現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「トールねぇさん」「スプリンクラーおばさん」! NEXCO中日本の「作業車キャラ」が大人でもハマる

ここから本文です

「トールねぇさん」「スプリンクラーおばさん」! NEXCO中日本の「作業車キャラ」が大人でもハマる

掲載
「トールねぇさん」「スプリンクラーおばさん」! NEXCO中日本の「作業車キャラ」が大人でもハマる

 この記事をまとめると

■パトカーや消防車など働くクルマは子どもたちからの人気は高い

迷惑以前の問題だからいますぐヤメて! 「SA・PAでの相乗り」「高速バスのバス停での一般車からの乗降」は禁止行為だった

■NEXCO中日本のサイトでは高速道路で活躍する働くクルマをイラストで紹介している

■働くクルマをイラスト化しつつ、ニックネームをつけてコミカルなキャラクターとしている

 高速道路で活躍する「働くクルマ」がキャラクターに!

 高いところもへっちゃらの「トールねぇさん」、大量の水を飲み込む「スプリンクラーおばさん」、どんな変化も見逃さない「Dr.ロードタイガー」。これってどこかの街のご近所さん? それともアニメや映画のキャラクター? なんだか騒々しいドタバタ劇が繰り広げられそうなニックネームばかりですが、じつはこれらはすべて、高速道路で活躍する「働くクルマ」たちのことなんです。

 いつの時代も、子どもたちから羨望の眼差しで見られるのは、スポーツカーよりも働くクルマたちだと言われていますよね。花形なのは消防車、トレーラー、パトカーといった、街なかでも見かける働くクルマたちですが、じつは高速道路でも、みんなが安全・快適に走れるように、点検したり直したり、それぞれの特技を活かした仕事をするハイテク車両たちがいる、ということを子どもたちにわかりやすく解説したり、覚えてもらったりするために、NEXCO中日本がこうしたニックネームをつけて紹介しているんです。

 まずは、「高いところは私に任せて!」とキップのいい姉御肌のトールねぇさん。スラリとした長身のモデル体型を活かして、高速道路の高いところにある設備を点検してまわる、高所作業車のことです。たとえば夜間に道路を照らす照明器具や、標識、ETCゲートなどを整備したり掃除したり、アームはなんと12mも伸びるんだそう。アームの先端のカゴに作業員が乗り、手元のコントローラーでアームを自在に動かして作業をしています。

 続いて、大量の水を一気に飲み込んで水量を測る、スプリンクラーおばさんは水噴霧測定車。主にトンネル内で活躍する働くクルマです。というのは、トンネル内で万が一、火事が起きてしまったときのために設置されているスプリンクラーが、ちゃんと作動するかどうかを定期的に点検してまわる役目を担っているのです。テストの際には実際にスプリンクラーから水を出して水量を計測するのですが、ほかのクルマたちにその水がかからないように、スプリンクラーおばさんが水を受け止めるのだそう。

 水を出すための弁をひとつ開けると、10個のスプリンクラーから水が出る仕組みになっているため、スプリンクラーおばさんはいつも4~5台がひと組になって作業をしています。水がきちんと出るのかだけでなく、流れる水の量もしっかりチェックしていて、正しく水が出ているかどうかはグラフになって表示されるので、正確に計測できるというのもすごいですね。

 子どもと一緒に楽しく覚えられる!

 次は、1mmのひび割れさえも見逃さない、路面性状測定車のDr.ロードタイガー。多くの車両が通行する道路は、どうしても経年によってひび割れや、わだち掘れが発生してしまい、そのまま放っておくとハンドル制御が効かなくなるなどの原因となり、高速道路では大きな事故につながってしまうかもしれません。

 そこでこのDr.ロードタイガーの出番。道路にレーザー照射器で真っ直ぐな光の線を当てることで、わだち掘れによるくぼみを調べ、後ろについているライトで道路に光を当てると、ひび割れが起きている場所が影になり、わずか1mmのひび割れでも検知できるといいます。しかも、100km/hで走行しながらこの点検ができるというから驚き! Dr.ロードタイガーが登場するまでは、点検を人の手でやっていたので、気の遠くなるような時間がかかっていたのですが、いまでは1日に300~400kmの点検ができるようになったというのは素晴らしいですね。

 続いて、高速道路の橋の健全性をチェックするのが仕事のミスターブリッジこと、橋梁点検車。いろいろな方向に動かせて、曲げることもできる、長~い腕を持っているのが特徴です。橋も年月が経過するとひび割れなどの劣化が起こってきて、そのまま放っておくと危険ですよね。でも、長い橋は川の上や深い谷などにあることが多く、さすがのトールねぇさんでも歯が立たないところもあるのだとか。そんなときには、ミスターブリッジが橋の上からビョーンと長い腕を橋の側面や橋の裏にまで伸ばし、先端についているカゴに作業員が乗って点検をすることができるのです。

 このようにして、私たちが知らないところで活躍して、高速道路の安全を守ってくれている働くクルマたち。ちなみによく見かけるランクルの道路巡回車は「パトさん」、事故などの際に大きな標識を掲げて車両を誘導してくれる標識車は「サインちゃん」というニックネームがついていますよ。

