦戦した。
しかし、今回は違うかもしれない。というのも、キャデラックなどは充分に欧州車と対抗できる質感だ。個人的にはメルセデスベンツのSクラスならキャデラックのCT6のほうがいい部分も多いと思うし、実際に脅威に思っているインポーターもいる。政府が購入支援金などを出せば、アメリカ車購入ブームが来るかもしれないゾ。って本当かぁ?
(石川真禧照)
Q.18 日本車のファミリーフェイス化は成功するのか?
すでにマツダは成功しつつあるし、スバルもその気配が濃厚だ。ファミリーフェイスは規模の小さいメーカーの方が導入しやすく、効果も高い。
トヨタや日産のような大メーカーには限界がある。特にトヨタはキーンルックを広げているとはいっても全部じゃないし、縛りもユルい。成功したとしてもそれほど大きな効果は見込めない。それでも旧来の保守的デザインから一歩進んだし前よりいいのは確かではないか?
(清水草一)
Q.19 オートヘッドライト義務化のその後はどうなった?
これは昨年(2016年)10月に改正された道路運送車両法によって確定していて、2020年4月以降に売り出される新型車についてオートライトの搭載が義務づけられる。新基準では夜間はオートライトの解除ができない仕組みで、日没15分前程度の明るさ=1000ルクス未満になると2秒以内に自動点灯する。ただし、’20年4月以前に販売される型式車には非適用。
(編集部)
Q.20 青切符の反則金、支払いを忘れてしまったらどうなる!?
大前提として、反則金の支払いは義務でもなければ強制でもなく、あくまでも取り締まりに同意したドライバーの“任意”だということ。つまり、反則金を支払わなかったことを直接的な理由に何かしらの不都合が生じるということはないのだ。
ただし、反則金を支払わなかったということは、つまり取り締まりに納得していない、反則金による処理には同意しないという意思表示。当局としてはなるべく反則金処理で終わらせたいので、再三にわたり支払いを促す書面が郵送されてくる。
これも無視し続けると最終的には刑事手続きに移行し、住所を管轄する区検察庁からの呼び出しが来ることになる。検察の取り調べを受け、立件されれば略式命令で罰金刑となる。この呼び出しは無視していると「逃亡、証拠隠滅のおそれあり」と見なされ、場合によっては逮捕ということもあるので甘く見てはいけない。
(編集部)
Q.21 スイフトRStにアイドリングストップがないのはなぜ?
新型スイフトでアイドリングストップが装着されているのはマイルドハイブリッドモデルのみで、ターボエンジン搭載車RStや1.2Lガソリンエンジンモデルにはないのであった。せっかく大幅な軽量化やダウンサイズターボエンジン搭載など意欲的なモデルチェンジを敢行したスズキにしてはもの足りない。
「アイドリングストップはエネチャージとセットのISGのみの機能のため、残念ながらエネチャージ非装着モデルには装着しておりません」
(スズキ自動車 スイフト開発陣)
Q.22 NSXのアルミフレームが黒塗装でまったくアルミに見えないのはなぜ!?
「サスペンションアームなどアルミ鍛造部材はアルミ地剥き出しにしていますが、ボンネットフードを開けたときに見えるクロスメンバーやサイドメンバーなどはアルミ押し出し材を使用しています。加工痕や溶接の痕など見た目の問題もあり、あえてブラックに塗装をしています。アルミっぽく見えないですよね……」
(本田技術研究所技術広報室 塚本亮司)
Q.23 [石川真禧照からのギモン] 販売台数を伸ばすための手法、変わったものがある?
最近特に多いのが走行50km未満の輸入車。こうしたクルマ、たいていはディーラーが販売台数を伸ばすために自社で新車登録してしまう、という手法で出てきたもの。
珍しいことではない。が、某社はディーラーへ購入検討にきた客がクルマを見て、ちょっと気に入ったなと思うとそのクルマを自社で登録するという。登録をした新車は中古車になるので百万円単位の値下げで売る。売れなければ新古車。こんな手法もある。
Q.24 赤切符の出頭命令を無視したらどうなる!?
重大な違反の場合、反則金制度が適用されず最初から刑事手続き。これがいわゆる赤切符。区検からの呼び出しなので、無視すると上記青切符の反則金支払いを拒んだ場合の、区検以降の流れとなる。
さらにこれで確定した罰金の納付をしない場合、労役による代替処置となることもある。
Q.25 納得いかない取り締まりに闘いを挑んで不起訴処分となったものの、免停通知がやって来た!?
例えば赤切符相当の速度違反取り締まりについて計測速度に納得がいかないなど争い、区検に送られた案件に対し、最終的に不起訴処分となったケース。一般的に不起訴処分は被疑者にすれば「勝ち」なのだが、起訴されて裁判で無罪が確定したのとは違い、推定無罪という状況。
さらに違反取り締まりについては刑事処理と免停などの行政処理が別ルートで独自に進むため、刑事手続き上不起訴となっても行政手続きは勝手に進行して免停処分が科せられる。
これについては行政処分不服申し立てという手続きで争うことができるが、現実的にはこの申し立ての99.9%以上が却下されている。不起訴=取り締まりは無効と考えれば大いに納得できないが、これが現状なのだ。
(編集部)
Q.26 中国や韓国のタイヤその性能は?
少なくとも韓国のハンコックタイヤやクムホタイヤなどの性能に不満はない。
ひとつの目安として欧米自動車メーカーの純正タイヤとして認証されているか否かというのは、タイヤメーカーの実力をはかる上で大きなポイントとなる。OEMで採用されるには品質面で高い基準が求められる。特に欧州メジャー自動車メーカーはウエット性能、ロングライフ性能などに対する要求要件が高く、これに応える技術力を持っていると判断できるためだ。
’80年代、欧州での信頼性を勝ち取るためにブリヂストンがポルシェの認証を受けることに心血を注いだという逸話がある。その結果がポテンザの高い評価につながった。
ちなみに最近日本進出を発表した韓国のネクセンタイヤは、ポルシェカイエンの認証タイヤとなっている。
(編集部)
ネクセンジャパンの発表会にて
今回はここまで!
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