 そう呼んでみると、いままでよりグッと身近な存在に感じられますね。

 写真提供サイト:https://www.c-nexco.co.jp/special/vehicle/

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

新型[ハリアー]は大変身!? 新開発エンジンでボンネットが超低く!! 1.5Lターボ搭載のハイブリッドで登場なるか
新型[ハリアー]は大変身!? 新開発エンジンでボンネットが超低く!! 1.5Lターボ搭載のハイブリッドで登場なるか
ベストカーWeb
地球の自転を感じながら南へまっすぐ1000キロ走破! 赤土のアウトバックを時速120キロで爆走…受付閉鎖3分前にギリギリセーフ!!【豪州釣りキャンの旅_14】
地球の自転を感じながら南へまっすぐ1000キロ走破! 赤土のアウトバックを時速120キロで爆走…受付閉鎖3分前にギリギリセーフ!!【豪州釣りキャンの旅_14】
Auto Messe Web
ハジャルの起用は“育成プログラムのコンセプトの証明”。RB代表は「アイザックと裕毅は素晴らしいチームになる」と期待
ハジャルの起用は“育成プログラムのコンセプトの証明”。RB代表は「アイザックと裕毅は素晴らしいチームになる」と期待
AUTOSPORT web
アイザック・ハジャルがF1昇格。RBが2025年の起用を発表「チームのためにベストを尽くす準備はできている」
アイザック・ハジャルがF1昇格。RBが2025年の起用を発表「チームのためにベストを尽くす準備はできている」
AUTOSPORT web
計29サイズ! ブリヂストンが新型タイヤ「REGNO GR-X III TYPE RV」を発売へ! ミニバン・コンパクトSUV向けに深みを増したタイヤとは!?
計29サイズ! ブリヂストンが新型タイヤ「REGNO GR-X III TYPE RV」を発売へ! ミニバン・コンパクトSUV向けに深みを増したタイヤとは!?
くるまのニュース
ヤリス・クロスの韓製ライバルの実力は? ヒョンデ・バイヨンに試乗 6速MTで軽快な走り!
ヤリス・クロスの韓製ライバルの実力は? ヒョンデ・バイヨンに試乗 6速MTで軽快な走り!
AUTOCAR JAPAN
メルセデスAMG本社へはドイツ版新幹線「ICE」の1等車で! 優雅な旅を堪能できるかと思いきや、元気なオバサマたちに邪魔をされ…【みどり独乙通信】
メルセデスAMG本社へはドイツ版新幹線「ICE」の1等車で! 優雅な旅を堪能できるかと思いきや、元気なオバサマたちに邪魔をされ…【みどり独乙通信】
Auto Messe Web
ホンダ「0シリーズ」SUVが来月初公開へ 米CES 2025でプロトタイプ2車種を出展
ホンダ「0シリーズ」SUVが来月初公開へ 米CES 2025でプロトタイプ2車種を出展
AUTOCAR JAPAN
大人好みに進化したアウトランダーPHEV【九島辰也】
大人好みに進化したアウトランダーPHEV【九島辰也】
グーネット
“トヨタのなかでトップレベルで戦えるドライバー”平川亮のF1テストは「コースをはみ出すことすらなかった」と中嶋TGR-E副会長が評価
“トヨタのなかでトップレベルで戦えるドライバー”平川亮のF1テストは「コースをはみ出すことすらなかった」と中嶋TGR-E副会長が評価
AUTOSPORT web
2025年始動、世界初の水素燃料ワンメイク競技『エクストリームH』がFIAのワールドカップ格式を取得へ
2025年始動、世界初の水素燃料ワンメイク競技『エクストリームH』がFIAのワールドカップ格式を取得へ
AUTOSPORT web
【ドイツ】プリウス顔な新型「ハイパークーペ」がスゴイ! 5リッター「V8」搭載のナラン・オートモーティブの新モデルとは
【ドイツ】プリウス顔な新型「ハイパークーペ」がスゴイ! 5リッター「V8」搭載のナラン・オートモーティブの新モデルとは
くるまのニュース
上海汽車傘下のMG、「半固体電池」搭載EVを2025年発売 コスパ強調
上海汽車傘下のMG、「半固体電池」搭載EVを2025年発売 コスパ強調
AUTOCAR JAPAN
国産最高級ミニバン『アルファード』『ヴェルファイア』に初のPHEVが登場。1065万円から
国産最高級ミニバン『アルファード』『ヴェルファイア』に初のPHEVが登場。1065万円から
AUTOSPORT web
新SUV時代に挑むトヨタ、ミツビシ、シボレーの全15チームに対し異例の“ドラフト制”で布陣が確定/SCB
新SUV時代に挑むトヨタ、ミツビシ、シボレーの全15チームに対し異例の“ドラフト制”で布陣が確定/SCB
AUTOSPORT web
日本の道路事情にピッタンコ!? 旧型「ミニ」生産終了から四半世紀 なぜ高値安定なのか?
日本の道路事情にピッタンコ!? 旧型「ミニ」生産終了から四半世紀 なぜ高値安定なのか?
乗りものニュース
【メキシコ】日産の新型「キックス」が人気スギ!? 8年ぶり全面刷新で“大胆顔”に!全長4.3m級ボディ&「クラス超え上質内装」の「小さな高級車」が売れてる
【メキシコ】日産の新型「キックス」が人気スギ!? 8年ぶり全面刷新で“大胆顔”に!全長4.3m級ボディ&「クラス超え上質内装」の「小さな高級車」が売れてる
くるまのニュース
ホンダが大型スクーターの「X-ADV」をアップデート! 新型ヘッドライトや先進装備の採用で「カッコよさ&快適性」が大幅アップ
ホンダが大型スクーターの「X-ADV」をアップデート! 新型ヘッドライトや先進装備の採用で「カッコよさ&快適性」が大幅アップ
VAGUE

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

174.2211.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

38.8263.0万円

中古車を検索
トールの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

174.2211.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

38.8263.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村